トランペッター的には恐怖映像!? 三ツ矢サイダーのCMが放送中止
一生懸命トランペットを練習していると……
女優・芳根京子が出演する三ツ矢サイダー(アサヒ飲料)のCMが、トランペット演奏者からの「危険な行為」との指摘を受け、放送が中止される騒ぎとなっている。

4月15日から放送されていた同CMは、「熱くなれるもの。つながっているって思えること。それをずっと大切にしたい」というナレーションのもとで、若者が何かに夢中になっている姿を描いている。問題となったのは芳根京子がビルの屋上でトランペットを演奏しているシーン。一人で練習している芳根に友達2人が走り寄るのだが、勢い余って演奏している後ろから笑顔でドーンとぶつかって合流するというものだ。
管楽器奏者が怒りのツイート
これに対し17日、あるトランペット奏者が「これは管楽器奏者ならばよくわかると思いますが、ものすごく危険なことなんです。僕はこれを観た瞬間『うわっ!!」と人目もはばからず大声を上げてしまいました」と危険性を指摘した。実際、CMではぶつかった衝撃で思わず芳根がトランペットから口を離すくらいの勢いではあった。この問題提起を発端に、ネット上でも「唇切れる」「歯が折れてもおかしくない」「これ恐怖映像ですよね…」といった書き込みが相次いだ。
これを受け、18日にアサヒ飲料が同CMの動画をYouTubeから削除。さらに公式サイトで、「この度、三ツ矢サイダーの新CM『僕らの爽快編』につきまして、お客様からたくさんのご意見を頂きました。配慮に欠ける表現がありましたことを、ここに深くお詫び申し上げます」と謝罪したうえで、「皆様のご意見を真摯に受け止め、当CMの掲出を取りやめることと致しました。この度は誠に申し訳ございませんでした」と放送中止を報告した。

CMに悪意がなかったのは間違いないが、楽器奏者としては見過ごすことができない問題だったのだろう。みなさんも、楽器を演奏している人の後ろから体当たりはかまさないようにしていただきたい。