芥川賞受賞の本谷有希子はハロプロやAKBが好きな “ドルヲタ”だった!?

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[2016/1/20 11:54]

 1月19日に『第154回芥川龍之介賞』の選考委員会が開催され、滝口悠生の『死んでいない者』と本谷有希子の『異類婚姻憚』の受賞が決まった。

『劇団、本谷有希子』 オフィシャルホームページ

 受賞者のひとり、本谷有希子はこれまで『第7回大江健三郎賞』(2013年)や『第27回三島由紀夫賞』(2014年)など、数々の文学賞を受賞。小説『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(2005年)は2007年に佐藤江梨子主演で映画化もされている。

 本谷は1998年から1999年にかけて放送されたアニメ『彼氏彼女の事情』にて沢田亜弥役で声優を務めたり、2000年に『劇団、本谷有希子』を旗揚げし、主宰・作・演出を手がけるなど、多岐にわたる活躍をみせている。

 そんな彼女は2005年4月から2006年3月までの1年間、ニッポン放送のラジオ番組『本谷有希子のオールナイトニッポン』でパーソナリティを務めており、その際に自身が“ヲタク”であること、当時の松浦亜弥やモーニング娘。らが所属するハロー!プロジェクトや、AKB48などの女性アイドルが好きなことを公言していた。

 2005年6月24日の放送ではゲストに“あやや”の愛称で知られる松浦亜弥が出演。本谷は緊張し高揚した様子をみせ「好きとかいうレベルじゃない!」と語っていた。後日更新されたブログ『本谷有希子の妄想日記』で本谷は「陰ながらハロプロをずっと見守り続けてきた自分にとって、やはりあややは別格だった」「アイドル好きなのな。ヲタクなのな」と感想を綴っており、さらに過去にモーニング娘。のオーディションを「ほとんどネタのノリで」受けたことがあることも明かした。

 さらに、同番組には『AKB48とラジオで電話デート』というコーナーもあった。これは当時ブレイク前のAKB48のメンバーが出演し、リスナーと電話でデートをするという企画で、2006年2月3日の放送では当時14歳の前田敦子と板野友美、13歳の峯岸みなみが出演。同月17日の放送では当時14歳の高橋みなみが電話で出演していた。本谷は「私が今最も気になるアイドル」「すごい濃いことをやっている」と紹介し、彼女らと初々しいトークを繰り広げた。

 現在の本谷が“ドルヲタ”かどうかは今のところ確認できていないが、ハロー!プロジェクトやAKB48の古くからのファンだったということがうかがえる。最近ではほかにも『第132回芥川龍之介賞』(2005年)を受賞した阿部和重や、『第148回直木三十五賞』(2013年)を受賞した朝井リョウなど、アイドル好きを公言している作家も少なくない。今後本谷からアイドルについて触れられることはあるのか、密かに期待していきたい。

[耳マン編集部]