2017年夏の甲子園、敗者の名言まとめ「クソチーム、クソ野郎、ずっと言ってきたけど……」

連載・コラム

[2017/8/27 07:00]

2017年夏の甲子園、敗者の名言まとめ

埼玉県代表・花咲徳栄高校の優勝で幕を閉じた2017年夏の甲子園。勝者である花咲徳栄のみならず、惜しくも敗れ去った敗者達のコメントにも印象に残るものが多かった。ここではそんな彼らの名言をまとめてご紹介する。

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監督達の言葉「なかなか辞めさせてもらえないね」

・日本文理/大井道夫監督「なかなか辞めさせてもらえないね」
75歳の大井監督は、今夏限りで引退を表明していた。しかし、日本文理が10月に行われる国体に出場が決定したことで引退が延び、この言葉で選手達へ感謝の気持ちを表した。

・藤枝明誠/光岡孝監督「“最強のヘボ軍団”が“最高のヘボ軍団”になりました」
藤枝が“サッカーのまち”であること、選手個々の能力がずば抜けて高いわけではないことから、光岡監督は努力で「最強のヘボ軍団になれ」とチームを鼓舞していた。初戦で敗退してしまったが、監督は選手達を「最高」という言葉で称えた。

・滝川西/小野寺監督「堂々と北海道に帰ろうね」
顔がゴリラに似ていることから、部員達に「ゴリラ監督」と呼ばれた小野寺監督の言葉。部員と監督の距離が近いということだろう。語尾の“ね”の部分が、生徒と同じ目線に立っていたことを表している。

・聖光学院/斎藤智也監督「クソチーム、クソ野郎、ずっと言ってきたけど、敗因は俺だ」
厳しいことで知られる斎藤監督が負けた選手達に言った言葉。この後にも、「想定を越えた」「ベストピッチ」と、選手たちを褒めちぎった。

選手たちの言葉「日本で4番目に長い夏を過ごせた」

・天理/神野太樹外野手「日本で4番目に長い夏を過ごせた」
ベスト4で広陵に敗れるも、“天理の底力”という言葉がTwitterを賑わせるほど、天理は最後まで粘りを見せ、夏を簡単には終わらせなかった。

・早稲田佐賀/占部晃太朗主将「後輩たちには、反面教師にしてほしい」
早稲田佐賀は初出場、初戦敗退。にも関わらず、後輩達が再び甲子園に戻ってくることを信じて疑わない主将の言葉だ。

・明桜/山口航輝投手「あと2回チャンスある」
県大会決勝でケガを右肩を痛めて、甲子園出場が叶わなかった2年生エースの山口は、この言葉を口にし、土を持ち帰らずに甲子園を去った。

優勝した花咲徳栄や、大会新記録となる6本塁打で話題になった広陵の中村奨成選手が目立った今年の甲子園だったが、負けてしまった監督や球児達の言葉は、それらに負けず劣らず熱い。

[HEW]