雨でも笑顔でうつ病予防! IT業界の大運動会『エンジニアオリンピックゲームス』に潜入してきた

特集・インタビュー

[2017/11/3 11:15]

『エンジニアオリンピックゲームス』という運動会がある

10月21日、東京・高島平にある新河岸陸上競技場で『第5回エンジニアオリンピックゲームス』が開催されました。同イベントはIT業界で働くシステムエンジニアを中心とした運動会で、今回が5回目の開催。参加資格はエンジニアがいる会社であることだけです。

天気よ……

あいにくこの日は雨、雨天決行ながら競技を減らしての開催となりました。全体競技の「障害物競走」、チーム競技の「大縄跳び」「バブリカンフットボール」「ドッジボール」「サーバー投げ」「大綱引き」の計6種目と、子どもたちによる「仮装競争」が行われました。

障害物競走は会社ごとの対抗戦で、毎年障害物の内容が変わります。今年は第1走者によるゴム手袋割から始まり、2人1組でボールをコートにシュート、3人でクロスワード解き、4人でバブル運び、そして5人でムカデ競争でした。

頭にゴム手袋をかぶった第1走者たちが、横一列にズラリ
ふたりでボールをゴールに押し込む!
3人でクロスワードパズルに挑戦

クロスワードパズルは4問から1問を選び、3人で協力して解いて審判に伝えます。間違えると別の問題でやり直しになるため、慎重にいきたいところ。

第4走者が加わり、4人で力を合わせてバブル運び!
最後は5人でムカデ、息を合わせるのが難しい……。

変わった競技で構成されている障害物競争はなかなか新鮮。選手たちも笑顔で競技に参加していて楽しそうです。どんどん人が増えていくのも見どころのひとつです。

サーバーって投げるものなのか……?

エンジニアオリンピックゲームスの目玉となっている、恒例の「サーバー投げ」も行われました。15kgもあるサーバーを、渾身の力を込めてぶん投げます。よりによって、なぜサーバー……??? 雨で危険なため、決勝戦は急きょなくなりましたが、叩き出された最長記録は「8メートル83センチ」。多分すごい。多分。

な、投げたー! 本当に投げています!

出場者に話を聞いたところ、「雨で地面がぬかるんで、全然滑ってくれなかった」そう。最終的にサーバーが止まった場所で測定するため、前回より記録が伸び悩んだようです。

そのほか、オフェンスとディフェンスに分かれて行われるアメフト方式の“バブリカンフットボール”も楽しそう!

ひっくり返っている……! ポヨンポヨンだから安全?

その後も大綱引き、ドッジボール、そして大縄跳びで白熱した戦いが繰り広げられます。

違う会社と力を合わせる大綱引き

ドッジボールはボールが雨で滑りやすく苦戦していた様子。手が滑って相手チームにボールを渡してしまうことが多かったのもご愛嬌。

ボールはどちらの手に……!?
大縄跳び、いかに息を合わせるかが勝負!

そして、子どもたちによる仮装競争。なんて可愛いんでしょう!! 癒しタイムです。

双子が『ウォーリーをさがせ!』のウォーリーに……可愛い

社長インタビュー “幸せホルモン”でうつ病予防

今回は、同イベントを立ち上げた、株式会社スピードリンクジャパンの代表取締役・西田祥さんにお話を聞くことができました。

【左】株式会社スピードリンクジャパンの代表取締役・西田祥さん【右】株式会社ボールドの代表取締役・澤田敏さん

——同イベントは株式会社ボールドの代表取締役・澤田敏さんと立ち上げられたそうですが、きっかけはなんだったんでしょうか?

「IT業界はうつ病による自殺率が高いといわれています。というのも、1日中デスクワークで動かず、ストレスがたまりやすい状態だから。しかし、運動して汗をかくと“幸せホルモン”が分泌されて、それがストレス発散につながるみたいです。だから、このイベントで身体を動かして、日頃のストレスを発散させてほしいと思っています」

——そんな背景があるんですね。

「もうひとつ大きいのは、仕事のときと遊んでるときの表情が違うから、信頼度が高まると思っています。大人になるとみんなで何かする機会ってあまりないので、企業の一体感を作るためにもなってるんじゃないかなと。参加者アンケートでは満足度が非常に高いです」

——毎年開催するにあたって、気を付けていることはありますか?

「イベントの内容を拡充させていることですね。毎年参加する企業もいるので、飽きてしまうじゃないですか。今年は雨で辞退された企業もありますが、それでもかなりの人数が来ています。今後の目標は毎年イベントを開催し続けて、社会から注目されるようなイベントにしていきたいです」

「このイベントのために、日ごろから運動しなきゃ」

出場者は「会社内はもちろん、会社を超えて自然とコミュニケーションが取れるのはすごいと思います。まったく知らない人とハイタッチするなんて、こういった場だけですよね」「このイベントのために、日ごろから運動しなきゃと意識しますね(笑)」と、感想を語ってくれました。西田さんたちの気持ちは参加者に伝わっているようです。

運動会を通して、普段とは違う表情をみられると、会社内の絆が深まりそう。しかも、同じ業界の会社間で知り合いができれば、仕事に張り合いが出そうです。雨にもかかわらず、参加者が笑顔なのも印象的でした。エンジニアがいる会社さんは、来年参加してはいかがでしょうか?

[上西幸江@HEW]