3週間の断食も!?　 ASH DA HEROの美意識高すぎベーシスト・Satoの美容＆健康法がすごい！

[2022/9/1 12:00]

2021年9月に結成され、2022年8月31日にリリースされたファーストフルアルバム『Genesis』でメジャーデビューを果たした5人組バンド・ASH DA HERO。メンバー・ASHのソロプロジェクト完結後に始動した同バンドは結成直後から大きな注目を集め、ワンマンライブや出演したフェスでは圧倒的ライブ力で観客を熱狂させています。そんなASH DA HEROのメンバー・Satoはアグレッシブなプレイはもちろん、美しいビジュアルでも目を引くカリスマベーシスト。その美貌の背景には独自のこだわりがあるようです。今回は、そんな彼にバンド活動やニューアルバムのお話のほか、美容や健康、趣味についてもたっぷりとおうかがいしました！

貴重な私物とともにSatoの美の秘訣に迫るっ！

――Satoさんはとてもお肌が綺麗ですが、普段はどのようなルーティーンでスキンケアを行っているのでしょうか？

夜はお風呂にゆっくりと浸かりながら、しっかり毛穴の汚れをとって保湿をします。そして、朝は冷水シャワーを頭から浴びることで細胞を活性化させてから1日を始めます。細胞に刺激を与えるから若返りの効果があるそうで。ストレスを一瞬与えることで細胞を元気にするイメージです！

――スキンケアで特にこだわっていることはありますか？

スキンケアは美容に詳しい知り合いから情報を集めて、いろいろとアイテムを変えながら工夫をしていますね。とはいえ、僕のなかでスキンケアの重要度は20%くらいなんです。残りの80%は何かというと、土台の肌作りだと思っています。口に入れる食べものや飲みもので身体ができているじゃないですか。なので、何を食べたらいいのかを勉強して、自分に合うものを試行錯誤したうえで肌の質を改善するように意識しています。ごくたまに、スペシャルケアとしてフォトフェイシャルに行くこともありますね。

――普段からメイクをする機会は多いのでしょうか？

取材やライブがある日などに「ちょっと肌の赤みが気になるな」というときは、コンディションに合わせて下地を塗ったりします。最近は調子がいいので、今日はすっぴんで来ました！

――ノーメイクでもお綺麗なので驚きです！　夏フェスに出演される機会も多いですが、紫外線対策はどうされていますか？

もう徹底防御です！　SPF50の日焼け止めを厚塗りでしっかり塗って。でも、僕は自然が大好きで、よく無防備な状態で山や海に行くので……結構、日焼けしてしまってるんですよ。そこは自分のなかでせめぎ合いがありますね。日焼け止めをベタベタと塗って海に入ると、海水を汚しちゃうので、それは嫌で……。バランスをとりながら対策するようにしています。

――ライブでは並大抵ではない体力を使うと思いますが、体力作りのためにやっていることはありますか？

日常でもライブ前でも、動的ストレッチをやるようにしています。筋肉を使いながら身体を伸ばすストレッチで、じんわりと汗をかくくらいの、筋トレとストレッチの間の動作です。ASH DA HEROはハードなライブパフォーマンスもありますし、自分が見せたい動きのために必要なトレーニングをしてるって感じです。僕は特に足まわりが弱いので、開脚やスクワットのほかに、最近は5本指スニーカーを履いて地面を掴む訓練をしたり、つま先に重心をかけて階段を登ったりなど、日常のなかでもできることをやるように心がけています。

――ライブ中にベース回しをしている動画を拝見したのですが、重い楽器を高い位置で回すのも、体幹がしっかりしているからこそできることだと感じました。

そういうステージ演出でブレないためにも、下半身強化をしています。ベース回しはフラフープみたいな感じですよ（笑）。昔は練習中にストラップが取れてベースが飛んでいったこともありました。ライブ中にも、ジャケットが巻き込まれてベースが止まってしまい、戻ってこないことがありましたね……。ASH DA HEROはそんなやんちゃな演出もできるロックバンドなので、よかったです（笑）。

――（笑）。今回、オススメの美容アイテムをお持ちいただいていますが、ご紹介をお願いします！

まずは、『uka』というブランドのスカルプブラシです！　毎日使っている私物なので生活感が出ていてちょっと恥ずかしいです（笑）。これは友達から誕生日プレゼントにもらったんですけど、使い始めてから明らかにリフトアップ効果を感じているんです。シャンプー中にしっかりと表面を当てて、ゴシゴシと頭皮を動かすんですよ。そうすると、頭皮と顔は皮膚が繋がっているから、頭皮の血流が良くなることで、顔全体がスッキリします。半年くらい愛用しているのですが、ほうれい線があまり気にならなくなりました。

――大きな瓶の飲みものはなんでしょうか？

腸活のために飲んでいる酵素ドリンクで、日本の老舗『大和酵素』の『本草』という商品です。分子栄養学を勉強して、いろんなサプリメントを試したり食事を変えたりしていたんですが、学んでいくうちに腸内細菌が“裏ボス”だと考えるようになって。それから腸内環境を整えるために、酵素ファスティングを定期的にやっています。ダイエットというよりは身体の中の解毒やリセットが目的です。2～3週間やることもあって、その期間はこの酵素ドリンクだけで過ごしています。ちゃんと糖質が入っているから、これを飲んでいればほかのものを食べなくても全然平気なんです。僕が愛飲しているものはすべて天然素材で作られた薬局専売品で、98歳の薬剤師さんが同じものを飲み続けているそうなのですが、その方は今もバリバリ現役でビールとお肉が大好物とのことで。説得力がすごいですよね！　最近は断食中じゃない日でも飲んでいます。

――2〜３週間のファスティングはかなり長い期間ですが、辛くなることはないですか？

それが、ならないんです。時々カレー屋や牛丼屋の前なんかを通ると「なんて罪な匂い……」って思う程度のことはありますけど（笑）。僕の場合、ファスティングを始めて2、3日目くらいになるとどんどん解毒が進んで、好転反応で頭が重くなり、21時頃には眠くなるんです。それから5、6日目くらいになると、明らかに嗅覚や五感が鋭くなるような感覚になりますね。とはいえ、誰かと一緒に食事するのってコミュニケーションの一環でもあるし、最高に楽しいですよね。食べることは大好きだし、もちろんいろんな人とご飯も行きたいので、バランスを大事にしています。

――ふたつの小袋についても教えていただけますか？

緑色の袋は国内メーカーが作っている青汁の『バーリィグリーンWプラス』です。乳酸菌が入っていて、腸を元気にしてくれるので水に溶かして飲んでいます。ライブがある日などを除いて朝はあまり食べないのですが、朝ごはん代わりに飲むことが多いですね。茶色い袋は牡蠣のエキスが入った栄養補助食品『バランスターWZ』です。牡蠣は“海のミルク”とも言われるくらいさまざまな栄養素が含まれていて、亜鉛やミネラルなども豊富なので、この錠剤でその成分を摂取しています。こういった健康食品はたくさんの情報があふれていると思うので、自分なりに調べて自分の身体で試しながら、合うものを見つけるようにしています。

「全力でぶちかましにいくだけ」ASH DA HEROのこれから

――バンド活動についても聞きかせてください。ASH DA HEROはおもに作曲をギターのNarukazeさん、作詞をボーカルのASHさんが担当しています。8月31日にリリースされたアルバム『Genesis』では、ほかのメンバーはどのように制作に関わっていますか？

メインコンポーザーのナルくんは爆速で曲を書く男で、彼とASHのふたりがバンドの心臓部なのですが、今作はメンバーみんなで「どういう曲があったらいいだろうね」と会話をしながら制作しました。1週間で5曲の制作にチャレンジする合宿をして、そのときに作った曲もいくつか収録しています。合宿ではドラムのWANIさん、DJのDhalsim、僕がお題を出して、それをもとにナルくんが曲を書き、そこにASHがテーマに則したリリックを書くということをやりました。例えば今作の『レーゾンデートル』は、僕が出したテーマに基づいて生まれた楽曲なんです。

――どんなお題を出したんですか？

ASH DA HEROは“ヒーロー”を名乗っているということで、“ヒーロー”をキーワードに、“ヒーローになれなかったヒーロー”をお題にしました。アニメや漫画の物語では圧倒的な力を持っていたり、大成長を遂げたりする主役がいるなかで、そうじゃないキャラクターもいるじゃないですか。例えば漫画『ONE PIECE』のウソップみたいな。でも、そういうキャラクターって2番手、3番手だとしても必要だと思うし、そういったポジションの人だからこそ与えてくれている勇気があるんじゃないかと考えました。主役みたいな圧倒的なパワーはなくて弱い部分があったとしても、一歩踏み出したい思いが確実にあるような人物を描いてほしいなと。そういった立ち位置のキャラクターを作品で見たときに、知らないうちに自分を重ねることが多かったのかもしれません。

――『レーゾンデートル』が完成して、初めて聴いたときはいかがでしたか？

もう大興奮です！　曲調もすごく好きだし、ASHのリリックも最高です。この令和にロックバンドの王道を僕らなりに示したのがアルバム『Genesis』だと思っているんですけど、いろんなロックナンバーが並ぶなかで、『レーゾンデートル』は人間臭さや弱さ、泥臭いところがあるヒーローの素顔が描かれていて。僕にとっては救いがある楽曲。気に入っています。

――『Genesis』は全体的にどんな仕上がりになったと感じていますか？

ビックバンのように生まれたバンドの純粋な初期衝動で作られたアルバムだと感じています。これまで違うシーンで活動していたり、接点がなかったメンバーもいたりしますが、そんななかで集まった5人の化学反応を楽しめると思います。

――Satoさんはサポートをメインとした活動期間が長く、バンドのメンバーとして活動されるのは約9年ぶりですが、心境の変化はありましたか？

もともと僕はバンドがやりたくて音楽を始めたので、やっぱりバンドが1番好きだということを感じています。一時期はそこを諦めていた自分もいたので、「あ〜そうだ、バンドってこういう感じだった！　これが1番やりたかったんだよねぇ」って実感していますね。ベースプレイにおいても、バンドではそれはもう好き勝手にやってます（笑）！　もちろん、これまでにやってきたセッションワークやサポートワークでは、バンドマンとしての活動だけでは学べなかった音楽的な学びや見られなかった景色がありましたし、たくさんの出会いもいただきました。その経験を踏まえて、今は1番やりたかったことをやらせてもらえているということに感謝しかないです。

――ASH DA HEROというバンドのメンバーになって、どんなときによかったと感じますか？

日々、時を重ねるほど、いろんな場面で感じてますね。例えば、全部を自分で完結しなくていいということとか。自分に足りてない部分やできないことをバリバリにできるメンバーがいるからみんなでカバーしあうことができて、より自分も自分らしくいさせてもらってるなと感じています。ほかのメンバーからもそう思ってもらえる自分でありたいですし。移動中なんかも「バンドっていいな～」って感じてますよ。最近、ライブで移動するときは、メンバーだけで車を運転してたりするんです。

――移動中の車内はどんな雰囲気なんでしょうか？

男子校みたいにいっつもワイワイしてますよ（笑）。実在しないアーティスト名を考えて、どんなアーティストなのかを説明するゲームをやったりしています。可愛いもんですよ（笑）！　あと、最近の流行りはアーティスト名のしりとりです。僕は「小田和正！」とか日本のポップスからよく名前を出すのですが、メンバーのルーツが見えるのでおもしろいですね。「もう“ズ”から始まるバンドないよ〜！」みたいなことをみんなで言っています（笑）。ただ、メンバー5人のうち3人が知らないアーティストだとNGになるというルールもあるので実は難しいゲームなんです（笑）。

――みなさん仲良しなんですね（笑）。これから『イナズマロックフェス 2022』などのフェス出演を控えていて、9月から10月には『Genesis』を引っさげたライブツアー『ASH DA HERO LIVE TOUR 2022 “Genesis”』も開催されますが、その意気込みは？

結成から1年の新人バンドってことで、全力でぶちかましにいくだけですね。フェスでも映えるライブギア的な楽曲も多いですし、ボーカルのASHはしっかり歌い上げて届けてくれる男なので、フェスで見つけた方はぜひ足を止めて楽しんでほしいです。ツアーに関しては、ファンの方と一緒にライブを楽しむことで『Genesis』がやっと完成すると思っているので、ライブハウスに集まってくれたみんなと全力で楽しみたいですね。「ロックは本当に元気になるし、やっぱり楽しいよね」ということを共有できればいいなと思います。

――最後にバンドとしての目標と、個人の展望がありましたら教えてください。

ロックバンドの王道、ど真ん中を進みながらみんなを巻き込んで、いけるところまでいきたいです。今この同じ世界にいる誰かの心に火をつけたり、元気にしていきたいなって思ったりもしています。個人的には、日本武道館にすごく思い入れがあるので、そこでの景色をみんなで見てみたいなという思いもありつつ、自分の想定内に収まってしまうのもつまらないので、想像の外側にあるところまでメンバーといきたいです。一緒にバンドをやればやるほど、メンバーに対して「うわ～、すげえなぁ」「さすがだなぁ」と思うし、バンドマジックを感じることがこの1年を通してすごくあって。「このバンド、どこまでいくんだろう」ってワクワクしています。

――とても素敵です。

あと、個人の展望は、キャンプをしたい（笑）！　このご時世ということもあり、ロックバンドとしてエネルギッシュに活動するうえで、東京での活動とは別に自分がエネルギーチャージをする場所が必要で。この間もライブで愛知県の南知多町に行ったとき、合間にメンバーとサーフィンをしたら、すごく元気になったんですよ。自然のなかでエネルギーチャージをしつつ、楽曲制作やライブをするという循環を心地よく感じるんです。

――自然の力を借りてインプットして、作品でアウトプットしていくという、良い循環ですね。

音楽でアウトプットするためにも、もっと自然に入る時間をとっていきたいですね。メンバーとキャンプに行く “CAMP DA HERO”ってプロジェクトをやりたい（笑）。ファンの方が楽しめるような映像もちゃんと撮りつつできたらいいですね。コーヒーを入れて、ちょっと楽器も弾きながら「ワンフレーズ作ろうよ」みたいな。ASHには得意のカレーを作ってもらってナルくんには釣りで食材を調達してもらって……。「リリースが落ちついて、もうちょっと涼しくなったら行こうよ」なんてメンバーに話しています（笑）。