不仲をも乗り越えてM-1に挑戦する南キャン……山里が告白した準決勝の“敗因”とは!?

連載・コラム

[2017/11/16 18:30]

漫画家の鈴木詩子が芸能ニュースを考&察!(妄&想)

漫画家の鈴木詩子氏に気になる芸能ニュースを考察(妄想)してもらう同コラム。今回は、漫才のコンテスト『M-1グランプリ 2017』の準決勝で無念の敗退となってしまった南海キャンディーズについて綴っていただきました。同コンビの山里亮太によるラジオのヘビーリスナーである鈴木氏はどう思ったのか……!?

南海キャンディーズがM-1準決勝敗退を振り返る……

漫才日本一を決める『M-1グランプリ2017』(以下、M-1)決勝進出者9組が11月15日に発表されましたね。

<耳マンのそのほかの記事>

みなさんのお気に入りのお笑いコンビは勝ち残りましたか?

私が応援していた南海キャンディーズは、惜しくも準決勝で落ちてしまったんですよ〜! 残念……。私はちょっと寂しい気持ちで火曜日の深夜1時から放送されている同コンビの山里亮太さんによるラジオ番組『JUNK 山里亮太の不毛な議論』をいつものように聞いていたんですよ。

すると、なんと番組の直前までヤケ酒を飲んでいた酔っぱらいのしずちゃん(同コンビの山崎静代)が登場し、M-1の反省会が始まったのです!
山里さんが情けないほど緊張してしまい、手のひらが冷え、震えて紙コップを何度も落としてしまったこと。ネタが終わったあと、思うところがあり(落ち込んでしまったのでしょうか?)マネージャーさんに「ちょっとポケモンを捕まえてくる」と心配させないための嘘をつき、会場のそばの港でボーッとしていたこと(隣でずっと外国の方がディープキスをしていたそうです)……。“とにかく敗因は自分にある”と語る山里さん。そこから伝わってくる真面目さにグッときてしまい、私はつい、長らく聞いていたこの番組での印象的だった出来事を思い出したんですよ。

南海キャンディーズ。左から山里亮太、山崎静代(画:鈴木詩子)

南海キャンディーズには不仲だった時期がありました。しかし、個人の活動が増え、時間も経ち、お互いのことが客観視できるようになったふたりは、同番組の放送にのせて素直に当時の気持ちを話し合いました。そして雪解けを迎え「やっぱり一緒に漫才がやりたい!」と、2016年からふたたびM-1へのチャレンジを始めたのです。

私はそのとき、この男女コンビ独特の不思議な友情というか絆みたいなものが深まったふたりの新しい漫才が見たいと心から思いました。

忙しいふたりは仕事の合間を縫って稽古をし、今回のM-1に臨みました。そして、準決勝のときを振り返り「やっぱり漫才師はとてもかっこいい」とほかの出演者をリスペクトし、熱く語るのです。その姿は(ラジオなので姿は見えないのですが……)本当に眩しかったです。

もちろん、南海キャンディーズはM-1をまだまだ諦めていません! 敗者復活戦に賭けているからです! も〜俄然、応援するしかないですね!!

そして、番組の最後にはスペシャルな発表がありました。南海キャンディーズ初めての単独ライブが2018年2月に東京グローブ座で開催されることが決まったそうです。ふたりの漫才が生で観られるこのチャンス、見逃せないですよっ!!

M-1の決勝は12月3日18時57分から生放送。注目の敗者復活戦は14時30分からです。楽しみに待ちましょう!

[鈴木詩子]