瀬戸康史の美しさに原作者が驚き!オタク女子のチームワークも泣けた『海月姫』第4話
漫画家の鈴木詩子が漫画原作で話題のドラマ『海月姫』を語るッ
東村アキコの漫画を実写化したドラマ『海月姫』が2018年1月より“月9”枠でスタート! 同作はクラゲを愛しすぎてしまった筋金入りの“クラゲオタク”の倉下月海(芳根京子)が主人公。そんな彼女がひょんなことから女装美男子の鯉淵蔵之介(瀬戸康史)と童貞エリート・鯉淵修(工藤阿須加)の凸凹兄弟に出会い、「自分には一生縁がない」と思っていた恋を知り、新しい自分を見つけていく“シンデレラコメディー”。月海とともに男子禁制のアパート・天水館で暮らすオタク女子“尼〜ず”の個性豊かなキャラクターも見どころのひとつです。今回はそんな同作の第4話の感想を、漫画家の鈴木詩子氏にキュートなイラストとともに綴っていただきました!
瀬戸康史演じる蔵之介の美しさが半端じゃない! 尼〜ずのチームワークにも感動……
月9ドラマ、東村アキコ原作『海月姫』の第4話、みなさんご覧になられましたか?
いや〜、あのポップなオープニングテーマ『Goサインは1コイン』を歌っているのが“カフェラテ噴水公園 feat.にゃんこスター”であることが発表されましたね。同曲の作詞はアンゴラ村長さんが務めてるのだとか! 意外な才能に驚きですし、ボーカルを担当しているカフェラテ噴水公園さんの正体も気になります……。
さて、今回のストーリーは音楽業界で働く桐山琴音(最上もが)から“女性アーティストのMV用にクラゲモチーフのドレスを作ってほしい”と依頼を受けた蔵之介がチャンス到来に喜び、勢いのまま引き受けてしまい……3日間というタイトな締め切りのなかでドレスを10着も作ることになってしまいます。
この強引なやり方に、尼〜ずのばんばさん(松井玲奈)と、まやや(内田理央)は反発し、“蔵之介が来るようになってから天水館が様変わりした”と主張します。おや? 尼〜ず分裂の危機でしょうか……。
一方、デザインを担当する月海はクラゲオタクなだけでドレスのデザインを学んできたわけではないので、いきなり10着ものデザインを考えろと言われ動揺してしまいます。
しかし、ジジ様(木南晴夏)の「このまま何もしなければ天水館はなくなってしまいます」という言葉を聞いたばんばさんは、葛藤の末、売却危機の天水館を救うためドレス作りに協力することを決めます。鉄道オタクの彼女は、出演者ひとりひとりを電車に例えて電車モチーフのドレスのデザイン画をせっせと描くのです。
苦手分野でも自分のできる範囲で考えて食らいつく姿勢と、電車×ドレスの相性の悪さには、思わず泣き笑いしてしまいました。
月海は、そんなばんばさんの行動に影響を受けて、やはり出演者それぞれの雰囲気を見ながら「この子はムラサキクラゲだな……」とイメージを膨らませ、ドレスのデザインにさまざまなクラゲの特徴を落とし込むという方法で覚醒するのです! フワフワのファーをクラゲの足にしようとひらめいたときには月海の静かな興奮が伝わってきて、ついテレビの前の私も興奮してしまいました。
そして、そのクラゲドレスを着た蔵之介の美しさは半端じゃありませんでした。これには原作者の東村アキコさんもTwitterで「瀬戸くんの今回のストレートウィッグ姿まじで神じゃね?ほんとかわいい」と呟いていたほど!
どうにかこうにかドレスは完成し、蔵之介に連れられてMVの撮影を見学した尼〜ずは、クラゲドレスを着て歌い踊るアーティストたちがキラキラと輝いているのを見て、晴れやかな笑顔を浮かべるのです。このとき、感極まって目に涙をためていた月海の表情がたまらなく綺麗でした。
オタク集団である尼〜ずが、自分たちとは別世界の人々だと思っていた“オシャレ人間”たちと手作りのドレスを通して交わった、印象的なシーンでしたね。
それにしても、今週のまややもキレッキレで素晴らしかったです。普段の可憐な内田さんと、前のめりな姿勢で何でも三国志に絡めて早口にしゃべるまややが同一人物だなんて……ホント最高ですよね! ちょっと間違えたらオタクを小馬鹿にしてるように見えてしまいそうなのに、そう見えないのはきっと内田さんがまややの生き方を尊重して自分なりに解釈し、思いっきり楽しんで演じているからだと思います。
そして、次回はなんと内田さんとまややのフュージョン!? まややがファッションショーでモデルとしてランウェイを歩いているシーンがあるみたいなんですよ。バッチリメイクで前髪も上げ目を見せて美オーラ全開になってしまったまややを、彼女がどんな風に演じているのかとても楽しみですね。あ〜来週の月曜日が待ち遠しいです!