エイベックス・ミュージック・パブリッシング社長が”音楽著作権”の疑問を分かりやすく説明!

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[2015/11/4 18:50]

 エイベックス・グループ・ホールディングスが、日本音楽著作権協会(JASRAC)に任せていた約10万曲の著作権管理を系列会社に移す手続きを始めたことが10月に報じられた。それにともない、エイベックス・ミュージック・パブリッシングの社長が『エイベックス・ポータル』にて音楽著作権について分かりやすく説明したコラムがネットで話題となっている。

エイベックス・ポータル『【おしえて えらいひと】 ~音楽著作権と、イーライセンス&JRC子会社化が担う役割~』

 コラムの内容は、とある飲食店を借りて個人的なハロウィンパーティを行った際に、店員から「流した音楽の著作料をJASRACに請求されるかもしれないので、使った楽曲を記載して欲しい」と言われたという例を挙げ、エイベックス・ミュージック・パブリッシングの阿南社長に音楽著作権について説明してもらうというもの。音楽著作権とは「音楽の作者(作詞家と作曲家)が持つ権利」であり、営利目的で楽曲を使用した場合に作者にお金を支払わなければいけないが、今回のようなパーティーでも支払いが必要になってしまうことがあるのか。今回のケースでは”お店の雰囲気を良くするため”に楽曲を使用したり、パーティーでカラオケをしたりすると支払いが必要になることがあるという。思わぬ行動が音楽著作権に触れてしまうケースがあるのだ。同コラムではわかりやくすく音楽著作権について説明されているので、目を通しておくとよいだろう。

 また、阿南社長はコラム内で、JASRACは日本の音楽著作権における”独占企業”のような存在だと説明しつつも、「表立ってJASRACと対立するつもりもない」ことを表明。「JASRACは著作権の管理という業務に関しては世界でもTOPクラス」であり、「いますぐにエイベックスというレコード会社がJASRACから離脱することもあり得ない」と綴った。さらに、「JASRACでなければならないこともありますから、我々に出来ない部分は協業していきたい」としながら、「今回の動きは”音楽出版者”として、音楽著作権使用料管理・徴収の仕組みに一石を投じるというために行っています」とも主張。「JASRACより低コストで運営して楽曲の作家には1%でも多く使用量を払い、楽曲を使用する使用者(レコード会社、配信業者やファンなど)には1%でも少ない使用量で楽曲を楽しめるようになること」を自分たちの役割としたいと意気込みを綴り、「だから、この会社はもうけちゃいけないと思っているんですよ。もちろん赤字ではできませんが(笑)」としている。

 今後、エイベックスがJASRACから離脱したことにより、音楽著作権の利用料や役割がどう変化していくのか注目である。

[耳マン編集部]