酒井健太(アルコ&ピース)『チャンサカの気まぐれパンチライン』第9回:影の功労者やべーっつー話

連載・コラム

[2020/3/19 12:00]

音楽好きでラッパーとしてもひっそりと活動、一部では「ラジオスター」と呼ばれていたりもする鬼才(!?)アルコ&ピース酒井健太によるフリースタイルコ・ラ・ム!(月1回更新予定だチェケラ!)


やっぱスター選手のそばには絶対優秀な参謀がいるんよね

影の功労者っていんじゃん。
あいつらやべーっつー話。

ジダンの話を前にしたけど、フランス代表時代、ジダンの影には常にマケレレがいた。
2000年代のフランス代表の縁の下の力持ちクロード・マケレレ。

ジダンの試合を何試合も観てると「あれ、マケレレすごくね?」ってなってくる。
抜群のボール奪取力。
奪ったボールをすぐジダンにパスする。
もらったボールをジダンは華麗なトラップ、
ひとりかわしてエレガントなラストパスを味方に送り観客を魅了する。

でもその始まりは全部マケレレ。
あいつまじやべー。
サッカーIQ那由多。

めちゃくちゃ泥臭いプレイして「いやぁ僕なんて……ジダンさんがあとは魅せてくれますから……それではご覧ください」

鬼かっけー。

それ発見したとき震えたね。
山王の監督が桜木花道のオフェンスリバウンドに気づいたときと一緒。(次ページへ)