【中古楽器を漁る旅】宮城マリオの『中古沼ジャンク沼』〜ハードオフ高円寺純情商店街店編〜

連載・コラム

[2020/2/24 12:00]

リアルな楽器も大好きー!なエアギタリスト宮城マリオが全国の中古楽器店を巡る新連載でございます。

音楽家がたくさん住む街・高円寺のハードオフ

先日お酒を飲んでいたら、自分の娘でもおかしくない年齢の女性から「わー、純情だね!」と言われた43歳独身おじさんの宮城マリオです。「純情」という言葉の意味をインターネットで調べたところ、「純真で邪心のない心。また、その心をもっているさま。(デジタル大辞泉より)」と出てきました。

今日は東京都杉並区高円寺にあるハードオフ高円寺純情商店街店へ来たので、純真で邪心のない心でレポートします。

音楽家がたくさん住んでるイメージの高円寺にあるハードオフ。とても楽しみです。

まずは3階にあるジャンクコーナーへ向かいます。純真な心で掘り出しものを探します。いい出会いがありますように。

ちょっといいものが紛れ込みがちなジャンクコーナー。これくらいなら自分で直せちゃうんじゃない?っていうものから、部品取りに使えそうなものまで、エフェクターが充実しています。店長さんが「ジャンクコーナーがないハードオフはハードオフじゃない!」と言うだけはあります。

過去に行ったハードオフでも結構あったモズライトのピックアップ、ここにもありました。
気軽に試せそうなお値段。

ぼくの純情な心が揺さぶられたのがこちらのヘフナーのクラブ・ベース。値段は8,800円です。買える、買える、買って帰れるぞ……。

揺さぶられ震える心を落ち着かせるために、2階へ行きます。2階にはアコースティック・ギター、シンセサイザー、管楽器、打楽器などがあります。

早速、綺麗な杢がかっこよくてレアで高価なアコギを発見。欲しいが気軽に買えないお値段。これを見て、心は凪に。

シンセサイザーは即戦力なものが多い印象。

こんな楽しそうなものも。ロシア製のライラエイトという、筐体下部にある番号が振られた丸いポッチに触れることで音が鳴るシンセサイザーで、指先の油分やその場所の湿度によって、出てくる音が変化するそう。かっこいい。欲しい。

クラビアのシンセドラム、ノード・ドラムもある。使用感あることで風格が出ていてかっこいい。

オーストラリアの民族楽器、ディジェリドゥ! 店長さんによると、こちらの店舗では買取に民族楽器が持ち込まれることが多いそう。音楽家が多く住む高円寺ならでは!

音楽家が多く住んでいるからか、マイクも充実。

スネアドラムとキックペダルは専門店並みの品揃え。これは充実し過ぎてる気が……と思い店長さんに尋ねたところ「ぼくがドラマーなので……」とのこと。納得!(次ページへ)