ぱいぱいでか美がハロプロ愛を語る『たのしいドルヲタ図鑑』5人目
5人目:ハロー!プロジェクトとともに生きる ぱいぱいでか美
今や日本中、いや世界中に生息するドルヲタ(アイドルヲタク)たち。本連載では、そんなドルヲタのなかでも特にエッジが効いた個性的な人々を紹介していく。今回紹介するのは、歌手やタレントとして活動しながら自身もドルヲタであることを公言するぱいぱいでか美。アイドルのポスターに囲まれた自宅にてその素顔にせまった。なお、今回は彼女の撮り下ろし水着グラビア付き。記事の最後に多数掲載しているので、ぜひ袋とじを開けるような気分で楽しんでいただきたい!
ぱいぱいでか美さん
年齢 | 24歳(嗣永桃子と同い年) |
出身地 | 三重県 |
星座 | おうし座 |
血液型 | O型 |
趣味 | アイドル鑑賞 |
現在の本現場 | カントリー・ガールズ(嗣永桃子推し) |
属性 | 現場系ヲタ |
鑑賞スタイル | コールやフリコピをしながらパワフルに応援 |
[※本現場(ほんげんば)……メインで行っているライブ(現場)、大切なライブのこと]
[※推し……“イチ推しメンバー”の略で、グループ内で特にひいきして応援しているメンバーのこと]
[※現場系……現場(ライブやイベント)に積極的に通うヲタクのこと]
[※コール……ライブやイベントの曲中で演者の名前を叫んだり、かけ声や合いの手を入れること]
[※フリコピ……振り付けコピーの略。ライブやイベントで、演者の振り付けを真似て踊ることと]
三重県出身の24歳 その名も“ぱいぱいでか美”
ぱいぱいでか美さんは歌手やタレントとして活動する、三重県出身の24歳。インパクト大な名前とキュートなルックス、親しみやすいキャラクターで人気沸騰中である。歌手を志して2010年に上京し、19歳で音楽の専門学校に入学。バンドでキーボードとボーカルを務めていた。1度聞いたら忘れられない“ぱいぱいでか美” という名前は、専門学校時代の先輩につけられたニックネームで、大胆な名前どおりの素敵なプロポーションに由来している。
「歌って踊ってるときが1番楽しそう」と言われアイドル的な形態に
自身で作詞作曲も手がける
バンド形態でライブ活動を続けていたでか美さんだが、2012年にバンドが解散してからはソロ形態に。自身で作詞作曲を手がけることもあり、ほぼすべての曲で作詞を担当するなど、バンド時代の経験も活かしながら現在も音楽活動を続けている。「バンドが解散したときに“人とやることによって上手くいかなくなることもあるんだな” って気付いて、それならひとりで何でもできたほうがいいと思い、オケを流して歌って踊るという現在のスタイルになりました。そもそもバンドでライブをしてた頃から、ライブが始まる前に私がひとりで歌ったり踊ったりして“これからライブが始まるので観てください” ってアピールをしてたんですよ。それを観た人に“バンドで演奏しているときよりも、歌って踊ってるときが1番楽しそう” と言われて、自分でも“そうなのかもしれないなぁ” と気付いて、自然に移行しましたね」
『有吉反省会』出演やCDデビュー、『NHK紅白歌合戦』にも出演
そんなでか美さんはソロで活動を続けながら2014年にシングル『PAINPU』、アルバム『レッツドリーム小学校』を発売。同年にテレビ番組『有吉反省会』(日本テレビ系)に出演してから、現在まで同番組にたびたび出演。2015年12月にシングル『東京イメージトレーニング許可局』を発売、12月31日に放送された『第66回NHK紅白歌合戦』ではゲスの極み乙女。のバックコーラスも務めた。「『有吉反省会』には最初の出演から1年半くらいの間たびたび出演させていただいているのですが、いまだにすごく緊張しますね。どこで話に入って行けばいいか掴めなくて、しゃべるタイミングをうかがっている自分がひな壇で映されているだけの回とかあってすごく恥ずかしかったり(笑)。でもその緊張感が、ひとりでライブしているときとはまた違ってすごく面白いし楽しいです」
高校時代にハロヲタ・ベリヲタ・ももちヲタとして覚醒
「ライブで観るとインターネットの100億倍くらい輝いていた」
でか美さんのドルヲタとしての目覚めは高校1年生の頃のこと。仲の良い友達に勧められたことをきっかけに、ハロー!プロジェクト(以下ハロプロ)のユニット、Berryz工房の楽曲『ジンギスカン』(2008年)のMVを観て衝撃を受ける。「小学生の頃はハロプロのアーティストが流行っていて、クラスの子たちと同じように私も好きだったんですけど、中学生の頃は観ていなくて。高校1年生になってハロプロが好きな友達に勧められて、軽い気持ちで『ジンギスカン』のMVをYouTubeで観たら、“めっちゃ可愛いじゃん!!!” て思って、そこからもうどっぷりハマりましたね。私が観たMVが『嗣永桃子Ver.』っていう、ももち(※)のアップをずっと映しているバージョンで、そこからももちを好きになりました」。そんなでか美さんの現場デビューは2008年に中京大学文化市民会館オーロラホールで行われたBerryz工房のコンサート『Berryz工房コンサートツアー 2008秋 〜ベリコレ!〜』だったそうだ。「初めて生で観て、ステージでのももちがインターネットの100億倍くらい輝いていたんです。本当に、すごすぎて……そこで“私はやっぱりももち推しだ”と確信しました」
[※ももち……嗣永桃子の愛称]
つらいときに背中を押してくれるハロプロの曲
「どんなに沈んでても、ハロプロを観ると自然と笑顔になる」
ハロプロに目覚めたでか美さんは、病めるとき健やかなるときもハロプロの曲を聴いて過ごすようになる。自身もアイドル的な活動をしファンに元気を与えている立場だが、落ち込んだり立ち止まったときに元気をもらえるのはやはりアイドル(ハロプロ)の存在だそう。「ハロプロには本当に好きな曲や思い入れのある楽曲が多すぎるのですが、モベキマス(※)のシングル『ブスにならない哲学』(2011年)に収録されている『かっちょ良い歌』っていう曲が大好きです。“今日の楽しかった事を数える習慣 最高 つまらなかった事は数えない主義なんだぜ” っていう歌詞があって、それにかなり勇気づけられましたね。ネットでのバッシングに悩んでいる時期があって、そういうときってファンの方が「好きだよ」って毎日言ってくれても、1件のアンチからの悪口で落ち込んでしまっていたんです。でもそれって応援してくれる方に本当に申し訳ないと思って、“私もこの歌詞みたいになりたい!” ってすごく思って、何度も曲を聴いたり、あらゆるハロプロのグループがカバーしている『かっちょ良い歌』の動画を観まくって自分を励ましていました。どんなに沈んでても、ハロプロを観ると自然と笑顔になるから……」。でか美さんはほかにもBerryz工房の楽曲『ライバル』(2009年)について、「自分を見失いそうなときに聴くようにしている大切な曲」だと語ってくれた。
[※ハロー!プロジェクト モベキマス……2011年に結成された、当時のハロー!プロジェクトの全メンバー(モーニング娘。Berryz工房、℃-ute、スマイレージ、真野恵里菜)によるユニット]
アイドル活動をしながらドルヲタ活動も欠かさない
「仕事の予定より先にまずアイドルを観に行く予定を入れる」
CDのリリースやライブ活動を行いながらテレビ番組にも出演するでか美さんだが、現在でもドルヲタとして現場に足を運ぶことはあるのだろうか? 「ドルヲタ活動は全然してます(きっぱりと)。ハロプロ全体が好きで、なかでもBerryz工房が1番好きだったんですけど、2015年3月に無期限活動休止になってしまって。それからはももちがプレイングマネージャーを務めているカントリー・ガールズを応援しています。マネージャーやスタッフと共有しているウェブカレンダーに、仕事の予定より先にカントリー・ガールズのイベントの日程を打ち込んで(笑)、そこからスケジュールを立てさせてもらっています。マネージャーやスタッフにすごく理解してもらっているので、結構現場に行くことができてますね。彼女たちのリリースイベントがある週とかだと週4回くらい行ったり、1日で2部回し(※)たり。2015年の夏のツアーも北海道まで観に行ったりして、めちゃめちゃ楽しんでヲタ活しています(笑)」なお、鑑賞スタイルは「サイリウムを持ってフリコピしつつ、オイオイも言うしコールもするみたいな全部やるパワフルなヲタっているじゃないですか、それが私ですね(笑)」とのこと。
[※回す……1日に複数のイベントやライブに行くこと]
大好きなももちとの1番の思い出……最後のバスツアー
ドルヲタとしての活動も生き生きとこなすでか美さんに、敬愛するももちとの1番の思い出を聞いてみた。「ももちが所属するBerryz工房が無期限活動休止することが2014年8月に発表されたあと、2015年2月に沖縄で行われた最後のバスツアー。そこでしたももちとの握手が1番印象に残ってますね……。泣かないようにしようと思ってたんですけど、やっぱり感極まって握手してるうちにボロボロ泣いてしまって、そのときに私は“ももちが今後もアイドルを続けてくれて嬉しい”(※)という話と“私も全然売れてないんですけど芸能活動してるんで、お仕事で会えるようにがんばります”という話をしたら、ももちが“おぉ~がんばれ!”みたいな、すごくカラッとした明るい感じで返してくれて、それがものすごくグッときて。湿っぽくならないように最後まで笑顔でいてくれたのがももちらしくて本当に嬉しかったし、いつまでも明るくいてくれるももちの姿を見て、自分のなかですごく励みになりました」
[※このとき、ももちはBerryz工房の活動休止以降もカントリー・ガールズに所属して活動していくことが発表されていた]
でか美さんの今後の目標
「常に楽しそうな顔をしていたい」
そんなでか美さんの今後の目標を聞いたところ、「ほかのアイドルさんみたいに“渋谷クアトロでワンマンをやりたいです!” とか“武道館のステージに立つぞ!” とか目標を掲げるよりは、自分はあんまり努力を押し出さないタイプなんで……それもハロプロの影響があると思うんですけど“言わないでやる美学” みたいなのが好きなので、常に楽しそうな顔をしていたいなと思います。アイドルとかタレントって、例えば何も知らない子供がテレビで観ると“おいしいもの食べて、可愛いお洋服を着て、歌って踊って、毎日楽しそうでうらやましいなあ”、みたいなイメージを持つと思うんですけど、それって1番あるべき姿だと思うから。自分もそういう風に“楽しそうに生きてるなあ、あの人” っていう感じになりたいなって思います。でも、顔が地味なせいでどうしても苦労がにじみ出ちゃって……(笑)」と謙虚ながらも自分の“美学” を語ってくれた。
でか美さんのもうひとつの目標
「ももちに……会いたいんですよ……」
でか美さんは前述した目標のほかにも、もうひとつ目標があるようだ。
「それが、まだお仕事でももちに会えたことがなくて……会いたいんですよ……。2015年の目標が“ももちに仕事で会う” だったんですけど、残念ながら会えなくて。とあるテレビ番組に出演した際に、私に密着するという企画があったんです。そのなかで私が“推しメンはももちです” って言ったときに、多分編集の方が気を使ってくださって、画面の上で私とももちの写真が一緒に収まるという出来事はあったんですけど(笑)、やっぱり実際に会いたいです。ももちはバラエティ番組によく出演されているので、自分がこの先ずっとちゃんとがんばっていけば、いつか会えるんじゃないかと信じています。ただ、ももちはお昼の時間帯の番組によく出演されていて、自分は出演するとしたら深夜の時間帯が多いので(笑)、ちょっとその時間帯の差を詰めていかないと……夕方くらいに近づけたいですね(笑)。ももちに関してはファン目線で大好きっていう気持ちが1番あるんですけど、やっぱり目標というか“自分をものすごく勇気づけてくれる、感謝している方” っていう気持ちも自分のなかにあるので、お会いして、尊敬の念や感謝の気持ちを伝えたいという想いはありますね。2016年こそは共演できるように、がんばります!」
でか美さんの心の一節
「今日の楽しかった事を数える習慣 最高 つまらなかった事は考えない主義なんだぜ」
上記の一節は先ほども登場した、でか美さんが「励まされる」と語ってくれたモベキマスの楽曲『かっちょ良い歌』のフレーズだ。
今回取材したぱいぱいでか美さんはキュートなルックスとエッジの効いた名前とは裏腹に、とても物腰が柔らかく、繊細で優しい心の持ち主だった。彼女はハロプロの楽曲やパフォーマンスから元気をもらったり励まされたりしながら、自身も表現活動を続けている。でか美さんがハロプロに励まされるのと同じように、でか美さんがライブやテレビで活躍することによって元気が出たり楽しい気持ちになる人はきっとたくさんいるはずだ。今後もさまざまな形で活躍をみせてくれるであろうでか美さんの姿を楽しみにしていきたい。
ぱいぱいでか美さんの今後の予定
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2016.1.10(日)
『日曜日のジョンタイターズ』
URL
- @吉祥寺WARP
- http://warp.rinky.info
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2016.1.17(日)
『音楽食べちゃいましたVOL.43』
URL
- @三宮RAT
- http://www.rat-kobe.com
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2016.1.20(水)
『世紀末 其の二』
URL
- @大阪東心斎橋CONPASS
- http://www.conpass.jp
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2016.1.25(月)
『新宿アイドル大喜利&ライブ後夜祭~ぱいぱいでか美と絵恋ちゃんの新年会~』
URL
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2016.1.27(水)
『オジオジレーベルpresents“ PURPLE COMET CLASH!!!!! Vol.2”』
URL
- @下北沢GARAGE
- http://www.garage.or.jp
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2016.1.29(金)
『PPD劇場 ぱいぱいでか美の悩める仔羊工房 第17回』
URL
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【ぱいぱいでか美さんの撮り下ろし水着グラビア集】
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