【レポート】SILENT SIRENすぅプロデュースのアイドル・Fuhuaが初ライブ！　笑顔と涙あふれるフレッシュなパフォーマンス

[2023/6/13 12:10]

サイサイすぅが手がけるNFTアイドル“Fuhua”のお披露目ライブをレポート！

ガールズバンド・SILEN SIRENのすぅ（ボーカル＆ギター）がプロデュースするアイドルグループ・Fuhua（フーファ）が6月11日に東京・LINE CUBE SHIBUYAでお披露目ライブ『“Fuhua” Premium Reveal Live』を開催しました。Fuhuaは日本テレビとプラチナムピクセルによるアイドルプロジェクト『NFT IDOL HOUSE』から誕生したグループで、2度にわたる最終合宿審査を含むオーディションに合格したメンバーで結成されました。同プロジェクトでは、メンバーの似顔絵イラストをNFTとして販売。NFTを購入した人々を中心とするコミュニティでアイディアを出し合い、運営やファンが一緒にアイドルをプロデュースするという新しい試みを取り入れたグループです。

初のアイドルプロデュースとなるすぅに同プロジェクトへの思いを聞いたインタビュー（https://33man.jp/article/012927.html）も実施してきた音楽エンタメサイト『耳マン』ですが、今回は結成から3ヵ月の準備期間を経ていよいよ開催となった同公演の模様をレポートしますっ！

上段左からハルコ、ミユ、ナエ、スズナ、ウララ、下段左からリリサ、アノン、ナツキ

バックダンサー経験者や元会社員など、経歴がバラバラな個性あふれる8名のメンバー

Fuhuaのデビューまでの道のりは、動画配信サービス『Hulu』のドキュメンタリー番組『Documentary of Fuhua 殻を破れ！デビューする瞬間』でも配信されました。そんなFuhuaのメンバーはアノン、ウララ、スズナ、ナエ、ナツキ、ハルコ、ミユ、リリサの8名。アノンは歌もダンスも得意で、オールマイティーな最年少。ウララはFuhuaの“パワー系担当”で、力強いダンスや伸びやかな歌声が魅力。スズナはすぅのお墨付きでもある存在感のある歌声で、聴く人を魅了します。ナエはムードメーカー的存在の才能あふれるトリリンガルで、堂々とした佇まいが印象的です。

アノン

ウララ

スズナ

ナエ

ナツキは韓国と日本のハーフで、元バックダンサーの経験を生かしたパフォーマンスが持ち味。ハルコはバレエやダンスの経験者で、ハスキーボイスも素敵です。ミユはもともと自分に自信がなかった過去を変えるためにオーディションに参加したメンバーで、自分自身と向き合いながら一歩一歩成長する姿がチャーミング。リリサはFuhua加入前は会社員として働いていた最年長のリーダーで、学生時代にアカペラサークルで培った歌唱力が武器。それぞれ異なるバックボーンや才能を持つメンバーが集まり、これからどんな化学反応を起こすのでしょうか。

ナツキ

ハルコ

ミユ

リリサ

記念すべき初ライブでFuhuaが“孵化”する瞬間を目撃！

記念すべき初ライブの1曲目は、オーディションの課題曲でもある『Spotlight.』。オーディション中は「歌声に自信がない」と話していたスズナが歌い出しを見事に務め、一気に曲の世界に引き込みます。“孵化”というコンセプトどおり、オーディションでの涙や葛藤を乗り越えた彼女たちの笑顔あふれるパフォーマンスで、観客を魅了しました。続けて、未公開の楽曲『Fantasia』を初披露。1曲目の儚げな雰囲気とはガラリと空気を変えて、疾走感のあるアップテンポな楽曲を力強く歌い上げました。ウララはパワフルな歌声と目力で芯のある強さを感じさせます。ナエはそれぞれの楽曲に合わせて器用に表情を変え、持ち前の華やかさでグループ全体の魅力を底上げします。8人は被せのない生歌を堂々と披露し、初ステージを心待ちにしていたファンの多くがサイリウムを振って、ライブを一緒に盛り上げます。

1曲目に披露した『Spotlight.』

2曲のパフォーマンスが終了すると、リーダーのリリサが元気いっぱいに「こんにちは〜！」と客席に挨拶します。それぞれの自己紹介を終え、彼女は「今日のお披露目ライブが始まるまで、メンバーみんな緊張してガチガチだったんですけど、温かく迎え入れてくれて嬉しいです。3ヵ月の準備期間をとおして成長した姿をみせられたら嬉しいです」とコメント。続けて、スズナが『Spotlight.』の“孵化”というテーマに1番合っているのはミユだと語ると、ミユは照れ臭そうに“泣き虫”だった自分を変えたくてオーディションに参加したことを明かして、笑顔をみせました。

3曲目は“ネコのようなツンデレな女の子”がテーマの『Kitty』、4曲目は甘くてキュートな恋愛ソング『DA DA DA Darling♡』を披露。可愛らしい振り付けのダンスで各々のアイドルとしてのポテンシャルを発揮しつつ、ユニゾンのパートでは8人の声が綺麗に調和するFuhuaならではの歌声で、グループの魅力をみせつけました。クールでキレのあるダンスを得意とするナツキが時折みせる愛嬌は、観客の心を惑わせます。『DA DA DA Darling♡』のサビを担当するミユとリリサは、一見正反対の魅力を持っているようですが、ふたりの甘い歌声は相性抜群です。多彩なフォーメーションが展開されるなかで8人は美しいバランスを保ち、準備期間で築いてきたチームワークを余すことなく表現しました。

4曲目に披露した『DA DA DA Darling♡』

再びMCに戻ると、スズナが日本武道館でライブをすることが今後の目標であることを明かし、「今はまだ夢ですが、メンバーとWings（Fuhuaのファンの総称）のみなさんと一緒に現実にしていきたいです」とコメント。熱く意気込みを語り、観客の心を揺さぶりました。

ライブ終盤では、思いがあふれ涙をみせるメンバーも

ラストに披露されたのは、オフィシャルYouTubeでもダンスプラクティス動画が公開されている楽曲『LABIBI』。キュートかつキャッチーなサビが印象的で、好きな人へなかなか思いを伝えられない女の子の可愛らしい恋心を描いた楽曲を、フレッシュにパフォーマンスし、観客を虜にします。オーディション中は喉のトラブルで声が出せなかったハルコですが、ライブでは綺麗な高音を響かせることができ、努力の成果を発揮。曲の始まりと終わりでセンターに立つアノンは、抜群のアイドル性で観客の心を引き寄せました。8人は初ライブとは思わせない完成度で、全5曲を笑顔でやり遂げました。

ライブの終盤には、メンバーがそれぞれの言葉で、初ライブを迎えたことへの喜びや感謝の気持ちを語ります。満面の笑顔で堂々としたパフォーマンスをみせていたナエは、緊張の糸が切れたように涙を流しながら、「今まで辛かったことや悩んでいたことが今日のためのことだと思ったら、報われたなと思います」とコメント。ひとりひとりお辞儀をしながらステージ袖に向かい、最後にリーダーのリリサが「また会いましょう」とファンに呼びかけながら深々と一礼し、ライブが終了しました。

グループの序章ともいえるお披露目ライブを無事に成功させたFuhua。バックグラウンドがそれぞれ異なる個性あふれる8人がみせたパフォーマンスには、胸を打たれました。結成から3ヵ月にして大きく成長した彼女たちは、今後もますます力をつけながらより輝くに違いありません。それぞれの壁と向き合い、孵化した彼女たちがさらなる進化を遂げ、羽ばたく姿をお見逃しなく！