高校生によるガチイベント『青二祭』の開催迫る……幹部の現役高校生がアツすぎて惚れそう！

[2016/3/25 12:00]

高校生主催のイベント『青二祭』とは？

『青二祭』実行委員と当日の出演者のみなさん

現役高校生が主催のイベント『青二祭』をご存じでしょうか。『青二祭』とは 2000年から行われている“高校生による高校生のための文化祭”で、バンドやダンスなどさまざまなパフォーマンスが繰り広げられるライブイベント。主催スタッフや出演者もほぼ全員が現役の高校生で、これまでRADWIMPSや三代目J Soul Brothersの岩田剛典、逗子三兄弟やandrop、佐野ひなこや森星など才能あふれるさまざまなアーティストが出演。言わばその世代の精鋭たちが集結し、レベルの高いパフォーマンスがみられる超硬派なイベントなのです！

実行委員会の高校生たちは自ら会社に売り込みに行く！

そんな同イベントを主催する『青二祭』実行委員会のメンバー（全員高校生！）が、学校が春休みに差し掛かる3月某日、弊社に売り込みに来てくれたのです。話を聞いてみると「同イベントを盛り上げたい、より多くの人にイベントでの高校生たちの活躍を観てほしい」というアツい想いから、プライベートな時間も削って自分たちでプロモーション活動もすべて行っているとのこと。若いからやりたいことなんていっぱいあるだろし、大人がたくさんいるオフィスに足を運ぶなんて緊張するだろうに……ホントに感心しちゃう。そんな彼らの熱意に心を打たれた耳マン研究所（編集部）。今回は『青二祭』＆実行委員会幹部の魅力をご紹介しますっ！　なんでこんなにアツいんだ！　惚れそぅ！！

実行委員の幹部メンバーを紹介！　若いのにめっちゃしっかりしてる……

イベントの実行委員は総勢約100名。そのなかで幹部は6名いるそう。今回はスケジュールが合った4名に実際お会いし、お話をお聞きしました。今回はみなさんに“お気に入りのアイテム”を持参していただき、イベントの説明とともに、リアルな学校生活や活動の様子について聞いてみました。普段高校生と接する機会があまりない耳マン研究所はドキドキ♡　それにしても全員めっちゃしっかりしてる……イマドキの高校生、いや、青二祭実行委員ってすごいんです！

非の打ち所のないさわやか系イケメン
実行委員長・岡本くん（高校3年生）

部活：ゴルフ部（副部長）
好きな音楽：チャーリー・プース
実行委員会に入ったきっかけ：高校2年生の頃に実行委員会となる。当時の実行委員長が賢くて尊敬できる人だったことや、自分も団体をまとめる役割をやってみたいという気持ちから、委員長に就任。

お気に入りアイテムとその理由：『グロースの時代』（森岡康一著）。「もともとマーケティングに興味があり、ビジネス書を読むのが好きなんです。『青二祭』の実行委員長になってから組織を動かすことの楽しさや難しさを知ることになって、この本にも“通じるところがあるなぁ”と思い、勉強のために読んでいます」。

岡本くんはイベントや実行委員全体をまとめるリーダー。その役職にふさわしい非の打ち所のない青年で、カリスマ性も兼ね備えている！　ちょっと完璧すぎるけど大丈夫!?　漫画みたいだよ!?　ていうかお気に入りアイテムがビジネス書だけど、漫画とか読まないのっ!?と尋ねたところ、「『ワンピース』や『三国志』も好きですよ」とのことで、我々も一安心しました（？）。そんな岡本くんは礼儀正しく謙虚で、『青二祭』がより多くの人に知ってもらえるよう尽力する姿にとても心を打たれます。

癒しオーラ満載でキュートなベーシスト
バンド班・班長　小林さん（高校3年生）

部活：軽音楽部（現在は退部・担当楽器はベース）
実行委員会に入ったきっかけ：高校1年生のときにお客さんとして同イベントを観に行き感銘を受け、“実行委員に関わりたい”と思い応募。
好きな音楽：SCANDAL、RADWIMPS

お気に入りアイテムとその理由：中学3年生の春に購入したベース。「楽器屋さんにおすすめされて、白のボディとピックガードのべっこう模様が気に入って購入しました！」

小林さんは癒しオーラ満載の女の子。音楽好きで、ベースのほかにもドラムのレッスンに通ったりと楽器を愛する心を持っているようです。スーパーでのアルバイトで手に入れたお金でフェスやライブに行くこともあるそう。なんて健気なのっ。そんな彼女はその音楽への情熱からバンド班の班長に就任！
そう言えば高校生の頃ってバイトしたお金とか親からもらったお昼ご飯代でCD買ったりしてたよね……とノスタルジックな想いを呼び起こされました！（これ、あるあるですよね？）

年下なのに大人っぽい　美人なダンサー
ダンスショー班・班長　佐々木さん（高校2年生）

部活：ダンス部（部長）
実行委員会に入ったきっかけ：中学からダンスをやっており、中学3年生の頃に同イベントを観に行ってレベルの高いパフォーマンスに感銘を受け、“勉強したい”という気持ちから実行委員に応募。
好きな音楽：エド・シーラン、ONE OK ROCK、凛として時雨

お気に入りアイテムとその理由：高校のダンス部の発表会のときに着た衣装。「アジアンテイストの曲を踊るときに着た、思い入れのある衣装です」。

佐々木さんはほかの3人よりひとつ年下ですが、後輩ということを感じさせないくらいの落ち着きや大人っぽさを兼ね備えています。実行委員の幹部には3年生が多いそうですが、佐々木さんの場合はやる気や熱意が高かったため幹部に就任したそう！　見た目はクールビューティですが内に秘めるアツいハートを持ってるんですね……漫画『天使なんかじゃない』（矢沢あい著）で言うと“マミリン”タイプじゃない？（分からない人はぜひググッてウィキッてください）。

頭脳明晰なおっとり系男子
舞台監督　佐藤くん（高校3年生）

部活：体操部
実行委員会に入ったきっかけ：高校1年生の頃に友達に誘われ同イベントを鑑賞。ステージのパフォーマンスに圧倒されたことと“新しいことをやってみたい”という気持ちから、その日のうちに実行委員に応募。
好きな音楽：KAT-TUN、SMAP、ももいろクローバーZ

お気に入りアイテムとその理由：受験のときに使っていた参考書。「塾や予備校に通わず自力で勉強していたので、いつも使っていた参考書には愛着があります。表紙の『きかんしゃトーマス』のシールは……なんか貼りたくなっちゃって貼りました（笑）」。

佐藤くんは穏やかで物腰が柔らかく、はにかんだ表情も素敵な青年。おっとりとしていながらも、実行委員の仕事中はとてもしっかりとした頼れる存在だそう。もともとはダンスショー班にいたが、途中から舞台監督に就任。自力で受験勉強しながら大学合格、そのうえ舞台監督まで務めるなんて、ものすごいバイタリティ！　きっと彼は将来スゴい人になるに違いない……そんな気がしました（目を光らせながら）！

実行委員のメンバーが語る！　イベントの見どころや当日への意気込み
そんな個性豊かな実行委員幹部の4人に、イベント当日の見どころや当日への意気込みを聞いてみました。

衝撃的な出会いがきっとあります！
佐藤くん「僕自身は『青二祭』のスタッフになってからいろんな人と出会い、“こんな世界があるんだ”ってびっくりしました。通っている高校が男子高で、狭い世界に生きていたのでとても衝撃を受けたんです。今年の『青二祭』にもさまざまなジャンルの出演者やゲストが出るので、来てくれた方々に“こんな人たちがいるんだな”って思って衝撃を受けてもらえたら嬉しいですね」。

個性豊かな5バンドのパフォーマンスに注目！
小林さん「バンド部門では今年は5バンドが出演するんですが、どのバンドも少しずつジャンルが違い、演奏のレベルも高いんです。みなさん上手だった分、出演者を決めるときにとても悩んで、5バンドに絞るのが大変でした。個性豊かなラインナップなので、お客さんにも飽きないで観てもらえるんじゃないかと思います！」

高校生の“真面目さ”を体感してほしいです
岡本くん「今回の『青二祭』はブランディングにおいて力を入れられたんじゃないかと思っています。『青二祭』のブランドをみなさんに植え付けたいっていう想いがありまして、30社くらいにご連絡してプロモーション活動を行いました。基本的には高校生が主体となって地道に活動しているので、その“真面目さ”みたいなものをわかってもらえるように、こうして会社さんなどに直接おうかがいしてお話を聞いていただいたりしました。当日の見どころは……本当にすべてにおいて力を入れているのでなかなか選べないんですけど（笑）、イベントを観ていただいた方々に、“高校生だけでもこんな風にひとつのものを作り上げてやりとげることができるんだな”って思ってもらえたらいいな、と思います」。

『青二祭』は3月29日に赤坂BLITZで開催！

普段はこんな感じでミーティングが行われているそう

現役高校生たちによるイベントへの熱い想い、いかがでしたか？　高校生で「ブランディング」っていう単語が使えるなんて、ただ者じゃないと思いませんか？　いや、でも冗談抜きで『青二祭』は事前の準備から時間をかけて綿密に作り上げられる“100％ガチ”なイベントなんです。彼らの目の輝きからも分かると思いますが、自分たちの青春を賭けてひとつのイベントを成功させることに突き進む、そのパワーに圧倒されました。そんな、“高校生の限界を超える”同イベント、ぜひこの目で確かめてみたいものです。こんなにも一生懸命で健気に作り上げられている高校生たちを観たら、オトナのみなさんはピュアな想いを呼び覚ますきっかけに、彼らと同世代の方々には何かに挑戦したいと思うきっかけになるかもしれません。行くしかっ！！！