音楽マニアも汗かき男子もおしゃれ女子も! 快適&ファッショナブルなヘッドホンカバー『mimimamo』に注目

特集・インタビュー

[2017/9/3 12:00]

ありそうでなかったヘッドホンカバー

まだまだ蒸し暑いこの季節、「ヘッドホンしたいけどあちぃわ……」って人も多いのではないでしょうか? そんな人にオススメしたいのが快適&オシャレなヘッドホンカバー『mimimamo』でございます。この『mimimamo』はヘッドホンのイヤーパッド部分に装着するカバーで、汗や脂のべたつき、蒸れによる不快感を解消してくれるという優れモノ。

mimimamo!

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「聴力検査のときに使うやつみたいな?」「スポーツジムにもそういうのあるよね」と侮るなかれ、この『mimimamo』は装着感や装着した際の音質、デザインにも徹底的にこだわり抜いた、音楽愛好家にもオススメしたい逸品なのです。今回は同アイテムを製造・販売しているフィフティスクエア株式会社の社長・林さんにお話を聞いてきました!

ギターも好きな林さん! オフィスもめちゃくちゃオシャレ

耳の病気になったことがきっかけ

この『mimimamo』は音楽好きのあいだでジワジワと人気を集めているが、もともとは林さんが耳の病気になったことがきっかけで開発された。学生時代から音楽や音響機器に興味を持ち、放送業界向けの機材メーカーに就職した林さんだが、イヤホン/ヘッドホンを使用しすぎたことで耳の病気を患ってしまう。治療のために耳をいつでも乾燥させていなくてはいけないということで、耳が蒸れてしまうヘッドホンを使うことを医者から禁じられてしまったという。

「それでもこの日本の住宅環境のなかで音楽を聴くにはヘッドホンが必要だったので、最初はヘッドホンに外付けでクーラー(ファン)を装着してみようと思ったんです(笑)。秋葉原でファンを買ってきて付けてみたんですけど、あまりにも騒音がすごくて……。よく考えてみれば糸電話だってちょっとの振動であんなによく聴こえるんだから……そりゃそうですよね(笑)。でも、ネットで調べいくうちに僕のように蒸れないヘッドホンを必要としている人がけっこういることがわかったし、世の中にはヘッドホンカバーっていうものがあることもわかったんです。それで実際にヘッドホンカバーを購入してみたら、それがなかなかヒドい商品で……。肌触りが悪くて長時間の使用が想定されていないし、それからかっこ悪いんです。これを付けて外を歩けないよって(笑)。さらに、“音響製品”にあたるものなのにスペックが公開されていないので、自分が持ってるヘッドホンに合うかどうかもわからない。結局イケてないから知られていなんだなって。そこで“じゃあ僕が最高のヘッドホンカバーを作ろう!”って思ったんです」

スポッと付けるだけですぐに使えるこの『mimimamo』が、そんな背景から生まれたものだったなんて……

涙ぐましい努力!

2013年頃から『mimimamo』の試作に取りかかった林さん。まずは代表的な形のヘッドホンを16台ほど購入し、どんなヘッドホンにも使える最適なサイズ感を追求するとともに、素材にもこだわった。そして、肌触りと耐久性に優れた人造繊維“テンセル”に辿り着き、2014年の夏についに『mimimamo』が完成! 音楽を心から愛する林さんはここに辿り着くまでに、素材やカバーの厚みなどによって音がどう変わるかについても測定専用ソフトで日々研究に励んだという。すべてはいい音質で購入者に音楽をお届けするため! 涙ぐましい努力! そして誕生したのが『mimimamo』なのだぁぁ!

非常にサラサラした手触りで、ストレッチもバッチリ効く。内側にはmimimamoのロゴも入っており丁寧な仕上がりだ
開発は林さん、そしてこちらの相棒サミー君の二人三脚で行ったという。サミー君!?
サミー君はイヤホン/ヘッドホンの音質計測に特化したダミーヘッド。嫌がるサミー君の頭を強引にこじ開けると、中はこのようになっていた。左右にあるのが録音マイク。ヘッドホンから信号を流し、どのように聴こえるかをこのマイクで録音してチェックするのだ
プニプニした耳が付いているため、ヘッドホンを付けたときの耳の動きも計測に反映することができるという
まずは『mimimamo』なしでチェック
そのあとに『mimimamo』を付けてチェック。あり/なしでどのくらいの差があるかを調べるのだ。サミー君、大活躍
最初は16台のヘッドホンを使いながら試作品を作っていったというが、熱心な林さんは一台でも多くのヘッドホンで計測したいと研究を重ね、事務所はヘッドホンだらけに。圧巻……。これでも一部だという……

カラーもオシャレ!

カラーが可愛いのも『mimimamo』の魅力だ。2014年のリリース時は5色1サイズだったが、現在は7色2サイズで展開している。女性向けのカラー(ピンク)をアパレルの女性デザイナーに協力してもらって開発したというエピソードも真面目な林さんらしい!

「すべてオリジナルカラーになっていて、さらに防菌・防臭加工もしているのでかなり手間とコストはかかっています。左右で色を変えてみるのもオススメです。左右がわからなくなることって結構あるので、そういう心配もなくなりますよ!」

7色2サイズ! センスいい!
ピンク×ブルーで色違いにしてみたパターン。オシャレ……。きゃりーちゃんっぽい(なんとなく)
レッド×グリーンの組み合わせ。Gucci感。クールだ!

「少しでも快適な時間を過ごしてほしい」

林さんは事務所にて検品や梱包もひとりで行っており、一切の妥協を感じさせない。そんな情熱をもって『mimimamo』を作りあげた林さんは最後にこう語ってくれた。

「音楽が好きで、ずっとヘッドホンを付けていたい人が、少しでも快適な時間を過ごしていただければと思って開発しました。あと、ヘッドホンは長年使っているとボロボロになってしまうと思うのですが、“mimimamo”を付ければ、本体を買い換えることなく使っていただけると思います。いい物を長く使うということもとても大切だと思いますので。ついでに色を変えて楽しむこともできますしね。ぜひ、みなさん手にとってくれたら嬉しいです!」

林さん&サミー君! いいコンビですねぇ! ありがとうございました!

『mimimamo』

・2サイズ7色
・価格:Lサイズ:2,700円(オープン価格)/Mサイズ:2,160円(オープン価格)
・HPはこちら

新色の試作品を展示!

9月6日から8日まで東京ビッグサイトで開催される『第84回 東京インターナショナルギフトショー 秋2017』にて、『mimimamo』の新色の試作品が展示されることが決定! 「東1-T08-09」エリアの「株式会社エアリア」ブースをチェック!!!

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