竹下幸之介(DDTプロレスリング)の『ニシナリライオット』第10回:「公園で次々にテーブルに飛び込んだハードコアブーム」
DDTプロレスリングの未来を担う若き逸材・竹下幸之介。そんな彼が自身の昔のブログを読み返しながらつづる、地元・西成のお話!
2007年02月02日
164話『骨が折れる初経験』
この間の、レスリングの練習中に指がグニャってなったので病院で診てもらうと薬指が骨折していました( ̄□ ̄;)!!骨折は初経験です(^_^;)そこまで、激痛はなかったのでただの突き指と思っていたのですが... 全治1〜2週間ぐらいらしいです(+_+) 今は、2月11日の神戸大会にむけて治したいと思います!!
今回は痛い話題から。子どもの頃からレスラーになった今も大きな怪我はなく、健やかに育ててもらった賜物ですが指を1回だけ骨折していました。痛い思いをしていても、案外忘れるものです。記憶を保存して脳に転送する海馬も、どんどん自分の都合のいいように改ざんするみたいですから。
昔の自分のブログを見て思い出すまでは、なんで俺の右手の薬指は伸びたままなんやろー?と疑問に思ってました。つまり右手は小指だけたたむことができるんです。言葉で言ってもわからない人のために画像を添付しときます。
どうですか?マネできないですよね。
時々、飲み会なんかで
「みんなこのハンドサインできる?」
とお披露目をして必死に薬指を伸ばそうともがき苦しむ同志たちを嘲笑いながら、
「誰もできひんやろ。じゃあ俺はなんでできるかわかる?」
と一同の興味を引いて引いて引ききったところで
「俺は生まれつきできるねんけど、100万人に1人の確率でそういう人間が生まれるらしいわ。この小指だけを折り曲げたハンドサインで、宇宙と交信ができるらしくて。だからみんなに見せてるこの間も、何かしらの電波が指先から出てるんちゃうかな。実際に携帯電話の電波とかおかしくなるときもあるし」
大ボラ吹きにもほどがあるが、これが5人に1人くらいは
(竹下がまた適当なこと言うてる。絶対作り話やん。でもほんまやとしたら……。もしほんまなら竹下とは仲よくしといたほうがいいな。いざというときに俺だけ助かるかも!)
などと考えてちょっとだけ信じちゃったりするもんだから、この嘘を話しすぎて自分自身も最近は騙されてました。
宇宙と交信していることはさておき、完全に骨折はなかったことに自分のなかでなっていて本気で生まれつきだと思っていた。これは本当に恐ろしいことなんじゃないだろうか。嘘に嘘を重ねることで、自分の脳すらも騙してしまう。何が真実で何が虚偽なのか本人もわからなくなってまた嘘をついてしまう……。
12年前のブログを残しておいて本当によかった。そこには真実という名の記憶が残っているのだから。しかしそのブログすらも人工知能AIが勝手に書き換えてて、骨折したことにしていたとしたらどうだろうか。宇宙との交信が実は真実で、骨折をしたことが嘘だったら……。
いまだにブログを読み返しても、右手の薬指を骨折したことは思い出せない。
信じるか信じないかは、あなた次第。
2007年02月10日
『休日といった感じの』170話
今日は、朝起きてインディーのお仕事を見て、アメリカンチョッパーを見ました!!それから朝食となる、食パンをかぶりつきましたΨ(`◇´)Ψ ここまでは、土曜日の基本的な流れです!!それから宿題をすませ、TSUTAYAにデーブイデーを返しに行き家に帰ってきました(^-^)/~~ 今日は、休日のなかの休日といった感じでしたf(^_^) 明日は、長い1日になりそうです... その話はまた明日('∇’)
アメリカンチョッパーがめちゃくちゃ懐かしい!とノスタルジックな気持ちになりました。ディスカバリーチャンネルで2008年から全7シーズンにわたって放送されたリアリティシリーズで、同チャンネル史上最大のヒットシリーズとの呼び声高かったバイク番組。『オレンジ・カウンティ・チョッパーズ』というタトル一家が経営するカスタムバイクショップに密着し、こだわりの強い父のポール・シニア、ワイルドすぎる息子のポール・ジュニアを中心に巻き起こる日常のドキュメンタリーで毎週録画して観てました。
本当にどうでもいいことなのだが、このタトル一家の長男ジュニアが2003年頃のWWEクルーザー戦線で活躍していたジェイミー・ノーブルに瓜二つで、プロレスの傍らでバイク屋もやってるんだと思っていた。ぜひポール・タトル・ジュニアと2003年のジェイミー・ノーブルを検索して竹下少年の気分を味わって観てほしい。懐かしさってこんなにどうでもいいことも書いてしまうんやなー。
この頃のケーブルテレビでもうひとつ好きだった番組がAXNでやっていた『アメイジング・レース』。2人1組の10チームくらいで、決められた所持金と番組から支給された最低限の荷物のみで、飛行機とか船、タクシーなどのさまざまな交通手段を使って指定された目的地へ移動し、そこで再び指示を受け新たな目的地を目指す。最終ゴールに一番早く着いたチームには賞金100万ドルが用意されてるってまさにアメリカンドリームな番組でめちゃくちゃおもしろかった。
離婚の危機に迫られてる夫婦や、この番組でカミングアウトしたゴリゴリのゲイカップル、超絶仲よしなオタクの親子などさまざまなふたり組がいて毎週1組が脱落していくので個人的に推してるチームが脱落しようものなら心の底から悔しがり、いつか俺がこの番組に出て仇を討ってやると誓ったものだ。
年に1回くらいは検索してDVDは発売されていないか、どこかのVODで配信されていないか調べるのだが情報は出てこない。誰かどこで観られるか知っていたら教えてください。日本版『アメイジング・レース』を今後収録するときもぜひ教えてください。
弊社の社長とのタッグであらゆる場所でプロレスも交えながら優勝させていただきますので。
2007年02月13日
173話『くるくるバ〜ン』
いや〜今日は特になにもなかった(>_<) クラブ(陸上)は、近くの中央公園まで走ってその中央でマラソンをするという見事におもしろくないことをしましたヽ(´ー`)ノ
いや〜おもんなかった(*≧m≦*)
画像はテーブルダイブ直前のMくんです⊂(・∀・)⊃
テーブルに寝てるのは、怖いものしらずのOくんです!!
この頃のプロレスごっこはいよいよヒートアップしていて、私が大日本プロレスさんの『大日本プロレス BLOOD & DEATH HISTORY』というDVDをお年玉で買ったものだから空前のハードコアブームだった。
今考えるとよくみんな生きてたな。
テーブルダイブもこのあと実施されて、誰かの家のダイニングから持ってきたテーブルに向かって何度も我慢比べをするかのように飛び込んでた。
今の令和の時代だと「※よい子はマネしちゃいけません。」とテロップが出るでしょう。
「なかなか割れへんなー。プロレスラーはやっぱり重たいから割れるんかな」
「その体重で飛べるってすごいよな。やっぱプロレスラー最強やな」
なんて話しながらダイブの研究を続け、かなりの大人数でやってました。例えるなら島で育つわんぱく小僧たちが崖から海に向かって飛び込むじゃないですか。あんな感じで名物スポットになってて、見学だけしにくる子とかもいました。
それから11年後には公園のプロレスごっこ時代の3倍はあろうかという高さからテーブルダイブをしてる人生ってめっちゃおもしろないですか? 西成のやんちゃ坊主は23、24になった今もボディプレスに憧れてるやつ多いんちゃうかな。よい子は絶対にマネしたらダメですから。