ハウスバンドが豪華すぎ!バナナマンによる音楽番組『バナナ♪ゼロミュージック』に潜入してきた

特集・インタビュー

[2016/8/9 17:00]

バナナマンがMC担当!豪華ミュージシャンが集う人気番組

NHK総合テレビにて、毎週土曜日22時20分から放送中の音楽番組『バナナ♪ゼロミュージック』をご存じだろうか。人気芸人のバナナマンがMCを務め、ゲストミュージシャンやタレントとともに、音楽を絡めたクイズやトークなどを展開。バナナマンのトークのおもしろさもあって、楽しみながら音楽について知ることができる番組として人気を博している。もともとは2015年に特番として放送されたが、2016年度からはレギュラー放送がスタート! 本記事では、そんな『バナナ♪ゼロミュージック』の魅力をお伝えしたいぃぃ!

バナナ♪ゼロミュージック!

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ハウスバンドがめっちゃアツいのです

同番組には、音楽クイズの出題者としてだったり回答者としてだったり、さまざまな形でゲストミュージシャンが登場する。毎回豪華な顔ぶれに驚かされるが、音楽ファンや楽器をかじっている人だったら、番組のハウスバンドであるオルケスタ・“バナナゼロ”・ムジカが気になって仕方ないハズ。彼らは企画内のさまざまなシーンで生演奏を行って番組を盛り上げる、『バナナ♪ゼロミュージック』にはなくてはならない存在なのだが、その面子が非常にアツいのだ! バンマスのサイトウ“JxJx”ジュン(オルガン)を筆頭に、彼が率いるYOUR SONG IS GOODのメンバーだったり、在日ファンクのメンバーだったり、Hi-STANDARDの恒岡章(ドラム)もいるじゃないですか! 彼らの演奏が聴けるだけでも音楽&楽器ファンは観る価値十分なのです!

オルケスタ・“バナナゼロ”・ムジカ。左から後関好宏(サックス/在日ファンク)、村上基(トランペット/在日ファンク)、ジェントル久保田(トロンボーン/在日ファンク)、冨田謙(キーボード/宇多田ヒカル、ノーナ・リーヴス等サポート)、サイトウ“JxJx”ジュン、松井泉(パーカッション/YOUR SONG IS GOOD)、村田シゲ(ベース/口ロロ)、ヨシザワ“モーリス”マサトモ(ギター/YOUR SONG IS GOOD)、恒岡章(ドラム/Hi-STANDARD etc)

収録を覗いてきた! この番組、楽しすぎるだろ……

そんな音楽ファンは見逃せない『バナナ♪ゼロミュージック』の収録現場に潜入! 放送を重ねるごとに存在感を増しているオルケスタ・“バナナゼロ”・ムジカのオーラに圧倒されつつ、番組を観覧してきました。今回見学してきたのは8月27日放送回と、9月3日放送回の収録だ。

アイドル、声優、ロックミュージシャン etc……豪華アーティストによる音楽クイズ祭り

8月27日の放送は、“画伯”としての才能を発揮しつつある生田絵梨花(乃木坂46)が、同じく“画伯”として有名なタレント・はいだしょうことお絵かき曲当ての出題者として登場したり、ROLLY&マーティ・フリードマンやLittle Glee Monsterが何の曲をアレンジしながら弾いて/歌っているかというクイズを出題したり、さまざまな音楽クイズが楽しめる内容となる。回答者として登場するDJ KOO(TRF)の相変わらずのフリーダムな言動にも注目だ。バナナマンが気になっているアーティストがライブを行うコーナーには奇妙礼太郎が登場。その圧倒的な歌声はもちろんだが、バナナマンとの軽快(!?)なトークもお楽しみに。

回答者もDJ KOOのほか、タレント/歌手の西内まりや、声優/歌手の飯田里穂、お笑いコンビ・アンガールズの田中卓志と豪華だ

Little Glee Monsterと出演者のセッションも!? バナナマンが奮闘!

奇妙礼太郎があの名曲をカバー! どの曲かは放送をお楽しみに

Kダブ&サ上のラップ! りゅうちぇるも……!?

9月3日は、番組内で生まれた数々のオリジナルソングを振り返り、再度演奏する企画『バナナ♪ゼロ ミュージックフェス』。こちらもKダブシャインやサイプレス上野がラップをしたり、紅白にも出演したμ'sのメンバーでもある飯田里穂がキュートな声でオリジナルアニソンを歌ったり、バラエティ豊かな内容となっている。あのりゅうちぇるがラップするシーンも!? セクシーなサンバダンサーズの登場も男性は見逃せないぞ。

久保田祐佳アナウンサー(一番左)が歌う姿もかわいい

飯田里穂とのアニソン演奏では寸劇も!こちらも必見だ

ライブ会場みたいな生々しさ!

クイズ出題時やゲストのライブ時など、あらゆるシーンでオルケスタ・“バナナゼロ”・ムジカによる生演奏が行われたが、どれも「これテレビの収録!?」ってくらいの生々しい演奏で、まるでライブ会場にいるみたいな気分になれた。どんなジャンルの音楽でも、カメレオンのごとく変幻自在に演奏できてしまう彼らの技量に脱帽。ある意味主役はオルケスタ・“バナナゼロ”・ムジカだよ……。最後に、そんな同バンドを支えるバンマス・サイトウ“JxJx”ジュンと、ドラムを務める恒岡章を直撃! 番組への思いを語ってもらった。

オルケスタ・“バナナゼロ”・ムジカの演奏にも注目!

――ミュージシャンとして『バナナ♪ゼロミュージック』のどんなところが楽しいですか?

サイトウ“JxJx”ジュン(以下、J):本当にいっぱいあるんですけど、みんなそれぞれのバンドがあるなかで、ちゃんとオルケスタ・バナナ“ゼロ”・ムジカっていうバンドになっているところが個人的にはおもしろいですね。これまでに対バンしてたりと、顔見知りではあるんですけど、実際に集まりそうで集まらない感じのメンバーだけに(笑)。

恒岡章 (以下、恒):確かに、集まらなさそうな感じ(笑)。でも、1回目のリハーサルからすでにバンドっぽい感じはあったよね。

――収録用のリハって何回くらいできるんですか?

J:人数も多いからそんなにたくさんはリハーサルできなくて。奇跡的に集まれる一日、二日で集中してやって、当日の収録スタジオでもしっかりやるっていう感じですね。

恒:さっきの話じゃないですけど、リハーサルのときもすごくバンドっぽくて楽しいんですよ。みんなで曲を仕上げていくプロセスがバンドみたい。ジュンジュンがアレンジの下地を作ってきて、みんなでそこに肉付けするっていう感じなんですけど、全員で1曲を作るような作業をやってるんです。

――“アレンジ完成”のジャッジはどのように?

J:それもまたバンドっぽい感じで。確実な設計図があるわけじゃないので、全員が「良い感じ!」だと思ったらOKっていう。バンドの曲作りと似てますね(笑)。

恒:そうそう、ハマらないときはみんな「う〜ん」みたいになるし。

J:良い感じになったら「いいね〜!帰ろっか!」みたいな(笑)。

――そのバンド感は番組でも伝わってきます。すごく楽しそうですもん。演奏も一体感がありますし。

J:あとは、メンツの面白さもありつつ、普段自分たちのバンドでやらないような曲を演奏することが多いから、そっちの面白さもあるのかなと思います。聴いたことがある曲だったりはするんですが、演奏となるとまた話は違ってくるといいますか。そこをメンバー全員で越えていく、っていう感じはありますね。

恒:原曲が打ち込みの曲を生演奏したりもしますからね。そういうときドラムとしては難しい部分もあるんですけど、難しさがあるぶん楽しいです。どんな曲も最終的にはバンド感のあるアレンジになってるのがやっぱり良いですよね。

――バナナマンさんや久保田祐佳アナウンサーとの“バンド感”を感じるときもありますか?

J:曲の終わりで“ジャーーーーン!”って伸ばすところ、いわゆる“かき回し”から“ジャン!”って音を止めるタイミングはバナナマンさんに任せてるんです。あの瞬間なんか、まさに一緒に演奏をしてる感じがありますよね。出演者みんなでアイコンタクトをしながら、盛り上がって終わるっていう。あれは、一体感がありますね。

恒:確かにそうだね。毎回オープニングでもやってるもんね。

――みなさんずっとセット上にいるので常に誰かがカメラに映っている状態ですが、これは気を抜けない状況ですよね……。もう慣れましたか?

J:いわゆる“抜かれ顔”ってヤツですよね。この番組って特番からスタートしたんですけど、やっぱり最初はどうしたらいいかわからない部分もありました。最近はみんな“自分の抜かれ顔”を持ち始めてると思いますけど(笑)。

恒:ハハハ! 確かに最初は慣れなかったけど、最近はそういうところも楽しんでやってるよね。

J:ぜひそういう部分も注目して観てみてほしいですね。「今アイツやってるな!」っていう瞬間もけっこうあると思いますから(笑)。

『バナナ♪ゼロミュージック』次回放送は8月27日22時30分から!
NHK総合テレビをチェック〜!

[耳マン編集部]