酒井健太(アルコ&ピース)『チャンサカの気まぐれパンチライン』第41回:W
音楽好きでラッパーとしてもひっそりと活動、一部では「ラジオスター」と呼ばれていたりもする鬼才(!?)アルコ&ピース酒井健太によるフリースタイルコ・ラ・ム!(月1回更新予定!)
カタールワールドカップいよいよ!
今月、2022FIFAワールドカップカタール大会が始まる。
もう始まってんのか?
4年に1度のサッカー世界一決めようぜって大会。
ずっとサッカーをやってきた僕としても、今回もまた楽しみだ。
ワールドカップを観始めたのは、あのドーハの悲劇だ。
1994年アメリカワールドカップ本大会出場をかけた大一番、日本対イラク。
キックオフが日本時間で夜遅かったこの試合。
小学生だった僕はいつも夜9時には寝ていたが、そのときだけは親も夜更かしを許してくれた。
親父と一緒にまだ出したてのコタツの中で観たのを覚えている。
特に何か親父としゃべった記憶はないが、惜しくもワールドカップへの道を断たれた瞬間、
「もう寝な」と言われたのだけ覚えている。
次の日誕生日だった僕は複雑な気持ちで寝た。
そして次のワールドカップ。
1998年フランス大会。
この大会でチャンサカ少年は世界を知ることとなる。
悲願のワールドカップ初出場を決めたこの大会。
もう中学生になっていた。
応援するのはもちろん日本代表。
グループリーグ突破を目標としていたが、アルゼンチン、クロアチア、ジャマイカと3連敗でグループリーグ敗退。
世界の壁を痛感する。
「ワールドカップ終わったー」。
日本代表が敗退してから数日経ったある日、サッカー部の後輩から「これ貸してやるよ」(後輩みんな俺にタメ口だった)と渡されたのがフランス対イタリアの準々決勝のビデオ。
いやいや俺日本戦しか観ねーし興味ねーよ。
バカかよ。
とか思いながら仕方なく家に帰って観てみた。
衝撃だった。
ジダンの足技。
デシャンの闘争心。
アンリの縦への突破力
ロベルト・バッジオのファンタジー。
ビエリのゴールへの貪欲さ。
アルベルティーニのゲームメイク。
すべてが衝撃だった。
こんなとんでもねー奴らがいるんだーー!!
木村和司がいっちゃんうめーと思ってた!!
そっからほかの試合も観るようになって、ブラジルの怪物ロナルドを知ってスペインのラウールを知ってオランダのベルカンプを知って、もう海外サッカーにメロメロにされた。
マンデーフットボールなんか毎週欠かさず観て次の日真似してたもんな。
そっから日韓、ドイツ、南アフリカ、ブラジル、ロシアと大会が続いていよいよカタール大会。
楽しみすぎ。
夜更かし上等。
メッシとクリスティアーノのおそらくラストワールドカップ悲願達成なるか。
そろそろ南米ヨーロッパ以外のワールドカップチャンピオンが出てくるのか。
新しいスーパースターは生まれるのか。
わくわくが止まらん。
もちろん日本代表にもがんばってほしいが、海外の選手に目を向けると本当にとんでもないバケモノがわんさかいるので、そこも楽しんでいただきたい。
カタールワールドカップいよいよ!
これ上がるときには始まってるのか?
(※次回は12月中ごろ公開っつー話!)