就職・転職するならカジノディーラーが狙い目!? 渋谷のディーラー育成学校に潜入してきた

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[2018/1/31 17:00]

渋谷にカジノディーラー育成の学校があるらしい

心身ともに大寒波に飲み込まれ、冷凍豚のような寂しい生活をしていたところ『耳マン』編集部のOh!!ビーフ氏から「日本にカジノができたらディーラーの雇用が増えるらしいよ。一緒にディーラー体験しに行ってみない?」との元気なお誘いが。カジノディーラーのお仕事!? なんだか儲かりそう。文章だけではろくに食べていけないわたくし……新たな仕事がゲットできるチャンスかもしれないですな!

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そんなこんなで東京も豪雪に見舞われている最中、渋谷にあるカジノディーラーを育成する専門学校『日本カジノ学院 渋谷校』に行ってきた。入って早々、テーブルがカジノの台になってることに気づく。もうそれだけでテンションが上がりますわ! フロアに足を踏み入れただけで楽しさの予感しかない。

素敵なテーブルだぁ!

結局、日本にカジノってできるんだっけ?

まずは学校の方に国内でのカジノの動向についてのお話をうかがった。今後、日本にカジノはできるのか、できた後はどのようなことになるのか、少し難しい話もあるが簡単に要点をまとめてみる。たまたま取材当日となった1月22日、安倍首相がカジノを含む統合型リゾートの実施法案、通称『IR実施法案』の国会への提出を表明した。カジノができる/できないどころか、すでに日本は2020年のオリンピック以降にホテルや劇場、ショッピングモール、カジノなどが一体化した複合リゾートの完成させることを目指して動き出しているのだ。オリンピックが終わったあと、仮設競技場の跡地を複合リゾート施設の開設地にしてはどうかという案も検討されているとのこと。

日本もこんな感じになるの!?

2,000人〜3,000人規模の雇用が生まれる!?

カジノを作ることで一体我々にどのようなメリットがあるのか? ひとつは、雇用創出だ。規模にもよるが1箇所のカジノで2,000人から3,000人の人材が必要になるという。ラスベガスなど多くのカジノでは40分に1回、20分の休憩を取ることが決められており、その間は当然、交代要員のディーラーが稼働することになる。そのため1箇所のカジノだけでも相当な人数が勤務することになるようだ。また、今まで日本になかったエンターテイメントが誕生するのも我々としては嬉しいことのひとつ。「カジノはギャンブルでしょ?」そうお思いの方も少なくないと思うが、カジノは「勝った負けただけのギャンブルとしてではなく、スリルとサスペンスを味わうエンタメ」の要素が強いとのこと。「お金をかける」というよりも「お金を使って遊ぶ、体験する」という感覚で行うべきもののようだ。勉強になるわ……。実際、海外のお金持ちにはそのような感覚を持った方が多いらしく、VIPルームで行われるようなゲームでは、最低のレートが2,000万円〜3,000万円(!!)という嘘みたいなゲームが本当に行われており、ひと晩で2億、3億を使った億万長者が満足げに自家用ジェットで帰っていく、ということがザラにあるらしい。最低2,000万円。チップ1枚2,000万円。そんな『こち亀』の中川みたいなお金持ちが日本のカジノで大金を使いに来てくれるようになるというのだ。

マジかよカジノ……

カジノ、めっちゃいいじゃん……

要するに、大規模な複合リゾート施設を作り、そこにカジノなんかも作っちゃえば雇用の増大や海外マネーの流入に繋がるということだ。さらに、今まで日本になかった新しいエンターテイメントを楽しめるというメリットもある。つまり、カジノ=最&高だから、要&チェキなわけ。

この『日本カジノ学院』は渋谷本校(東京)、四谷校(東京)、大阪校の3校を展開するカジノディーラー育成の専門学校である。ただ、まだ日本にカジノはないため、卒業生の多くは海外のカジノでディーラーとして働いており、あのシンガポールの高級リゾートホテル『マリーナベイ・サンズ』のカジノで働いている方もいるそうだ。あんな超有名ホテルのカジノで働けるチャンスがあるなんて……。ディーラーになりたい欲がムンムンになってきたものの、ちゃんとした遊び方もわからない。そんなボクを見かねて、本学院でメディカルトレーナーを務める蝶野さん(酒井若菜風の美人)が、『ブラックジャック』をしながらディーラーのお仕事について教えてくれることになった。

よろしくお願いします!

ディーラーになってよかったこと

なお、『ブラックジャック』とはごく簡単に言えば手札の合計を21に近づけるゲームだ。カードの合計が21を超えると負けになるため、21を超えないようにディーラーと駆け引きをしていく。カジノ内でも比較的安価でも楽しめ、ポピュラーなゲームだそうだ。いざ勝負!

ベット!

『ブラックジャック』のルールや楽しみ方を丁寧に教えてくれながら、蝶野さんはディーラーの仕事に就いてよかったと感じることを教えてくれた。海外ではディーラーはステータスの高い仕事であるため、海外の友人にディーラーの先生をしていることを話すと尊敬と羨望の目で見られることがあるという。というのも、ディーラーという職業は警察官などのように自身や身内の身辺調査が行われるような信用第一の職業であるとのこと。そんなディーラーを育成する仕事についているということで、信用を得られることがあるのだそうだ。そして何より、まだ日本にない新しい仕事を広めることができること、先駆者になれることにやりがいと楽しさを感じるとのことだった。

カードを切る姿もかっこいい

ディーラーは高収入? 器用じゃなきゃダメ??

一般的にカジノのディーラーは高収入であると言われており、初任給も一般的な公務員の1.5倍(日本を基準に計算すれば30万〜)くらいからスタートすることが多いようだ。高ステータス、高収入で、なおかつインフルエンサー。ここへ来てディーラーへの興味がうなぎのぼりになったところで、ディーラーになるための必須技能などについて聞いてみた。

ディーラーといえばカードを自在に操ったり、器用にボールを転がしたりと、マジシャン並みに手先が器用なイメージがある。ただ、聞いてみると実際にそこまで器用である必要はなく、熱意次第で誰でもできるとのこと。必要最低限の技能としては、カードで出た数字の計算能力と、若干の英語(数字が言えるレベル)が使えれば十分ディーラーになれる素質があるという。むしろ一番重要なのは誠実であるということ。接客業であり、お金が関わる場である以上、不正があってはならず、ミスやごまかしもあってはならない。ルーレットで狙った目に入れるなんてフィクションの産物であり、実際にあってはならないものなのだという。

ブラックジャック、全然勝てなかった……

コインつかみに挑戦

ちなみに、必要以上に器用である必要はないが、「ディーラーならこれができなきゃ話にならない」というテクニックはあるとのこと。もちろん、練習やコツ次第で誰でも習得可能とのことだが、今回はそのひとつである「20コインつかみ」を教えてもらった。

ディーラーは20枚のコインを即座につかむことができるらしい!

20枚重ねた枚数を指の関節に合わせて覚える。それだけのことだった。簡単! 早速、ボクも関節で20枚の感覚を覚える。

これで20枚。ボクの手、丸すぎ。奇妙な生き物の捕食シーンのようだ……

続けて、コインの束から20枚だけ取り出してみる。

これくらいかな、とつまんだところ、蝶野さんが「少ないかも……」と一言
上の列が5枚、下の列は4枚……結果18枚でした。蝶野さんの一言で咄嗟に枚数を増やそうと不正を試みたボクは、ディーラーにふさわしくないのかもしれません

カードを綺麗に並べるコツ

コインつかみはやってみると難しいものだった。ほかにもカードを綺麗に並べるコツを教えてもらう。ワイパーのようにヒジを固定し、カードの上で軽く握った拳をスライドさせるだけでいいとのこと。どれどれ……?

カードの上を這うクリームパン。でも、意外とうまくいった

カジノ、楽しみだな!

本格的にカジノに興味がわいてきた。帰り際、蝶野さんが「海外のカジノに行く際は、それぞれのカジノのローカルルールや、特徴なども教えますのでお気軽に来てください!」と声をかけてくれた。海外のカジノとなるとやっぱり不安が残るが、詳しい人に事前に話が聞けるというのは助けになる。

貴重な体験をさせてもらったお礼を伝え、極寒の帰路につく。日本のカジノっ てどうなるのかな。渋谷に積もった新雪を踏み固めながらそんな話をしていると、ビーフ氏「海外なんかの富裕層とかが来るって話もあったけど、24時間営業でショーとかもやるんでしょ? 夜は案外クラブ代わりみたいになって若い世代が集まって、流行の発信地みたいになるのかもね。そんでやっぱり出会いのメッカになるとかもあるかもね」。出たよ!そういう発想! 純粋にエンタメとして楽しみにしたボクがガキみたいじゃないか! ああそうね!そういう可能性もあるのね! そういうことならなおさらディーラーの仕事も含め、今からカジノのことを勉強しておかないと。雪をも溶かしそうな野心とワクワクで、その後の帰り道は少し暖かかった。

日本カジノ学院 渋谷本校

住所:東京都渋谷区神南1-20-10 神南興業ビル2F
電話番号:03-6712-7073
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綾小路 龍一