“奇跡の1枚”で話題のイコラブ・齊藤なぎさに直撃! 素人時代に現役アイドルから「アイドルやってみなよ」と誘われていた!?
“奇跡の1枚”がバズったアイドル・齊藤なぎさに直撃!
HKT48の指原莉乃と代々木アニメーション学院がプロデュースする声優アイドルグループ・=LOVE(イコールラブ)。同グループのメンバー・齊藤なぎさは、ライブ中の写真が“奇跡の1枚”としてバズったことをきっかけに一気に注目を集める存在となった。今回はそんな彼女に直撃! インタビューをしてみてわかったのだが、どうも彼女は可憐なルックスからは想像もつかないド根性の持ち主のようだ……!
幼稚園の頃からAKB48グループの握手会に通っていた
――ものすごく、しょうもない質問をしていいですか?
……? はい。
――カラコンじゃないんですよね?
裸眼なんです(笑)。
――こんなに瞳が大きい人間が存在したんですね……。
アイドルになってたくさんの方にそう言っていただけるようになって、自分でも「私って黒目が大きかったんだ……」と思うようになりました(笑)。
――幼稚園の頃からアイドルが大好きで、AKB48グループの劇場公演や握手会に行っていたんですよね。握手会でアイドルから「アイドルやってみなよ」と誘われたりしませんでしたか?
実は、ファンとして行った握手会で、現役アイドルさんにアイドルをやってみなよって勧められたことがあるんです。そのときは冗談で言ったんだと思いますが、私が今こうやって=LOVEにいるのは、運命を感じています。
――もともと指原さん推しだったんですよね。指原さんのどこに惹かれてファンになったんでしょうか?
ただのファンだったときは「莉乃ちゃん」って呼んでいたんですけど、ステージに立っているときの莉乃ちゃんが本当に大好きなんですよ! 本当に可愛い! バラエティ番組に出演しているときも好きなんですけど、ステージだとキラキラ輝いていて……! すごくストイックだし、全部に憧れています。
――ほかに推していたのは、誰ですか?
NMB48の山本彩さんのことは、オーディション番組で見つけてから7年間推しています。あとは元NMB48の渡辺美優紀さんも大好きでした。
――バラエティにしろパフォーマンスにしろ、ストイックなアイドルを好きになりがちなんですね。齊藤さん自身もストイックな性格なんでしょうか? 自分の性格についてどう思いますか?
負けず嫌いだとは思いますね。小さい頃からずーっと負けず嫌いです。
すべての環境を変えてでもアイドルになりたかった
――YouTubeで公開されている=LOVEのデビュー前のドキュメンタリー映像を観ましたが、合宿シーンでの振付師の牧野アンナ先生による指導が怖くて、観ているこちらもキュッとなりました……。「あなたたちは絶対売れません」「舐めてんの?」といった厳しい言葉を投げかけられて、当時13歳だった齊藤さんは相当つらかったのでは……?
アイドル未経験どころかダンスも歌もゼロからのスタートだったので、「まわりはできているのに私はできていない」と感じるときもあって、合宿中は泣きながらお母さんにLINEしていました。
――ご両親はもともと芸能活動に反対していたんですよね。「つらいなら辞めなさい」とはなりませんでしたか?
うーん……。でも私、人生かけて=LOVEに加入しているんですよ。オーディションに合格したときも「絶対がんばるから。勉強と両立させるし、とにかくアイドルになりたい。アイドルにならなかったら後悔する」って両親にすごく頼み込みました。だから今では、「自分で決めたことだから最後までやり通しなさい」と言われています。
――そこまでしてアイドルになりたかった気持ちってなんだったのでしょう……?
中学1年生のとき、先輩にイジメというか、いろいろ言われた時期があったんです。あと学校の先生と上手くいっていなかったりとか、当時は学校生活であまり良い思い出がなくて……。そういうとき、大好きなアイドルを見て元気を出していました。アイドルは小さな頃から好きですしずっと憧れていましたが、私、アイドルに救われているんですよ。
実は大食い! 1日10食の食生活だった!?
――ところで齊藤さんは昔はけっこう大食いでぽっちゃりしていたという話を聞いたことがあるのですが……。
あはは(笑)! そうなんですよ~……。アイドルになってから気をつけるようになったんですけど、昔は今より12キロ太ってて、1日10食くらい食べていました。
――10食!?
まず朝ごはん食べるじゃないですか。学校に着いて2段弁当食べるじゃないですか。それから学校の購買でパンとドーナツとジュース買って、放課後はファミレスに寄ってパスタを2杯食べます。お迎えの車に乗ったらお母さんがサツマイモとドーナツとケンタッキーとかくれるので食べるんですよ。それで家に着いたら、カップラーメンをふたつ食べるんです。それから晩ごはんに揚げものとか食べて、寝る前にドーナツとか食べて……。そんな生活でした(笑)。
――ドーナツが多いですね(笑)。じゃあスリムになった今でも食べること自体は大好きですか?
だいっ……すきです……! 本当に食べることが生きがいなんですよ。
――でも世の中には、いっぱい食べる女の子が好きな人々も多いですから……。
絶対ウソですよ、そんなの~!
「アイドルって努力が1番大事だと思います」
――10月17日に発売される4枚目のシングル『Want you!Want you!』についても聞かせてください。前回のシングル『手遅れcaution』はかっこいい系でしたが、今回はK-POPテイストも感じられるオシャレで可愛い楽曲ですね。
これまでの可愛い系の楽曲ともひと味違った雰囲気のガールズポップで、私もお気に入りの曲です。よくメンバーも楽屋で口ずさんでいます。
――MVの見どころはどこですか?
自分の話になっちゃうんですけど、今回ソロパートを多くいただいて、曲のなかで重要なフレーズも歌っているんです。2番の「もっと あなたに染めてよ」でドアから出ているところと、「好きよ」のウインクを観ていただきたいです。撮影では、初めてグリーンバックも使いました! 仕上がりがどうなるのかわからないから難しかったんですけど、完成した映像を観たら……すごかったです(笑)。MV撮影はいつも楽しいです。可愛いセットが多くてワクワクするし、自分で考えながら演技するのもやりがいがあります。これからは演技の面でもがんばりたいなって思っているんですよ。
――いちアイドルファンから自分もアイドルになってみて、何か考えが変わった部分はありますか?
「アイドルはいつもキラキラしていて、生まれ持った才能が大事なんだ」と思っていましたけど、実際はやっぱりがんばらないといけない世界だと知りました。アイドルって努力が1番大事だと思います。
――あの、最後に……ひとりのアイドルファンとして少し嫌な質問をしてもいいでしょうか? アイドルの方ってよく「ファンのみんなが大好きです」みたいなことを言うじゃないですか。ファンとしては「嬉しいけど、その“大好き”って言葉を100パーセント受け止めていいのだろうか」と信じられない気持ちもあって……。自分がアイドルになってみてどうですか?
わかります……! 私も「絶対ウソじゃん」と思っていましたから(笑)。でもウソじゃなくて、本当にアイドルはファンの方が大好きなんです。ファンレターとか握手会で褒めてくれた言葉とか、ひとつひとつのことが支えになっていて、ファンの方がいなかったら私はアイドルをしていませんし、今ここまで来れていないと思います。だからファンの方には、感謝と「大好き」の気持ちしかありません!