アイドル×プロレスの話題続く昨今……注目すべきアイドルレスラーは!?

連載・コラム

[2017/9/10 17:00]

アイドルレスラーの話題が続く

アイドルレスラーの代表格だった愛川ゆず季が、9月7日に結婚。また、加藤悠もお笑い芸人・コウメ太夫との熱愛報道で話題になり、アイドルレスラーが立て続けに各紙の芸能ニュース欄を飾っている。AKB48も東京・後楽園ホールでプロレス興行を開催して、なんだか女子プロレスというものが人々にとって少し身近なものになったはず!?

愛川ゆず季

そんななか今注目すべきアイドルレスラーといえば、このふたりだろう。

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“筋肉アイドル”才木玲佳

アイドルグループ・Cheer♡1のメンバーである才木は、筋肉に目覚めた結果、K-1のアマチュア大会に出場。さらにWRESTLE-1の設立したプロレス専門学校『プロレス総合学院』に入学してプロレスデビュー。8月には、ついに女子プロレス団体『東京女子プロレス』のTOKYOプリンセス・オブ・プリンセス第4代王者を戴冠した。

彼女の試合を見れば、その筋肉が鑑賞用ではないことを一発で理解できるだろう。身長150cmと小柄だが、鍛えているだけあってパワーは充分。相手選手を軽々と抱え上げるアルゼンチンバックブリーカーは圧巻の一言だ。“日本マット界の至宝”武藤敬司に公認されたシャイニング・ウィザードも、今後必殺技となっていくはず。将来は女子プロレス界の看板を背負う存在へと成長してくれそうだ。

“闘うクビドル”伊藤麻希

6月に九州発アイドルグループ・LinQとしての活動を終了。「LinQをクビになった」として、“クビドル”を名乗っている伊藤麻希。

2017年から東京女子プロレスに参戦している彼女だが、別に強いわけではない。しかし、正式所属ではないにもかかわらず、すっかり団体になくてはならない存在となっている。それは、卓越したマイクパフォーマンスのスキルがあるから。全方位にケンカを売りまくるスタイルでも、観客に不快感を与えないのは、なんとも言えないユーモアと愛嬌があるからだろう。また、伊藤のしゃべりには“熱さ”もある。8月の後楽園ホール大会で念願の初勝利を飾った際は、「もしお前らが明日仕事クビになっても、伊藤の試合を見ればなんとかなる! 電車に飛び込む前に伊藤を見ろ!」と叫んで観客全員にエールを送ってみせた。マイクは間違いなく逸材。今後のレスリング技術の成長に期待だ。

1月4日に『東京女子プロレス’17』にて対戦したときのショット。勝利した才木(右)と健闘をみせた伊藤(左)

アイドル×プロレスのコラボが盛り上がる

女子プロレスを題材にしたドラマ『豆腐プロレス』に出演していたAKB48グループのメンバーたちが、8月29日に後楽園ホール大会で実際にプロレス興行を開催したことも記憶に新しい。グループ卒業後の進路も多様化する中で、元AKB48の女子プロレスラーというのは意外とまだ存在しないのだが、『豆腐プロレス』をきっかけに誕生するかも……!?

どうもアイドルグループ×プロレスのコラボは盛り上がっているらしい。アイドルグループ・アップアップガールズ(仮)も「真剣にプロレスラーを目指し、そして真剣にアイドルを目指すプロジェクト」として新グループ・アップアップガールズ(プロレス)を立ち上げた。オーディションを経て、7月に練習生が決定。AKB48グループ、アップアップガールズ(仮)に続き、ほかにもプロレスとコラボするアイドルグループが現れてもおかしくない。

“プ女子”という言葉が生まれ、プロレス界が再び盛り上がっているが、次は女子プロレスがブームを巻き起こす番か。個性豊かなアイドルレスラーの存在によって、アイドル好きが女子プロレスに流れてくる時代は近い……?

[HEW]