松井珠理奈の言動が怖い? 総選挙シーズンの奇行は許してあげてほしい
「パワハラ」「怖い」精神状態を心配する声
SKE48・松井珠理奈が、6月16日に開票が行われた『第10回AKB48世界選抜総選挙』で、19万4,453票を獲得して悲願の第1位に輝いた。しかし、松井の言動に対して、ネット上で批判や心配の声があがっている。
問題となっているのは、選挙終了後の集合撮影での松井の振る舞いだ。第3位となったHKT48・宮脇咲良がその場にいない理由について、松井は、「正直言います。全部話しますね。じゃあ今まで隠してたこと」と語った。松井いわく、宮脇に「もっとちゃんと踊って!」と注意したところ、宮脇は撮影に出られなくなってしまったそう。松井は、「悲しいです。だから『ごめんね』って言いました。でもそれは、さくらたんが好きだからだよ」と続けていた。
この告白が「大事な会見の場に出られなくなるほど後輩を叱責した」というふうに受け止められて、松井に対して「パワハラ」との批判が噴出している。また、抑揚のない口調や虚ろな表情にも「怖い」という声や精神状態を心配する声が寄せられている。
プロレスを仕掛けるのに失敗した?
松井が開票イベントでの宮脇のスピーチ後、自身の勝利を確信したのかガッツポーズを見せたり、「ライバルになってくれてありがとう」と宮脇に抱きついたことも批判の的となっている。
プロインタビュアーの吉田豪は、「『ライバルがほしい』と考えていたプロレス好きの松井が、宮脇に対してプロレスを仕掛けようとしたが、その狙いが世間に伝わらなかったんじゃないか」と今回の炎上を分析している(6月19日配信の「猫舌SHOWROOM」より)。
ヒール松井とベビーフェイス宮脇の構図を作ろうとしたが、空回りして、ただ松井が悪者になってしまっただけ……というのが、今回の騒動の真相のひとつということだろうか。なお、松井の公式Twitterアカウントでは、自身を擁護する意見だけでなく、批判する意見もお気に入りに入れており、そういった行動にもまた批判が寄せられている。
総選挙シーズンのメンバーは病むもの
ところで筆者は、6、7年前、AKBヲタとして初めて迎えた総選挙シーズンのとき、メンバーの病みっぷりに衝撃を受けた。冠番組で毎週のようにメンバーが突然泣き出すのを見て、それまでお祭り気分でいたのが、「総選挙とは恐ろしいものだな……」という認識に変わったのだった。
今年もNGT48・中井りかが連日のSHOWROOM配信で疲労困憊したのか、配信中に泣き出したりなど、メンバーたちの精神状態が心配になる出来事がいろいろあった。また、NMB48・山本彩も2015年5月、「最近、動悸と耳鳴りと幻聴が多い」とトークライブアプリ・755で告白して心配の声が寄せられていた。
このように選抜総選挙というものは、メンバーの心身にかなり強い負担を与えるイベントでもある。というわけで、いちAKBヲタの筆者としては、総選挙シーズンの奇行は情状酌量の余地ありというか、「あまり責めるのもちょっと」という気持ちなのでした……。