人間椅子、デビュー30周年記念アルバム『新青年』を6月にリリース!「新たな青春の一頁が開かれる」

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[2019/3/4 12:00]

人間椅子、デビュー30周年記念アルバムを6月にリリース

2019年にデビュー30周年を迎える3ピースロックバンド・人間椅子が6月5日にニューアルバム『新青年』をリリースすることを発表した。

人間椅子

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同作は彼らの通算21枚目のオリジナルアルバムで、デビュー30周年記念アルバムでもある。タイトルの『新青年』は、1920年に創刊し1950年まで続いた雑誌の名前からとられているとのこと。同誌はモダニズムを旨とする誌面で、江戸川乱歩や横溝正史、夢野久作などの人気作家が寄稿したことでも知られている。メンバーの和嶋慎治(ギター、ボーカル)はこれについて「もはや『新青年』をおいてほか、メモリアル・アルバムのタイトルにふさわしいものはないといえましょう」とコメント。さらに同作について「三十周年を迎えることで、さらに新たな青春の一頁が開かれる──『新青年』にはそんな意味合いも込められています。奇しくも今年から新しい年号が始まりますが、そのような時期に『新青年』としてアルバムを発表できることに、嬉しいシンクロニシティも感じています」と語っている。

全12公演の全国ツアーも開催!

なお、これに合わせて全12公演の全国ツアー『三十周年記念オリジナルアルバム「新青年」リリースワンマンツアー』の日程も発表となった。本日3月4日よりリニューアルした人間椅子のファンクラブ『人間椅子倶楽部』でのチケット最速先行受付もスタートしているので、気になる人はぜひチェックしてほしい。これまで数々の文学作品をモチーフにした楽曲も発表してきた人間椅子だが、同作では一体どんな歌詞の世界やサウンドをお届けしてくれるのだろうか。楽しみに期待したい!

和嶋慎治によるアルバムコンセプト

我々が日頃親しんでいるポップ・ミュージックは、特殊な例外を除き、まずだいたいが5分前後の楽曲構成をしています。その短い時間軸の中で、世界観なりメッセージなりが端的に表現されていくわけですが、これは文学でいうところの短編に似ていなくもありません。バラエティーに富んだ短編が一堂に会したものを短編集と呼ぶならば、アルバムもまた、音楽による短編集といって差し支えないでしょう。
さて、人間椅子は今年で三十周年になります。デビューの頃より、戦慄、非日常、彼岸的なるもの、を信条とし、それらを喚起しやすくすべく、バンド名はもとより数多の楽曲名を探偵小説等から拝借してきました。メモリアル・アルバムを制作するにあたって、やはりタイトルは探偵小説的、それも一作品ではなく、何か小説集を想起させるものにするのが至当に思われました。
大正から昭和の戦後混乱期にかけて、『新青年』という雑誌が存在しました。モダニズムを旨とする誌面で、江戸川乱歩、横溝正史、夢野久作などが寄稿していたことで有名です。当時の空気を吸っていないゆえ正確なこととていえませんが、後年の我々が『新青年』と聞いてイメージするのは、モダン、洒脱、奇抜、サブカルチャー、といったものです。そして何より乱歩! 夢野! もはや『新青年』をおいてほか、メモリアル・アルバムのタイトルにふさわしいものはないといえましょう。
現在我々はとうに五十を越しています。いわばオジサンたちが奮闘している状態ですが、こと音楽をするにあたっては青年のままでありたいと思っています。またそうでなくてはできません。三十周年を迎えることで、さらに新たな青春の一頁が開かれる──『新青年』にはそんな意味合いも込められています。奇しくも今年から新しい年号が始まりますが、そのような時期に『新青年』としてアルバムを発表できることに、嬉しいシンクロニシティも感じています。
青春の立像には、不安と恍惚と希望が宿っています。何かが変わっていく状況を前にすれば、人も世の中もそうなるでしょう。時代を反映したものか、今回の楽曲たちもまた、そうした面影を宿しています。いつも通りにリフ主体の音楽には違いないものの、いたずらに不安をあおって終わるだけではなく、いくばくかの希望と、カタルシスを持たせるように努めたつもりです。
我々も皆さんと同じ時間を生きています。旅のガイドブックとまではいきませんが、ふとした折にでも、『新青年』が時代の旅のお伴になるようでしたら幸いです。(和嶋慎治)

ツアー情報

『三十周年記念オリジナルアルバム『新青年』リリースワンマンツアー』(全12公演)
6月26日(水)千葉・千葉ルック
6月28日(金)兵庫・神戸Chicken George
7月1日(月)福岡・福岡DRUM Be-1
7月3日(水)京都・京都MUSE
7月5日(金)愛知・名古屋E.L.L.
7月7日(日)香川・高松オリーブホール
7月11日(木)山形・山形ミュージック昭和セッション 
7月13日(土)青森・青森Quater
7月15日(月)宮城・仙台CLUB JUNK BOX
7月19日(金)北海道・札幌cube garden
7月23日(火)大阪・大阪umeda TRAD
7月26日(金)東京・豊洲PIT

耳マン編集部