活動終了宣言の“ぼくりり”が大荒れ?「アーティストにも客選ぶ権利あるんだよ!!!」
音楽活動の終了を宣言した直後の爆弾発言にざわめき……
9月28日、愛称で知られるシンガーソングライター・ぼくのりりっくのぼうよみ(以下、ぼくりり)が自身のTwitterで「アーティストにも客選ぶ権利あるんだよ!!!」と激しい言葉で一部のファンに対して怒りを表明。ネットを騒然とさせている。
ぼくりりは、9月21日放送のニュース番組『NEWS ZERO』に出演した際に「“天才”をやめようかなと思って」と語り、音楽活動を終了する予定を明かしていた。22日にはオフィシャルサイトに「突然ですが、2019年1月をもちまして、ぼくのりりっくのぼうよみはぼくのりりっくのぼうよみを辞職いたします」と発表され、その動向に注目が集まっていた。
25日には最後の全国ツアー「僕はもう……」の初日公演を開催。ライブ後にはTwitterで「やっぱり歌うのが、心から好きなんだな、って。この感情を言葉にするのは難しくて、歌にして届けることが自分にできる最良の方法で、芸術はこういう感情のためにあるんだと思います」と綴り、変わらない音楽への愛を表明していた。
過激なつぶやきは“辞職”を惜しまれないためのポーズ?
そんななか、28日に彼はTwitterで「リプ欄の説教ババア軍団きもすぎワロタ」と自身に“説教じみたリプライ”を送りつけるリスナーを辛辣な言葉で批判。さらにその数時間後の投稿では「僕は音を売って金もらってます 貴方たちは金払って音聴いてます 対等ですね?w」と綴り、「その上なんでヘコヘコしなきゃいけねえんだよ」「『ファンを大切にしろ』?黙れよ説教ババア」「アーティストにも客選ぶ権利あるんだよ!!!」と、尊大な態度のファンに対する怒りをあらわにした。その後、彼は「お詫び」として「皆様から頂いたご指摘の通り、応援してくださるファンの皆様、とくに説教バb……貴重な御意見をくださる妙齢の方々への礼儀と感謝を欠いた態度をとってしまい、誠に申し訳御座いませんでした。心よりお詫び申し上げます」と謝罪文を掲載。しかし、これには「改めまして、ぼくのりりっくのぼうよみを応援してくださって、誠に」との文に続けて、挑発的にもとれる表情の自身の顔写真に“ありがとうございます”と書かれた写真も投稿された。
【お詫び】
— ぼくのりりっくのぼうよみ (@sigaisen2)2018年9月28日
皆様から頂いたご指摘の通り、応援してくださるファンの皆様、とくに説教バb……貴重な御意見をくださる妙齢の方々への礼儀と感謝を欠いた態度をとってしまい、誠に申し訳御座いませんでした。心よりお詫び申し上げます。改めまして、ぼくのりりっくのぼうよみを応援してくださって、誠にpic.twitter.com/cylfo41Egj
ぼくのりりっくのぼうよみ Twitter
一連のつぶやきに対してネットの反応はさまざま。あるファンからは「私達は憎悪の対象だったのか...なんかすまんなぁ」と悲しみのリプライが寄せられたほか、過激で攻撃的な内容に対しては「そのくらいにしといた方がいいのでは」ととがめる声も。ほかにも「もっと言ってくれ」「口は悪いけど、めっちゃわかる」「ぼくりりくん一周回って親近感わくわ」といった肯定的な反応も多く、なかには「後味悪くして引退を惜しまれないようにしようとしてる?」という“深読み”も散見された。
『NEWS ZERO』では「他の人たちの中にある偶像に支配されちゃうことに耐えられない」と吐露していたように、ぼくりりの活動終了の一因にもなった“アーティストとファンの関係”。今回の一件が、盲目的なファンがアーティストを偶像視する風潮に一石を投じることになるのだろうか。