酒井健太(アルコ&ピース)『チャンサカの気まぐれパンチライン』第42回:カタールワールドカップ

連載・コラム

[2022/12/7 12:00]

音楽好きでラッパーとしてもひっそりと活動、一部では「ラジオスター」と呼ばれていたりもする鬼才(!?)アルコ&ピース酒井健太によるフリースタイルコ・ラ・ム!(月1回更新予定!)


ほぼ全試合観ている。まじ感謝

ワールドカップ初の冬開催。

本来は6月~7月にかけて行われるが、さすがにカタール暑すぎんべ?
ってことで11月に開幕。
そして初の中東開催。

盛り上がってんなあ。

俺もこんないっぱい試合観たことないぐらい観てる。
Abema最強。
全試合放送は激アツ。
しかも見逃し配信はまじやべー。

しかもお仕事でスタジオ解説もやらせていただいている。
ありがてー。
これまで宇佐美(貴史)さん、柿谷(曜一朗)さん、坪井(慶介)さん、福田(正博)さんと、名だたる名選手たちと一緒に試合を観てきた。
全員代表時代のスーパープレイ場面言えるくらい好きだった選手たち。
しかも試合も一緒に観て、この選手はこうで実はこんな面もあってってオフの感じの解説聞けるのおもろすぎた。
印象に残ってるのは坪井さんのブラジルのロナウドとイングランドのヘスキーが本当に異次元レベルですごかったって話おもろかったー。

こんなにワールドカップをフルで何試合も観たの初めて。
いつもは日本の試合と強豪国の数試合やってるのを観て、ほかはダイジェストで観ていた。
今回はAbemaでほぼ全試合観ている。
まじ感謝。

今回の大会は強豪国と言われる南米とヨーロッパ以外の国の活躍が目立つ。
日本がドイツとスペインに勝ったのもそうだし、サウジアラビアがメッシ率いるアルゼンチンに勝ったりモロッコが1位通過したりと波乱が多い大会になっている。
これはアジアやアフリカなどの国がレベルを上げてきていると思う。

1996年のアトランタ五輪でカヌーやオコチャがいるナイジェリアが優勝したとき。
サッカー界の南米とヨーロッパの時代は間もなく終わり、アフリカの時代がやってくると言われていたが、20数年の時を経てアジア勢アフリカ勢が強豪国に牙を剥きはじめている。

アフリカ勢でいうとモロッコ。
マジつえー。
てかうめー。

ツィエクっていう左利きの選手がいるんだけど、マジで上手い。
イングランドのチェルシーという強豪クラブに所属しているが、まあ左足の精度の高いキックと鋭いドリブル。
観ててワクがむねむねする。
これ書いているときはモロッコはベスト16に進んでスペイン戦の前。
スペインに勝っちゃうんじゃないかなあ。
楽しみ。

アジア勢だとやっぱり日本。
本当すげー。
正直組み合わせ抽選会のとき、ドイツ、スペイン、コスタリカのグループに入った瞬間、サッカーあんまり知らない人でもこりゃダメだって思ったはず。
その下馬票を覆してベスト16進出。
スペイン戦は朝4時キックオフでやばたんもむーちゃんも寝てたのでソファに顔埋めながらゴールを喜んだ。
次はクロアチア。
もうこのコラムが上がってる頃には結果が出ている。
初のベスト8行ってるかなー。
信じよ。
モドリッチうめーしなー。

もちろん強豪国のスターたちのプレイもやっぱすごくて、オランダのフレンキー・デ・ヨング、アルゼンチンのメッシ、フランスのエムバペ、イングランドのケインなどスーパースターたちが泣いて笑って、国の威信をかけて感情剥き出しで戦う決勝トーナメント12月19日の決勝まで眠れない日々が続いていくが、日本の躍進を信じて声を枯らして応援したい。

(※編注:このコラムは12月6日の日本対クロアチア戦が行われる前にご執筆いただきました。日本代表の選手のみなさま、感動をありがとうございました!)

イラスト:酒井健太

(※次回は1月中ごろ公開っつー話!)

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酒井健太

さかいけんた●1983年10月29日生まれ、神奈川県川崎市出身。2006年4月に結成されたお笑いコンビ・アルコ&ピースのツッコミ担当。多くのラジオ番組をもち、一部では「ラジオスター」と呼ばれていたりもする。ロック、ヒップホップ、アイドルなど音楽にも造詣が深く、「菊田健太」の名前でラッパーとしてもひっそりと活動。MCバトル大会『戦極 MCBATTLE』にもちゃっかり出場した経験をもつ。サッカーも得意で中学生時代には川崎市選抜に選ばれたことがある。