女子にピンク・フロイドを聴かせて実態調査するというすごい企画
女子×ピンク・フロイドという、なんだかすごい企画
女子向けの映画生活提案サイト『トーキョー女子映画部』が、元ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズ(ベース、ボーカル)がピンク・フロイドの傑作アルバム『ザ・ウォール』を単独で完全再現した世界ツアーの映像作品『ロジャー・ウォーターズ ザ・ウォール』(2015年11月15日発売)を女子に鑑賞させるという企画を行ったようだ。“女子×ピンク・フロイド”の企画……。非常に興味深いぞ、これは。
テーマは“女子はライブ映像作品を観るとき、どんな環境で楽しんでいるの?”
座談会のテーマは“映像も含めて音楽を楽しむ際、ユーザーはどんな環境で楽しんでいるのだろうか”というもの。その題材として『ロジャー・ウォーターズ ザ・ウォール』ってシブすぎるだろ……。すごいな。今回は空間に音を配置できるドルビーアトモスで鑑賞してもらい、音響効果によってライブ映画はより楽しめるのかどうか、音楽ライブ映画の普段の鑑賞状況なども語ってもらっている。参加者は昔ピンク・フロイドのファンだったという人から、今回初めて知ったという人までさまざま。ファンの間で伝説とされているこのライブ映画についてどんな感想を持ったのだろうか?
女子のみなさん、印象的なシーンは?
「同作の感想、印象的なシーンは?」という質問に対する女子たちの回答は以下のとおり。ピンク・フロイドをあまりよく知らない人も、ライブのスケールと演出のすごさに圧倒された様子だったみたいだ。笑っちゃってる人の“通”なコメントがいい。
・壁に映る映像が本当に綺麗で感動しました! 映像がすごすぎて壁が崩れたときに、映像なのか本物なのかわかりませんでした。
・ピンク・フロイドはあまり顔を出さないアーティストだったので、ロジャー・ウォーターズの素顔にビックリ(笑)。
・観客が感極まっているところが印象的。
・ライブシーンの合間に、ロジャー・ウォーターズが自分のルーツを辿る旅のシーンが入っていたのが良かった。
・カメラが引いたときの会場の広さがすごかった!
・ピンク・フロイドやロジャー・ウォーターズのことはあまり知らないのですが、映像の迫力で世界観やメッセージが伝わってきました。
音楽映像をBGMのようにずっと流している女子も
また、女子たちの音楽ライブ系作品(ブルーレイ&DVD)の購入ポイント、そして普段どんなスタイルで鑑賞しているのかも質問している。BGMのように流しっぱなしにするという楽しみ方もあるみたいだ。なるほど、テレビを付けっぱなしにしてると安心する、みたいな女子っていますよね。
・1回目はじっくり観て、気に入ったら2回目以降はBGMのようにずっと流しています。ただ流すならCDでも良いのかも知れませんが、やっぱりライブ感が楽しめるという意味では絶対にブルーレイやDVDですね。
・普段なかなかライブに行けないので、良いと思ったら衝動的に購入することがよくあって、CDでもDVD付きのものがあれば、なるべくそちらを選択しています。
・私は洋楽をよく購入します。音楽系は、最近ほとんどがブルーレイもリリースされるので、ブルーレイがあれば必ず買います。音楽だからこそ少しでも良い音響で聴けたら良いなと思います。
・どうしても自宅での環境は限られているので、普段はテレビのスピーカーではなく、ヘッドフォンで聴くようにしています。
少しでも良い音で聴きたいという女子がほとんどらしい
“女子×ピンク・フロイド”という尖りまくったテーマに惹かれてチェックした調査記事だが、女子たちのライブ映像鑑賞の事情も知ることができた。“少しでも良い音で聴きたい・観たい”という女子がほとんどだったようなので、男性諸君はぜひ自宅の音響にもっとこだわって、女性をお招きしてみてほしい。