ファラオが届けたいB’zへのメッセージ〜平井“ファラオ”光のB’zコラム『がんじがらめかといえばそう』最終回〜
バラエティ番組『アメトーーク!』の『B’z芸人2023』にも出演し、音楽好き&B’zファンとして知られる平井“ファラオ”光(馬鹿よ貴方は)がB’zの魅力についてひたすら綴る連載! 毎月第2・第4金曜日の正午に更新!!
ファラオが届けたいB’zへのメッセージ
どうも、オモシロヒゲメガネです。
突然ながら哀しみのお知らせを。なんとこのたび『耳マン』が3月いっぱいでクローズしてしまうとのことで、我がB'zコラム『がんじがらめかといえばそう』も今回で最終回となってしまった。思えば始まったのが2023年の9月。あれから大好きなB'zについていろいろなことをさまざまな角度から書いてない。全然書いてない。半年も経ってない。やはりタイトルは『がんじがらめかといえばそうでもない』までにしておけば良かった。結局ちゃんとがんじがらめになってしまった。
しかしこれは仕方のないことだ。せめてこの最終回、悔いのないよう書きたいことを書かせていただこう。
ということでやはり最後はいちファンとして、B'zのおふたりに届くかどうかはわからないが思い切って個人的な要望を書いてみようと思う。
まずは「ライブアルバムを出してほしい」。
やはりB'zといえばライブである。このコラムでも前にB'zのライブバンドとしての実力については書かせていただいた。が、実は意外にもライブアルバムというものをこれまで一度も発売したことがない。もちろん映像作品がリリースされてはいるので、大半の人にとってはそれでいいのだろう。実際同じような要望がファンから出ているとは聞いたことがない。ただ個人的にライブアルバムというのは、完全に音のみに集中できるという点で意味があるものだと思っている。CDでしっかりライブの音に耳を傾けることで、バンドの本質的な音の魅力が浮き彫りにされる。それがB'zのライブアルバムならなお名盤になることは間違いない。そしてさらに欲を出すなら、アコースティックライブアルバムもぜひ聴きたい。厚みではなく、温もりのある音中で、稲葉(浩志)さんの純粋な声の魅力を感じたいし、松本(孝弘)さんもしっかりアコースティックに振り切ったことはこれまであまりなかったので、ぜひとも聴きたい。
次に「『TMGⅡ』を出してほしい」。
松本さんがミスター・ビッグのエリック・マーティン(ボーカル)、ナイト・レンジャーのジャック・ブレイズ(ベース)、元ホワイト・スネイクなどのブライアン・ティッシー(ドラム)を率いて結成したバンド、TMG。このスーパーバンドのファーストアルバム『TMG I』が発売されたのは2004年。B'zとはまた毛色の違うヘヴィで硬派なハードロックに、和旋律を積極的に取り入れたサウンドはこの時点ですでに唯一無二の個性を放っていた。豪華メンバーに加えアルバムの出来も最高となれば、第2弾を期待するのは当然の乙女心である。しかし残念ながらファースト以降、ぱったりと活動は止まってしまい今に至っている。大物揃いゆえいろいろと事情があるのだろう。しかしもともとは確か毎度メンバーを入れ替えつつ進めていく想定のプロジェクトだったような気がするので、同じメンバーでなくても国籍問わずおもしろそうな人たちを集めてぜひ続けてほしいと思っている。ちなみにMCだったら私にお任せください。
最後に「どうかありのままで」。
結局のところ、おふたりがやりたい音楽を楽しんでやってくれることがファンとしては一番の喜びである。この36年、もう充分すぎるほどに素敵なものを我々に与え続けてくれたと思うので、わがままになってくれても全然構わない。愛のままに。むしろおふたりがファンを置いてけぼりにするくらいわがままに振り切った作品も個人的には聴いてみたいし、こちらもそんなおふたりの進化についていけるか、燃えるところである。なのでとにかく無理せずマイペースに、自分たちのためにお好きなことをお好きなようにやってほしいと思う。
というわけで我がB'zコラム『がんじがらめかといえばそう』、これにて終了である。『耳マン』には過去にも数年にわたる音楽コラムでお世話になっており、需要の少なそうなアーティストのことでも好きなように書かせてくれたので、改めてクローズしてしまうのは残念だ。いつの間にかあらぽんの連載も終わってたし。
しかし今後も変わらず自分はB'zおよび音楽が大好きなので、また何かでリットーミュージックさんと絡むこともあるかもしれない。ね? ね?
これまで私のコラムを読んでくださっていたみなさん、そして『耳マン』の担当さん、今までありがとうございました。
涙で画面が見えなかったので今回勘で打ってました。