ゴルフは音楽だった……! ゴルフクラブの打球音を聞き比べられるマニアック展示会が開催中

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[2018/2/8 13:00]

打球音を聞き比べられるイベント

ヤマハ銀座ビル1F「ポータル」にてゴルフクラブの打球音を聞き比べられるイベントを開催中らしい。なんてマニアックなイベントなんだ……。そのマニアックすぎる世界観に興味をひかれた『耳マン』編集部は、早速『ヤマハゴルフもの語り』が開催されている同ビルに向かった。ふだん銀座に来なれないボク。お金持ちしか立ち入りが許されなさそうな見慣れぬ高級店が並ぶ街並みに、憧れと畏れと心細さで涙目になりながらビルを発見。さすがヤマハ銀座ビル。いつもより若干の高級感を感じつつ、見慣れた親しみやすいロゴに落ち着きを取り戻すことができた。『YAMAHA』は日常の中にある。安心感がスゴい。オアシス。今後も銀座に来たら心の拠り所として立ち入らせてもらいたい。

中では一体、何が……!?

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音響測定室で打球音の分析!?

ヤマハと聞くと、ピアノなどの楽器を思い浮かべる人が多いだろう。そう、ヤマハといえばたくさんの事業を手掛ける日本屈指の企業だ。普通に生活しているだけで本当に色々なところで目にする『YAMAHA』の文字。そんなヤマハはゴルフクラブのブランドとしても有名であり、1996年に開発された『パワーマジック』から「打球音」に着目したクラブ作りが始まったようだ。広報の担当者さん曰く「ゴルフは音楽、である。」のキャッチコピーにあるとおり、大手楽器メーカーであることをクラブ作りに生かし、他社にはない方法で研究を重ねているそうだ。例えば前述の『パワーマジック』には“響棒”と呼ばれるパーツが組み込まれており、爽快感のある音を発生させることにひと役買っている。また、楽器開発にも使われる同社の音響測定室で打球音の分析なども行っているようだ。マニアックなまでの音に対するこだわり……。まさに、「ゴルフは音楽」である。むしろゴルフクラブはもはや楽器なのかもしれない。少なくともヤマハの方々はそう思っているにちがいない!たぶん!

ヤマハが生み出したゴルフクラブたち
音響測定室の様子がわかるパネルも。同社ならではの取り組みだ

本日のメーンイベント!

同社のゴルフクラブに対する思いがわかったところで、早速打球音の聞き比べを体験。展示スペースの中にあるタブレット端末から、各プロゴルファーがヤマハのクラブを使用して放つ打球音を聞き比べできる。“演奏者”と“演目”は、ユン チェヨン:『RMX FW』(フェアウェイウッド)、『RMX118』(アイアン)。今平周吾:『RMX118』(ドライバー)、『RMX018 TOURMODEL』(アイアン)。大山志保:『RMX218』(ドライバー)。谷口徹:『RMX FW』(フェアウェイウッド)、『RMX118』(アイアン)。藤田寛之:『inpres UD+2』(ドライバー)、『RMX118』(ドライバー)、『RMX018 TOURMODEL』(アイアン)である。

“演奏者”と“演目”はこちら!

5者が6種のクラブから奏でる10作品。ヘッドホン越しに響く打球音。ゴルフクラブとボールが奏でる一瞬の二重奏だ。爽快感あるなぁー! テレビでゴルフを見ても打球音にまでは意識してなかったが、こんなにいい音が鳴るとは……。確かに音にこだわる理由がわかる。同じクラブを使っても演奏者(打者)によって音が違うことも発見だった。このことからも、確かにゴルフは音楽かもしれない。実際に聴いた中で僕が好みだと思ったのは、今平プロの『RMX118』(ドライバー)と、藤田プロの『inpres UD+2』(ドライバー)の打球音。“ザ・ゴルフの音”という聞き馴染みのある音で、力強くずっと聞いていたい打音だ。確かな手応えの重厚感。王道であり、定番といった心地よい響きから、寿司で言うと、さながらマグロのような印象を受ける。次点では、ユン チェヨンプロが使う『RMX FW』(フェアウェイウッド)の打球音。キレのある打球音からは、タンパクな印象を受ける。それでいてコクと優雅さ、高級感もあり、鯛もしくはヒラメのような味わいを感じた。何を言っているのか。現場で確かめ、わかる人にだけわかればいいと思う。

お気に入りをヘビロテ

つまり、行くべき。

楽器とクラブ、音楽とゴルフは似ているかもしれない。そんな話をしていると、実際ミュージシャンの中にはゴルフを楽しんでいる人が多いと担当者さんが教えてくれた。確かに、どちらも集中力が必要だし、何より素晴らしい音を生み出すという点で共通点がある。意外とお互いに足を踏み入れやすいジャンルなのかもしれない。音を楽しむためにゴルフを始めるというのも面白いきっかけだ。ゴルフに興味がある人も、音楽に興味がある人も、ぜひ参加する価値がある展示だった。そんな『ヤマハゴルフもの語り』の展示期間は、2月9日までとなっている。なんてことだ!あと1日しかない! 紹介が遅れてゴメンなさい! 少しでも興味を持ったかたはぜひ合間を見つけて、というか時間を作って体験してほしい!

展示スペースはヤマハが運営する葛城ゴルフ倶楽部の難関コース『山名コース・2番ホール』をモチーフにしているとのこと

今後のイベントも興味深い

なお、同スペースでは約1ヶ月くらいの周期でさまざまな展示やイベントを行っているという。『ヤマハゴルフもの語り』のあと、2月14日からは『LovePiano』が開催される。同イベントは「ピアノをもっと身近に、そして楽しんでほしい」という思いから誕生したプロジェクトによる企画だそうだ。展示期間中、カラフルなペイントが施された可愛いアップライトピアノが展示され、自由に弾くことができるという。3月4日にはジャズピアニストの桑原あいが実際にそのピアノを使ってライブを行うとのこと。どうやら、再び銀座に行く日も近そうだ。ぜひみなさんも実際にキュートなピアノを弾きに行って楽しさを体感してみましょう!

綾小路 龍一