関ジャニ∞丸山隆平のベースプレイがいい!ドリフェスや『関ジャム』で好演

連載・コラム

[2015/11/24 19:43]

 テレビ朝日が主催するライブイベント『テレビ朝日ドリームフェスティバル2015』が11月21日から23日にかけて開催された。B'zや槇原敬之、X JAPANや椎名林檎など錚々たるアーティストが白熱のステージをくり広げるなか、アイドルグループの関ジャニ∞がバンド形態で出演。彼らのライブ後「ちゃんとしたバンドだった」といった感想が多数みられ、特に丸山隆平のベースプレイを称賛する声が多くあがった。

 関ジャニ∞は同イベントの3日目となる23日に出演し、バンド形態で8曲を演奏した。メンバーそれぞれが楽器を担当し、バンドとして演奏することはファンの間では知られているが、「意外にもちゃんとバンドしてた」「バンドとしてのクオリティーの高さに驚いた」「普通に若手バンドみたい」など、彼らのバンド演奏を初めて聴いた多くの来場者が驚きのリアクションをみせた。

 ライブではOKAMOTO'Sが手がけた『勝手に仕上がれ』も演奏されたが、こちらはベースが活躍する楽曲で、特にベースを担当する丸山隆平の好演に注目が集まった。同曲は親指で弦を弾いてパーカッシブな効果を生む“スラップ奏法”が炸裂するロックナンバーだが、ライブでも丸山は見事にスラップをキメて会場を盛り上げた。この曲は「“練習しないと!”ってなるようなスラップのフレーズを入れて欲しい」と丸山から依頼されたというハマ・オカモト(OKAMOTO'Sのベーシスト)が考えたもので、音源にはそのフレーズを体得した丸山のプレイが収録されている。練習の成果もあってかレコーディング時は1発でOKだったようで、そのときの様子をハマも「正直ビビりました」とTwitterで振り返っている。そんな丸山の渾身のプレイは、この日の来場者にも響いたようだ。

 22日に放送された関ジャニ∞の番組『関ジャム 完全燃SHOW』でも、丸山はゲスト・水樹奈々の『深愛』で難度の高いベースプレイに挑戦。イントロのピアノの旋律に高いポジションを使ったメロディアスなプレイで絡み、美しいラインを弾いてみせた。ベースでのメロディアスなプレイは、ピッキングの強弱やフレーズの歌い回しなどがバッチリこないとにさまにならないことが多いが、ここでも丸山は落ち着いた様子で美しい旋律を響かせた。

 お笑い的な要素も強く、ジャニーズのグループの中でも異色とも言える関ジャニ∞だが、彼らの一番の魅力はひたむきに楽器と向き合っているところだと思う。今後も彼らの“バンド”としての魅力をお伝えしていきたい。

[耳マン編集部]