アップアップガールズ(仮)パーリーピーポーエイリアン侵略中!「仙石Twitter始めたってよ」

ネットで話題

[2016/3/17 15:47]

「仙石Twitter始めたってよ」
3月13日の沖縄・桜坂セントラルにて行われた『RUN!アプガ RUN!ダッシュ 沖縄ファイナル決戦』にて、全国47都道府県ツアーを完走したアップアップガールズ(仮)の燃えるRED“みーこ”こと、仙石みなみが3月15日(本人曰く“315=みぃこ”、みーこの日)にオフィシャルのTwitterアカウントを開設した。メンバーとしてはオレンジ担当小悪魔19歳・関根梓(フォロワー1万人に達しないと休止、現在8,500人)、自称:愛されピンク・古川小夏(現在休止中)に続いて3人目。

一晩でフォロワーは3,500人を超えた

仙石のふわふわ感が全開に
同アカウントはDeNAが運営するストリーミングサービスSHOWROOMにてレギュラー放送されている『アップアップガールズ(仮)の戦場(仮)』の生放送中にて初ツイートされたものの、当初、アカウント名が不明瞭&デフォルトのまま画像を設定しておらず、「これ本人?」「別人だと思ってた」など、ファンはおろか、メンバー&関係者にも波紋を呼んだ。戦国時代好きを公言しながらも実は知識は乏しい、初期はグループのリーダー(仮)を務めていたが、遅刻や物忘れの多さなどから解任されるなどというふわっとしすぎる側面をもつ、“らしさ”全開のはじまりだった。とはいえ、グループでの活動はもちろん、個人としても“マシュマロボディ”を武器にしたグラビア等でも活躍する仙石。ファン以外への広報的な役割を果たす存在でもありながら、ブログは2015年10月以来、1人だけ休止中。そんな状況の中で突如開始された彼女のTwitterの今後に注目だ。

パーリーピーポーエイリアン侵略中!
そんなアップアップガールズ(仮)ことアプガだが、「パーリーピーポーエイリアン」に侵略されてしまう人が多発しているという。強烈なインパクトを放つ楽曲タイトル、4月5日にリリースされる両A面シングル『パーリーピーポーエイリアン/セブン☆ピース』の「パーリーピーポーエイリアン」。破壊王・佐保明梨の独壇場アカペラにはじまり、繰り返される呪文のようなメロディ、インベーダーゲームの射撃音とのたうちまわるシンセベース、スペーシーでサイバーな無数の電子音が飛び交う、聴けば聴くほど頭にへばりついて離れなくなるデジタルチューン。そして目を惹くのは振り付けだろう。誰もがどこかで一度は目にしたことのあるであろう数々の印象的な動きのオマージュが次々とぶち込まれていく。メンバー各々の手の指先から足下まで、身体の軸がブレずに滑稽な振りを流麗に踊る7人の様相は見れば見るほどじわじわくる。コミカルとシリアスが否応なく襲撃してくる狂気の沙汰、見る者聴く者を錯乱させていく恐るべき侵略行為である。

気がついたらリピートしている……、異様なほど中毒性の高い『パーリーピーポーエイリアン』振り付けビデオ

アプガがきっかけでエレクトロミュージックにハマったファンも
同曲は多くのアプガ楽曲を手掛けるmichitomoによるもの。ももいろクローバーZ初期の名曲『走れ!』『全力少女』から、ヴィジュアル系バンド・アンティック-珈琲店-、元BOØWYの松井常松まで数多くのアーティストの楽曲を手掛ける気鋭の作編曲家・トラックメイカーだ。アプガではアイドルソングのテイストはおろか、J-POP要素ですら完全に無視したバキバキの本格派EDMを轟かせることも多く、彼によるアプガ曲でエレクトロニックミュージックにハマったファンも多い。

ポップ感皆無の暴力的EDMチューン『美女の野獣』(作詞・作曲・編曲:michitomo)

3月11日放送のミュージックステーションにUKを代表するエレクトロニック・ミュージック・グループ、アンダーワールドが出演し、その反応は洋楽ファンをはじめとし、Twitterでも大いに賑わっていたが、「アプガのライブが始まる!」「アンダーワールドがサマソニで来日するらしいけど、アプガの前座らしい」など、密かに別の意味で勝手に盛り上がっていたのは、アプガのファンたちだ。アンダーワールドが同番組で披露した「Born Slippy」はmichitomo氏がダンスミュージックに傾向するきっかけになった曲でもあり、アプガのライブSEとしてもお馴染みの曲だ。

Mステ“アプガ祭り”に全力で乗っかる(煽動しているともいう)michitomo氏

「ハロプロを辞めさせられた」!? フィジカルの高さはアイドル界随一
アプガといえば、“アスリート系アイドル”として、1トラック2時間ノンストップのライブなど、本格的なフィジカルトレーニングで鍛え抜いた身体能力を極限まで用いる、他の追随を許さない圧倒的なライブに定評がある。2011年よりハロー!プロジェクトの研修生“ハロプロエッグ”の研修課程が修了した7人で活動開始。元々は「アップフロントガールズ(仮)」だったが、「アップアップガールズ(仮)」と誤表記され、それがそのまま正式名称になるという突っ込みどころ満載の波乱な幕開けから、「ハロプロを辞めさせられた」と自嘲さながらに独自の活動を見いだしてきた。富士山に登頂し、山頂でライブを行った『富士山 山頂頂上決戦(仮)〈2014年〉』、陸上自衛隊教練に参加してからの駐屯地ライブ〈2014年〉、駅伝にて約42キロメートルを完走し、直後にライブ出演した『ホノルル駅伝&音楽フェス2015』など、想像の遥か斜め上を行く、前人未到の偉業(異形ともいう)を成し遂げている。一見奇を衒ったような無謀とも思える企画であるが、あくまで「ライブありき」で行っていることにグループの矜持を見る。多様化する昨今のアイドルシーンでは「アイドルらしかぬ、」という枕詞がつくグループもめずらしくはなくなったが、アイドルという概念を覆しながらも、アイドルの枠をはみ出さないことも魅力だ。

ライブを決戦と称し、常に何かと闘っているアップアップガールズ(仮)。格闘スポーツさながらのステージを昇華し、格段にスキルアップした自信と余裕を見せつける圧巻のライブを展開している。47都道府県ツアーを終えたばかりだが、今月26日から『ライブハウスツアー2016 “The Seven LIVE Alien”』がスタート。6月からは『Zeppツアー “The Seven PARTY LIVE Alien”』で全国を侵略していく。恒例となる『TOKYO IDOL FESTIVAL』への出演も先日発表された。このちょっとおかしいアイドルグループのライブをまだ観たことがないのなら、是非観ておくことをおすすめする。

パーリーピーポーエイリアン全国絶賛侵略中である

耳マン編集部