モーターヘッドのレミー・キルミスターが死去、横山健、綾小路翔ら多くのミュージシャンが追悼
[2015/12/29 16:38]
モーターヘッドのレミー・キルミスター(ボーカル/ベース)が12月28日、ガンのため死去したことが報じられた。ガンであることを知らされてから2日後のことだったという。享年70歳。
デビューから40年ものあいだロックシーンの最前線で活動してきたレジェンドの訃報に、多くのミュージシャンが追悼のコメントを寄せている。
横山健(Hi-STANDARD)は「巨星が堕ちた。レミー、安らかに」とのコメントとともに、中指を立てるレミーのロックな写真を公開。また、映画『アンヴィル』(2009年)でレミーの吹き替えを担当したROLLYは、「彼は病気のことを12月26日に知らされ、家で、お気に入りのゲームをプレイしているときに息を引き取った。流石だ!」と、メディアでの報道を引用しつつ、ワイルドな人生を送ってきた彼に賛辞の言葉を送った。
ほかにも綾小路翔が「さようなら、Lemmy。ありがとう、Lemmy」と追悼し、ベーシストの中尾憲太郎は「『極悪ライブ』のひたすら暴力でしかないAce of Spadesのイントロのベースの音には本当に興奮した。R.I.P」とベース目線で思い出を綴った。人間椅子のドラマー、ナカジマノブは「レミーの訃報を目にして、一瞬、ショックで動けなくなった」と驚きを隠せない様子で、「びっくりするくらい、悲しい。あんな人になりたかった。できるなら、会いたかった、そして直接、好きですと伝えたかった。憧れてますと言いたかった」と悲しみを綴っている。
もちろん、プロミュージシャンだけでなく多くの音楽ファンが悲しみに暮れている。ダミ声ボーカル、狂暴なベースプレイ、そしてワイルドな言動で常にロックを体現してきた巨星=レミーのご冥福を心から祈りたい。