「水木先生はおばけなので死なない」……水木しげる死去でさまざまなミュージシャンが追悼コメント寄せる

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[2015/11/30 17:50]

 漫画家の水木しげるさんが11月30日に多臓器不全で亡くなったことがオフィシャルホームページにて発表された。93歳だった。

水木しげるオフィシャルホームページ

 水木さんは1958年に貸本漫画『ロケットマン』でデビューし、『ゲゲゲの鬼太郎』や『河童の三平』など多くの作品を発表してきた。最近では2013年12月から2015年5月まで漫画雑誌『ビッグコミック』で、戦争体験や自身のこれまでの漫画家生活、90歳を超えてもなお元気に暮らす様子などを描いたショートコミック『わたしの日々』を連載するなど注目を集めていた。

 音楽界にも水木さんのファンは多く、さまざまなミュージシャンがSNSで追悼のコメントを寄せていたのでご紹介したい。


田島貴男(オリジナル・ラブ)「水木しげるさんの『日本妖怪大全』大好きな本です。この本を読んでいると、怖いはずの妖怪が、心を和ませ落ちつかす存在になります。合掌」

和田唱(トライセラトップス) 「水木しげる氏、死去かぁ...93歳。鬼太郎はじめ、水木さんの絵や作品と共に育ったようなもんだ。妖怪に愛があって、雰囲気はオドロオドロしいのに、見ていてワクワクするところが最高だった。寂しいなぁ。ああいう人には永遠に生きていてもらいたいよ」

岸田繁(くるり)「R.I.P。水木しげるさんが亡くなられた。深い哀しみ。大好きでした」

綾小路翔(氣志團)「水木しげる先生、本当にお疲れ様でした。ご冥福を心よりお祈り致します」

水野良樹(いきものがかり)「水木しげる先生ご夫妻を主人公として描かれた『ゲゲゲの女房』というドラマ作品で、主題歌『ありがとう』を歌わせて頂いたことは、僕らいきものがかりにとって、多くの人々に自分たちの存在を知って頂く大きな転機となりました。感謝しかありません。水木先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます」

中川翔子「とても、悲しいです。水木しげる先生と対談させていただいた時に
寝る時間は黄金の時間!寝てる時間にアイデアも浮かぶし寿命がのびる!というお言葉を頂き、それから自分の生き方考え方を改めました。墓場鬼太郎で寝子を演じさせていただけたこと、宝物です。御冥福をお祈りいたします」

掟ポルシェ(ロマンポルシェ。)「水木先生はおばけなので死なない。病気もなんにもない。今夜は墓場で運動会予定。妖怪てんびょうかきになっただけなので大丈夫」


 また、水木さんへのリスペクトを公言しているミュージシャンでは坂本慎太郎(元ゆらゆら帝国)が知られる。坂本が愛用するギター(ギブソン社のSG・1960年代後半製)のボディに水木さんのサインが描かれていることはファンの間ではお馴染みかもしれない。

ギター・マガジン2005年7月号より

ギター・マガジン2005年7月号より

ゆらゆら帝国『空洞です』MV。このMVで登場するギターも、おそらく上記のギターだと思われる

 90歳を超てもなお漫画を描き続け、多くの人々にたくさんの影響を与えた水木さん。御冥福をお祈りします。

[耳マン編集部]