現役アイドルが本気のプロレス勝負……ふたりの勇姿に涙が止まらないっ!!
“1・4”に『東京女子プロレス’17』開催
1月4日、プロレスファンにはおなじみの“1・4”に後楽園ホールにて現役アイドルによるガチのプロレス対決が行われた。アイドルとしてステージ上で華やかに舞う彼女たちが歯を食いしばりながらリング上でくり広げる死闘……。勝負の行方はいかに!?!?
この日、後楽園ホールにて女子プロレス団体、東京女子プロレスによる『東京女子プロレス’17』が開催された。東京女子プロレスはエンタメ性にあふれた新感覚の女子プロレス団体で、個性豊かな選手たちが所属。歌や踊りなどを交えながらも熱い試合を展開していくその世界観に多くのファンが魅了され、今や人気団体のひとつとなっている(運営はDDTプロレスリング)。
“筋肉アイドル” 才木玲佳と“顔がデカいアイドル” 伊藤麻希が真っっ向勝負!
そんな同団体による年始のビッグイベントにて、応援ガールズユニットCheer♡1のメンバーであり、“筋肉アイドル”としてテレビ番組『有吉反省会』などにも出演している才木玲佳と、九州発のアイドルグループLinQのメンバーで、“顔がデカいアイドル”として同『ナカイの窓』にも出演して話題となった伊藤麻希が激突。ふたりは現役アイドルでありながら同団体に所属する“レスラー”でもあるが、ついにこの日、真っ向から勝負をすることとなったのだ!
個性豊かなレスラーたちによる熱戦、そしてふたりが属するCheer♡1、LinQそれぞれのライブも行われ、会場もボルテージマックス! いよいよ決戦のときとなった。試合が始まると序盤は拮抗した展開となったものの、徐々に技術&パワーで勝る才木のペースに。それもそのはず才木はレスラー武藤敬司が2015年に設立したプロレス学校『プロレス総合学院』の一期生。そりゃ強いわ……。伊藤も「もっと顔、デカくなれ〜!」と気合(!?)を入れながらパワースラムやサソリ固めなどをくり出していくが、才木の強烈な蹴り、そして豪華なブレーンバスターを次々と食らってしまう……。猛攻に耐えながら諦めない姿勢をみせるも、最後はアルゼンチン・バックブリーカーをキメられてしまいギブアップ。才木の勝利となった。
会場に響きわたるエグい蹴りの音……
サラッと試合展開を書いてしまったが、会場に響きわたる才木の蹴りのエグい音に驚かされた。「これって蹴ってるのもアイドルだし、蹴られてるものアイドルだよな……」と心配になってしまうほどの大迫力。しかし……伊藤はそんなエグい蹴りに耐えながら立ち向かっていく。やや軽い気持ちで観戦しようとしてしまっていたが、そんな伊藤の姿に2017年初泣きがこんにちはしてしまい、気付けばまわりの来場者と一緒に「伊藤ーッ!伊藤ーッッ!」と声援をおくっていた……。一方の才木もあんなに小さな体で豪快な技を楽々とキメてしまうんだもの、マッチョな体つきをみれば一目瞭然だが、日々相当な努力をしているのだろう。ふたりが真摯にプロレスに向き合っていることがひしひしと伝わってくる展開に心底熱くなった。感動あざす!
初めてでもめちゃくちゃ楽しめる! ハマりそうだわ東京女子プロレス
今回が初めての東京女子プロレスだったが、どの試合も楽しく、熱い展開で、全選手すぐに覚えてしまった。『TOKYOプリンセス・オブ・プリンセス』のタイトルをかけた最終マッチは特にハイレベルで、チャンピオンの優宇と挑戦者の中島翔子の激闘に手に汗握りまくり。最後は超高角度のパワーボム(マジですごかった……)で優宇が勝利したものの、中島の健闘にも大歓声&拍手がおくられ(もちろんぼくも「中島ーッ!」しました)、大会は清々しく幕を閉じた。