King Gnu井口理がMVのコメント欄での“大喜利”に苦言「まじで笑えたことない」

ネットで話題

[2020/2/19 16:40]

一部ファンによる「内輪ノリ」に釘を差す井口理

ミクスチャーロックバンド・King Gnuの井口理(ボーカル、キーボード)が、自身のTwitterで「MV出すとYouTubeコメント欄で大喜利が行われる文化なんなんだろ。内輪ノリだしまじで笑えたことない」とファンによる“大喜利”に苦言を呈した。

井口理 Twitter

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2月14日に新曲『どろん』のMVをYouTubeで公開したKing Gnu。2月21日公開の映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』の主題歌でもある同曲のMVは、公開1週間足らずで400万回以上の再生回数を記録しており、リスナーの大好評を博している。

しかしYouTubeのコメント欄に寄せられた反響に思うところがあったのか、井口は2月19日に自身のTwitterを更新。「全然自由だろっていうのは前提として」と前置きしつつ、「MV出すとYouTubeコメント欄で大喜利が行われる文化なんなんだろ。内輪ノリだしまじで笑えたことない。音楽や作品を出汁にして、おまえのコメントのいいね稼ぎに使うんじゃねえ。ふざけるのはおれのリプ欄までにしとけよ メリハリ」と一部ファンの反応に釘を差した。

井口理 Twitter

その後、井口は「おれが各所でふざけすぎたってのはもちろんあるし、本来自由だけどな。そんな気持ち」「別に同意して欲しかったり、その誰かを攻撃して欲しいんじゃなくて、おれ一人思ってたことを言っただけ。みなさん自由に好きに生きて下さい」と続けてツイート。楽曲に対してどんな反応を示すかはあくまでも個々人の自由としながらも、面白半分の“大喜利文化”をあまり快く思っていないようだ。

共感が広がる一方で「コメント欄はユーザーのもの」という意見も

井口のツイートを受けて、King Gnuのリスナーからは「すごくわかる。そこ読むの嫌なときたくさんある」「YouTubeコメ本当に腹立つし恥ずかしかったです。はっきり発言してくれてありがとうございます」「あれは井口だのこれは井口さんだのって言うのほんといい加減やめてほしい。そうやってはっきり発言できる井口さん素敵」「いろんな人いるからスルーするしかないけど、井口くんの気持ちを発してくれて嬉しい」など共感のリプライが相次いだ。なかには「ごめん。俺もその中の一人だ。井口さんごめんなさい。これからは気をつけます」と反省するファンの声も。その一方で、「めちゃくちゃ井口さん好きだけどコレについてはしゃーないと思う。あんなラジオやってて曲のコメ欄は真面目だったら逆に怖い」「コメント欄はユーザーのもので井口さんのこの発言には賛同しかねるわ。甘んじて受け入れろとまでは言わないけれどアーチストがコントロールしてはいけない分野だとは思う」といった意見も寄せられていた。

ミュージシャンとリスナーの健全な関係性や、ネット上での振る舞いのバランス感についてあらためて考える契機となった井口のツイート。ラジオ番組『King Gnu 井口理のオールナイトニッポン0(ZERO)』では抱腹絶倒のトークを繰り広げ、俳優として映画『劇場』に出演するなど活躍のフィールドを広げている井口だけに、今後もその発言に大きな注目が集まりそうだ。