女の見た目は“生き様”によって変わる!?『海月姫』、美人女優の変貌ぶりに驚き!
漫画家の鈴木詩子が漫画原作で話題のドラマ『海月姫』を語るッ
東村アキコの漫画を実写化したドラマ『海月姫』が2018年1月より“月9”枠でスタート! 同作はクラゲを愛しすぎてしまった筋金入りの“クラゲオタク”の倉下月海(芳根京子)が主人公。そんな彼女がひょんなことから女装美男子の鯉淵蔵之介(瀬戸康史)と童貞エリート・鯉淵修(工藤阿須加)の凸凹兄弟に出会い、「自分には一生縁がない」と思っていた恋を知り、新しい自分を見つけていく“シンデレラコメディー”。月海とともに男子禁制のアパート・天水館で暮らすオタク女子“尼〜ず”の個性豊かなキャラクターも見どころのひとつです。今回はそんな同作の第1話の感想を、漫画家の鈴木詩子氏にキュートなイラストとともに綴っていただきました!
美人女優たちの変貌ぶりに驚いた第1話をおさらい!
1月15日に第1話が放送された月9ドラマ『海月姫』、みなさんご覧になりましたか?
原作は人気漫画家・東村アキコさんの代表作。ヒロインの“クラゲオタク”倉下月海(芳根京子)がそのクラゲ愛ゆえに普段なら絶対にしない勇気ある行動をとり、それがきっかけで女装美男子の鯉淵蔵之介(瀬戸康史)と出会い、月海のテリトリーである男子禁制のアパート・天水館のメンバー“尼〜ず”に新風が吹き込む所から物語がスタートするのですが……その個性豊かな登場人物たちの再現度がすごいんですよ!
まず、月海の見た目は漫画から抜け出てきたかのようにソックリだし、挙動不審でおしゃれな人に対して異様にビクビクしてしまう素振りが完璧です。
“着物オタク”の千恵子(富山えり子)のコロンとしたフォルムも漫画のままだし、“鉄道オタク”のばんばさん(松井玲奈)の動じない雰囲気とファニーな魅力を併せ持つ感じもバッチリ。“枯れ専”のジジ様(木南晴夏)の悟りきった表情は驚くほどです。
そして……なかでも1番度肝を抜かれたのが“三国志オタク”のまやや(内田理央)ですよ! 独特の動きに妙なテンションの高さは、見た目も言動も本当にまややそのものです。
内田理央さんは自分の美オーラを消して、まややのキャラクターをキチンと理解し演じることができる素敵な女優さんですね。
ですが、こんなジャージ上下の、しかもインしたスタイルなのにそのウエストの高さ、脚の長さにはハッとさせられるし、長い前髪で誤魔化してもフェイスラインの美しさは隠しきれません。
でも、まややが実在していたならきっとこんな感じだったと思うんです。素材がどんなに美しくても、姿勢や仕草、服装や髪型で女はこんなに変わるということですよね?
自己演出と、その人の生き様というか、人生の優先順位の上のほうに“美”や“恋愛”が入っているかによって見た目って本当に左右されるなぁ……なんてことを考えさせられました。
これから、オタク女子軍団“尼〜ず”がどのように変化していくのでしょうか? 今夜21時から放送される第2話も楽しみですね!