『LLR伊藤の大家族に生まれて良かった!』第1回:芸人界随一!? 10人兄弟・12人のにぎやか家族
10人兄弟、12人家族のなかで育ったお笑いコンビ・LLRの伊藤智博。にぎやかな暮らしを送ってきた彼が、自身の半生を振り返りながら大家族ならではのエピソードを綴る連載っ!
芸人界で誰にも負けない家族の多さ!?
はじめまして! 吉本興業でLLRというコンビを組んでいる伊藤といいます。よろしくお願いします。
この個性豊かな人間が集まる芸人界で特にこれといった個性もなく、ごくごく普通の人間で、「よく20年以上も芸人続けられてるな、逆にすごいな」と自負している僕ですが、ひとつだけ、「これは負けない」っていう自信を持てることがあります。
それは、“家族の多さ”です。
僕は10人兄弟・12人家族の一員で、僕より兄弟が多いっていう人に直接会ったことはまだありません。昔、同期に “子宝”というコンビを組んでる奴がいて、「なんでそのコンビ名にしたのか」と尋ねたら、「俺、8人兄弟なんだよね〜」とドヤ顔で言われたので、僕がその上をいってることを伝えると、「そのこと、絶対に表では言わないで」と無茶なお願いをされたこともあります。
ここで、大家族だと人に話したときに、絶対に聞かれる質問に先に答えておこうと思います。
何番目?
→6番目です。
男と女何人ずつ?
→男7人、女3人です。
1番上と1番下は何歳離れてる?
→21歳差です。
全員の名前言える?
→もちろん言えます。
全員の誕生日言える?
→つっかえながらですけど、言えます。
全員の年齢言える?
→基本的に僕を基準にして何歳離れてるかで覚えてるので言えるんですけど、早生まれの長女だけ少し曖昧です。
全員、一緒の両親?
→一緒の両親です。
最後の質問は昔は聞かれなかったんですが、ビッグダディが世に出始めてからよく聞かれるようになりました。大体ここら辺の質問をされて、最終的には「お母さんがんばったねー。あ、がんばったのはお父さんか! ガハハ!」みたいな冗談で締めくくられることが多いです。
この、大家族で育ったという環境を『耳マン』編集部さんに目を付けていただいて、連載をさせてもらう運びになりました。芸人を始めた当初は大家族というのを結構ネタにしたりトークしたりしていたんですが、いつのまにか僕にも慣れが出てしまっていて、最近は特に表舞台でお話することもなくなっていたところだったので、こういう機会をいただけて本当にありがたいです!
ちょうど、芸人を始めた頃からずっとお世話になっている作家さん(山田ナビスコさん)と最近お話する機会があり、今後どういうことをやっていったらいいのかアドバイスをうかがったところ、「伊藤にはもっと大家族のことを話してほしい」と言われたタイミングでもあったので、なにか運命的なものを感じています。『耳マン』さん、ありがとうございます!!
大家族で育った半生をじっくり振り返っていきます!
というわけで、これから僕が育ってきた大家族のお話をみなさんにお届けできたらと思います。編集の方からは、どんな家で暮らしていたのかという基本的なことから始まり、10人兄弟のトイレ事情やお風呂事情といったほかの人は書けないような内容、大家族での季節ごとのイベントのエピソード、自身の性格への影響……などなど、たくさんテーマ案を挙げていただいきました。確かにどれも大家族の我が家ならではだったような気がするので、改めて自分の半生を振り返ってみて大家族に向き合えたらと思います! そのほかにも、なんでもできるスーパーマンみたいな父やアメリカナイズされた母、しっかり者の長男、イケてる姉、弟想いすぎる兄、要領良すぎる妹、謎多き弟のことなども綴っていけたらなと思っています! 今から家族のみんなに怒られないか心配ですが、がんばります! なので、みなさんこれからよろしくお願いします!
最後に、とっておきの大家族あるあるを……。
「履歴書の家族欄が足りない」
ありがとうございます!