あらぽんの『下町ヒップホップLOVERS』第2回『蜂と蝶』

連載・コラム

[2017/9/4 12:00]

みやぞんの大活躍で人気急上昇中のANZEN漫才。そんなANZEN漫才の司令塔とも言えるあらぽんは、ネタのなかでラップを披露するほどのヒップホップ好き。地元・東京都足立区でディープな日々を過ごしながらヒップホップに浸ってきた彼が、あふれんばかりのヒップホップ愛を綴る連載がスタートだ!


どーも。最近夜外出すると、高確率でクモの巣にひっかかるANZEN漫才のあらぽんです。ひっかかるクモの糸?はだいたい太めの1本なんですが、あれはクモの罠的な糸なんですかね? 感触はタコ糸くらいな感覚がありますね。今度ちゃんと巻かれるまで待ってみようかな。

あと、私事ですが13年間お付き合いさせていただいていた一般女性と10月に入籍することになりました。結婚しまーす。

そんなこんなで早速、今月もお気に入りのヒップホップソングを紹介していきたいと思います!

<耳マンのそのほかの記事>

今月のDopeな1曲

SOUL SCREAM『蜂と蝶』

どうしてもアナログ盤がほしくてディスクユニオンを回りまくってやっと探し出したレコード

とういうことで、今月のお気にソングはこちら! 一度聴いたら口ずさんでしまうフレーズが特徴的な1曲です~☆

この曲を歌うSOUL SCREAMのメンバーは……

・HAB I SCREAM(ハヴ・アイ・スクリーム)
・E.G.G.MAN(イジジマン)
・DJ CELORY(DJセロリ)

の3人です。

〜この曲の好きなところをCheck it out!!〜

『蜂と蝶』は曲とビートの感じがとても好きでなんです。同じ音を繰り返して流れてくる感じをヒップホップ用語ではなんていうんだっけか……?

ググった。

【ループ(Loop)】
意味:ループ、繰り返し

そのまんま。ヒップホップのトラックは同じ音が何度もループ(繰り返し)したものが一般的です。この繰り返し流れてくる音とビートが、この曲では特にクセになります。

あと、この曲で一番耳に残るのはサビ部分のフレーズです。

「蝶のように舞い、ゆらりゆら
蜂のように刺す、ブンブンバァ」

このフレーズは、曲の聴き終わってもしばらくは口ずさんでしまうんじゃないかなと思うくらい頭に残ります。HAB I SCREAMさんはなめらかに蝶のように歌い、E.G.G.MANさんは蜂のように俊敏な感じに聴こえて、このフレーズがピッタリきます。私事ですがカラオケにこの曲が入ってると必ず歌います!

また、途中の

「柔軟性あるヒューマニズム
またぐリズム繋ぐ韻から韻
蝶のようなライミングを披露」

というフレーズが噛みそうだし、リズムがズレそうだしで、歌うのがとても難しいです。みなさんもカラオケで挑戦してみてください。歌えるとすごく気持ちがいいですよ。

扇大橋の上での思い出

この曲を聴いていたのは高校生の頃。よく下校途中に聴いていました。当時はまだMDウォークマン。生意気にも登校中に聴く曲と、下校中に聴く曲で分けていました。

当時は自転車で西日暮里まで行って、そこから山の手線に乗って通学していて、荒川に架かる扇大橋と、隅田川に架かる尾久橋を自転車で渡っていたのですが、たまに尾久橋のふもとで警察官の方が自転車の防犯登録のチェックをしていました。ある日、防犯登録の確認をしていた警察官の方に止められたのですが、確認がとれるまでの間に警察官の方が気まずかったのか話しかけてきたんです。

警:「お兄さん今日は会社帰りですか? 残業ですか?」
あ:「そうですね、最近忙しいので」

そう答えたのですが、話しかけられたときの僕は、学生カバンを自転車のかごに入れて、学ランを着ていたんですよね……。防犯登録が終わってすぐにMDウォークマンを取り出して、『蜂と蝶』からH2Oさんの『想い出がいっぱい』に替えたのをこの曲を聴いて思い出します。あの日、扇大橋の上で夜空を見上げたな~。

〜のんびりした気持ちで聴いてみよう〜

この曲は部活前、下校中、帰宅中、買い物前、夕飯作り前あたりの、『レディス4』(※テレビ東京が放送していた夕方のワイドショー番組)と『水戸黄門(再放送)』がやってたくらいの時間帯(16時〜18時)くらいに聴いてほしいです。学生さんは一番眠くなる時間帯かもしれませんね。

冬の場合は17時〜18時の間で、『にんたま乱太郎』までの繋ぎで聴きましょう。夏休み中の平日11時〜12時も一緒です。とてものんびりした気持ちで聴けると思いますよ。

ひょうたんにパワーを注入しに茨城県に行ってきました

みやぞんにも『蜂と蝶』を聴かせてみた……

「“蝶のように舞い、蜂のように刺す”で僕はバナナの木を蹴り折ったよ~」


【著者紹介】

あらぽん●1985年10月13日生まれ、東京都・足立区出身。幼馴染のみやぞんと2009年11月にANZEN漫才を結成。みやぞんの特技であるギター、そしてあらぽんのラップを組み合わせた音ネタで活動するようになり、『足立区の歌』などのネタで注目を集める。『とんねるずのみなさんのおかげでした』『世界の果てまでイッテQ!』などでみやぞんの激烈天然キャラが爆発して話題となり、今や大注目コンビのひとつとなっている。

[あらぽん]