これは貧乏バンドマンにもオススメしたい！ 覆面調査で飲み代や雑費が節約できるという話
バンドマンは金がない……！
覆面調査（ミステリーショッパー）という言葉を聞いたことはあるだろうか？ 女性のあいだでは知っている人も多いようだが、我々男性にはなかなか馴染みのない言葉である。しかしこの覆面調査、金銭面で常に厳しい状況にある全バンドマン（決めつけ）に非常にオススメできそうなサービスであることが発覚。そこで今回は全国の貧乏バンドマンたちを救うべく、私が身をもって覆面調査を体験してきた。
そもそも覆面調査って何するの？ それは実に簡単っぽい。客のふりをして特定の店を訪問し、店員さんのサービスや品質などをチェック。その後、アンケートに答えるだけで、お店で使ったお金が戻ってきたり、ポイントがもらえたりするという。飲食店では料金が実質半額になったりすることも多いとのこと。どうやったら安く酒が飲めるかばかりを考えている貧乏バンドマンたちには絶対的にオススメなのである！
ターゲットをロックオン
今回は『ファンくる』という覆面調査サービスを利用することに。こちらでは掲載されている飲食店は6,000件（その他含めると10,000件）にものぼり、会員数は100万人もいるようだ。まずは会員登録が必要とのことでやってみた。
会員登録を済ませて、掲載されているお店のなかから近所の店をチェックしてみる。確かに飲食店が充実していて楽しい。よし、決めた！ 今回は代々木公園駅にあるカドクラ商店という焼き鳥屋をロックオンだ！ 早速、申込みをしてみたところ……当選の文字。落選することもあるのかと調べてみたところ、『ファンくる』側でユーザーに対して一定の審査基準を設けているといい、さらには近年応募者が増えていることもあって時に落選してしまう場合もあるとのこと。品行方正に生きてきてよかったぁ。今回は50％（上限5,000円分）バックとのこと。お得だな！！
まずルールを確認だ。今回は2名以上での訪問が必須とのこと。さらに電話予約をして店員の対応をチェックするという事前項目もあった。さっそく電話をしたが店員さんの対応はまったく問題なし。いざ、お店に向かう！
目的地に到着すると、まったく安っぽくない非常に雰囲気のいいお店で驚いた。今回は2名以上での調査が条件だったので、知り合いの女性に同行をお願いした。一般カップルが来たと店員たちを油断させる作戦である（力みすぎ）。
覆面調査員の自覚をもって店内に潜入だ。逆に力んで緊張してしまい、ちょっとぎこちなくなってるっぽい。落ち着け俺！ 全国のバンドマンのためにがんばれ！
訪問前に店員の接客態度や店内の清潔感などがチェック項目に組み込まれていることを確認していたので、そのあたりに目を配らせる。入店時の「いらっしゃいませ！」などの声がけも気持ちよかったし、店内も清潔感だ。かなり混み合っていたので注文時の「すみません〜！」に一回で反応してくれなかったが、自分は「混んでるからしょうがない」の認識だったのに反し、同行女性は「これくらいなら反応してほしい」という意見だった。やはり女性のチェックは厳しい……！
わざとオススメ料理を聞いたりしてみたがしっかりと答えてくれたし、名物のカドクラサワー（凍らせたレモンが丸々1個分入ったオリジナルサワー！）も冷えててうまい！ やばい、これは何杯でもいけちゃうやつだ……！ そんなこんなでたっぷりとカドクラ商店さんを満喫させてもらった。
退店時には必ずレシートをゲットしておかなければいけない。そして3日以内にサイトにアクセスしてアンケートに答える。スタッフの入店時の態度や身だしなみなどのほか、盛りつけや料理の温度（温かい／冷たい）など、清潔感を含めた店内の雰囲気など、全60個の質問に答える。（提出期限と質問数は、店舗によって異なる）昔ながらの男性はこんなの面倒くせぇ！と思うかもしれないが、イマドキ男子はまったく苦にならないレベルだろう。
初心者でもまったくもって問題なし
これらを入力して提出したところ、あっさりと5,000円分のポイントが戻ってきた。このポイントはAmazonなどECサイトで使用できたり、電子マネーに変換できたりもする。思っていたよりも全然カジュアルな調査だったし、本当に簡単で驚いた。これなら初心者でもまったくもって問題なしだ。
こういった調査員のリアルな声が店舗スタッフに届くことでサービス改善に繋がっていくことだろうし、ポジティブな声が届けばそれがスタッフさんの働くモチベーションにもなるハズだ。まさにWin-Winな関係が生まれるサービスと言えそうだ。考えた人、すげぇ……。何よりも、スタジオ帰りに飲みながらミーティングをしたりすることが多いバンドマンには本当に助かるサービスだと実感。ちょっとした小物を買うお金が貯まったり、外食する際の飲み代の削減になったり、かなり良いことずくめなのでは……？ 気になる人はぜひサイトをチェックして有効に活用してみて！
『ファンくる』
https://www.fancrew.jp/