酒井健太(アルコ&ピース)『チャンサカの気まぐれパンチライン』第23回:センバツ

連載・コラム

[2021/5/12 12:00]

音楽好きでラッパーとしてもひっそりと活動、一部では「ラジオスター」と呼ばれていたりもする鬼才(!?)アルコ&ピース酒井健太によるフリースタイルコ・ラ・ム!(月1回更新予定だチェケラ!)


みんなにワンポンドステーキコーンスープ付きで奢ってあげたい

春の選抜高校野球。

我らが神奈川代表東海大相模が優勝しました。

ありがとうございます。(無関係者)
全国からたくさんの応援本当にありがとうございました。(マジで無関係者)

秋の関東大会のリベンジマッチとなった1回戦の東海大甲府との東海大附属対決。
緊張感ビッシビシの白熱した投手戦。
ミスしたら終わりの痺れる試合でした。

東海大甲府の若山投手いいピッチャーだったなー。
右バッターのアウトローのコントロール厳つすぎた。
出どころわかんねーし。マジ打ちづらいと思う。(少年野球しかやってたことないただのパワプロとGET SPORTSの知識)

夏どんな姿で甲子園に戻ってくるのか、楽しみすぎ。

東海大相模の石田投手もすごかった。
テンポのいいピッチング。
キレのあるスライダー。
速球の角度。

選抜優勝校のエースとして夏は打倒・石田として全国からマークされるだろうな。

ショートの大塚くんもうまかった。
センかた。
センスのかたまり。

最後は石田くんが粘る東海大甲府を抑えて東海大相模の勝利。
その勢いのまま春の選抜高校野球を見事制覇。

本当にありがとうございました。(ただのパンピー)

本当こういうときの東海大相模って勢い止まらない。
相模の流れのもっていき方、門馬監督の勝負勘が冴えに冴えて。

お見事!

またこちらも春の選抜1回戦リベンジマッチとなった秋の九州大会決勝のカード。
強豪・福岡大大濠高校vs初出場の長崎の大崎高校。

3年前まで部員が5人しかいなかった大崎高校、監督も変わり力をつけて決勝で強豪・福岡大大濠を下し全国でも屈指の激戦区である九州大会チャンピオンとなった。

こんなリベンジマッチいっちゃん面白いんだから。

エース・坂本投手を中心に守備の硬い大崎高校を福岡大大濠の気迫が勝り見事リベンジ達成のカタチとなったが2-1のこちらも拮抗したゲームだった。

どちらも素晴らしいチームでした。
みんなにワンポンドステーキコーンスープ付きで奢ってあげたい。

コロナ禍でモチベーションを保つのが本当に難しい状況のなか、球児たちのハツラツなプレイを観ていると胸が熱くなってくる。

各地方大会を戦った選手のみなさま、監督、コーチ、マネージャー、甲子園で声援を送ってくれた学校関係者のみなさまお疲れさまでした。

またいつか満席の甲子園で白球を追う選手のみなさまが観られることを願っております。

イラスト:酒井健太

(※次回は6月中ごろ公開予定!)

酒井健太

さかいけんた●1983年10月29日生まれ、神奈川県川崎市出身。2006年4月に結成されたお笑いコンビ・アルコ&ピースのツッコミ担当。多くのラジオ番組をもち、一部では「ラジオスター」と呼ばれていたりもする。ロック、ヒップホップ、アイドルなど音楽にも造詣が深く、「菊田健太」の名前でラッパーとしてもひっそりと活動。MCバトル大会『戦極 MCBATTLE』にもちゃっかり出場した経験をもつ。サッカーも得意で中学生時代には川崎市選抜に選ばれたことがある。