2017年再ブレイクを果たしたのは? メディアに返り咲いた芸能人たち

連載・コラム

[2018/1/3 07:00]

芸能界を席巻する“再ブレイクタレント”

有吉弘行、坂上忍、ヒロミ……現在の芸能界は席巻しているのは、1度テレビを離れたものの見事復活した“再ブレイクタレント”たちだ。2017年も、そんな再ブレイクタレントが何人も現れた年だった。

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おしとやかなイメージとのギャップを見せた青山テルマ

2008年に『そばにいるね』がヒットし大ブレイクした青山テルマ。それ以降、実力派アーティストとしての地位は確立するも、同曲を超えるヒット曲は生まれないまま、テレビで見る機会は少なくなっていた。

しかし、2016年末のバラエティ番組『今夜くらべてみました』に出演したことをきっかけに、2017年はサバサバした性格やヤンキーエピソードが視聴者に大ウケ。『そばにいるね』とはまた別のバラエティタレントという形で、数々のテレビ出演を果たした。

楽曲でのおしとやかなイメージとのギャップが再ブレイクのきっかけになったのかもしれない。

脱・おバカタレントの若槻千夏

おバカタレントとしてバラエティ番組で大活躍した若槻千夏は、2012年に一般男性と結婚し女児を出産。その後は芸能活動をセーブしていたが、昨年から徐々にメディア露出を増やし、2017年に見事再ブレイクを果たした。

現在は元のおバカタレントとしてではなく、頭の回転の早さを生かしたトーク力や、実業家としての一面を武器に、バラエティ番組で活躍をしている。気まぐれな若槻だけに、またタレント活動をセーブする可能性もなくはないが、しばらく目にする機会は多そうだ。

元・能年玲奈“のん”は、テレビ番組以外で大活躍中

2013年に空前のヒットを記録したNHKドラマ『あまちゃん』で、一躍時の人となった元・能年玲奈は、現在“のん”という芸名で活動している。2015年以降、事務所独立騒動から事実上の休業状態となっていたが、昨年11月公開のアニメ映画『この世界の片隅に』で主演声優を務めて大好評を得たのをきっかけに徐々に活動を再開している。

のんは民放テレビ番組の復帰こそしていないものの、『あまちゃん』の舞台となった岩手の3社を含む、7社とCM契約を結んでいる。また、舞台、声優、歌手としても活躍しており、YouTubeの独占配信コンテンツYouTubeOriginalsにて自らが出演、監督、脚本、編集までをこなす映画『のんたれ』が2018年に公開予定。今後ますます活躍の場を広げそうだ。

荻野目洋子の『ダンシング・ヒーロー』再び!

1985年に『ダンシング・ヒーロー』が大ヒットした荻野目洋子が、30年以上の時を経て、楽曲とともに再び注目を浴びている。きっかけは、バブルネタでブレイクしたお笑い芸人・平野ノラと、高校ダンスの強豪・大阪府立登美丘高校ダンス部だ。

高校ダンス部の日本一を決める『第10回日本高校ダンス部選手権(スーパーカップダンススタジアム)』決勝で、2連覇中だった登美丘高校ダンス部は平野ノラのネタのようにバブリーなコスチュームに身を包み“バブリーダンス”を披露。結果は惜しくも準優勝だったが、コスチュームからは想像もつかないキレッキレのダンスは大絶賛され、これを紹介した動画やツイートが大きな話題となった。

これで注目を集めた荻野目洋子は、登美丘高校ダンス部とともに『第59回輝く!日本レコード大賞』で特別賞を受賞するなど、年末は数々の音楽番組に出演。『ダンシング・ヒーロー』ともども30年ぶりの再ブレイクを果たしている。

[沢野奈津夫@HEW]