「気持ちがひとつになった」TRF・DJ KOO、イベント中止を受け急遽DJ配信……込められた想いとは?

特集・インタビュー

[2020/3/9 12:01]

TRF・DJ KOO、コロナの影響でイベント中止を受けて急遽DJ配信…… その想いを語る

数々のヒット曲を生み出し、デビュー27周年を迎えてもなお老若男女に愛されるダンス&ボーカルグループ、TRF。同グループのメンバーDJ KOOはハイテンションかつちょっぴり天然なキャラクターを武器に、バラエティ番組やYouTubeでも活躍しています。そんな彼は3月1日、新型コロナウイルスの影響で出演予定のイベントが中止になったことを受け、急遽DJのライブ配信を開始。ネットでも話題になったこの出来事について語っていただきました!

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——3月1日に、DJ KOOさんが出演予定だったイベント(※1)が新型コロナウイルスの影響で中止になったことを受け、DJのライブ配信をされていました。その配信をするに至った想いを聞かせてください。
(※1:アニメ“キンプリ” こと『KING OF PRISM』舞台公演のDJパーティ)

もともと『KING OF PRISM』には長く携わらせてもらっていて、映画の応援上映や関連イベントでDJをやってたんです。だけどコロナウイルスの影響で今回のイベントが中止になってしまいまして。特に3月になってからはいろんなライブやイベントも自粛になって、学校も休校になったりしてなかなか日本の元気がなくなってきちゃってるんで、人が集まらずに自宅で楽しめるような配信ツールを使ってみんなで元気を共有したいなと思ったんです。そこで本当に急遽なんですけれども、同イベントに来ようとしてたキンプリファンに加えて、昨年から携わらせてもらっている『THE IDOLM@STER』(※2)のファンのみなさんにもSNSで呼びかけました。そうしたら、当日の急な告知にも関わらずみんな集まってくれて。普通、違うコンテンツのファン同士が一同に会するってなかなかないと思うんですけど、僕のDJ配信を通じてそれぞれのファンに「相手のコンテンツもいい曲あるなぁ」とか、そういうふうに盛り上がってもらえたのがすごくよかったですねぇ。
(※2:ゲームおよびメディアミックス作品。通称アイマス)

「気持ちがひとつになって配信が全国に届いた」

——さまざまなライブやイベントが中止になって残念な気持ちになっている人も多いなか、DJ KOOさんの粋な計らいに元気をもらった人もたくさんいたと思います。

ライブ配信はみんながスマホやパソコンの画面越しに観てくれるんですけど、目の前にお客さんがいるような感覚でDJができるんですよ。リアルタイムで送られてくるコメントを見ながら選曲をしていくんで、すごくライブ感がある。今回はキンプリとアイマスの両コンテンツの架け橋になったっていうこともあったし、休校になって卒業式ができなくなっちゃった子もいるっていうので、最後に「せっかくみんなここで仲良くなったから、卒業式ができなかった子たちを祝おうよ」って言ってゆずの『栄光の架橋』をかけて。そこで「おめでとう」っていう言葉がいっぱい出てきて、気持ちがひとつになって配信が全国に届いたかなっていう感じがすごくしましたね。こういう時期だからこそかもしれないですけど、配信ツールを使ったことって一方通行じゃなく気持ちが通じ合えるなぁって改めて感じました。

——素晴らしいですね。

でも、配信してる僕は仕事部屋でひとりで大声で「イエーイ!」ってやってるんですよ! その姿を傍から見たらちょっとどうかなと思うんですけど(笑)、画面の向こうにお客さんがいるから、ひとりでやってる気はしなかったですね。

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昭和から平成までそれぞれの時代をイロドルオドル「日本人」が大好きな オドレル「J-POP 日本代表」をオドラセル“DJ KOO with DJ BLUE” がプロデュース! ジャケットは『北斗の拳』『花の慶次』『蒼天の拳』をはじめ数多くの名作を世に送り出してきた日本漫画界の巨匠、原哲夫氏の描き下ろし。

榊ピアノ