ゆってぃ『誰得!? なりきりハードコア』:UNEARTH『THE MARCH』
パンク/ハードコア大好き芸人・ゆってぃがそっち系の名盤ジャケットのコピーにストイックに挑むワカチコな連載! ※ワカチコ=若さ、力、根性
2006年のLOUD PARKが忘れられない
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今回の『なりきりハードコア』という名の雑コラの餌食はUNEARTHでございます!
UNEARTH『THE MARCH』(2008年)
一時期UNEARTHにハマってたときがありまして、2006年のLOUD PARKに来日するってことで「こりゃ神からの思し召しだ!」と当時本気で思って観に行きました。で、タイムテーブル見て震えましたね。昼間12時からUNEARTH! 真昼間からUNEARTH! 着くなりいきなりUNEARTH!
昼間の12時からUNEARTHのライブを楽しんだ僕がどうなったかわかりますか? フェスだからほかのバンドも夜の22時くらいまで楽しむわけですよ。昼間からUNEARTHを聴いて……うるさい音楽から逃げたい!と思ったのはあの日だけです。しばらくメタルが嫌いになった伝説の日です。
2004年に出した『THE ONE COMING STORM』がすべての曲が神曲!と思ったほどの好きなアルバムでして、次に出したこの『THE MARCH』のハードルがクソ上がってたんです。勝手ですけどね。
最初聴いたときは「ふーんそんな感じね……歌い上げちゃったりするんだ? ちょいさめるわ……」ってな感じで、「ファンがバンドの方向性固めちゃってつまんなくしてんだよ!」っていうよくある老害ファン丸出し感想だったんすけど、聴いてくうちに「あれ? 成長してね? ギターソロの音色とか上げてきてね?」と、音楽のことわかってもないのに成長を感じようとする、古参ファン感満丸出し感想に変わりまして。気づいたら虜になってたアルバムなのです。
前回のアルバムより少しポップになってて、聴きやすくなり、8曲目なんて、Xのセカンドアルバムに入っててもいいくらいです。
ちょっとそのうち、2006のLOUD PARKの感想も書きたいな。あれ最高のメンツでいまだに思い出すもんな。約20年前か……結婚しろよ俺!
(※次回は11月中ごろワカチコ予定!)
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