ぽっちゃり系と癒しの官能プレイ……『耳アナーキー・カタヤマの耳かき日記』第5回
耳かき&耳掃除が生きがいの耳アナーキー・カタヤマが耳グッズをレビューしまくる、最高に気持ちいい連載!
第5掻き 綿棒でドーパミン、ドッバドバ~
ドーパミン。
何かに依存するのは、
この脳内ホルモンによる影響があるらしい。
2018年、ドーパミン効果で快楽に依存した知り合いは、
風俗店に通いすぎて、言葉にするのも情けない病気をもらった。
2018年、ドーパミン効果で快楽に依存した俺は、
耳を掻きすぎて、耳の穴を痛めた。
振り返ってみると、最近はメタル系の耳かき、機械の耳かき、
スースーしすぎる耳かきなど、
デスメタル級のプレイをいくつも試してきた。
耳掻き社会において、日常的にパワハラがおこなわれている、
超がつくブラック企業そのものだ。
しかし俺は、耳の快楽が生きがいの耳アナーキー。
デスメタルは無理でも、ポップなリズムをきざむくらいはできる。
今宵は初心に戻り、
耳を労わる意味でもフワフワでモコモコなこいつを使ってみようと思う。
山洋 気持ちいい こだわり綿棒 110本
ハードな耳かきは痛みに近い気持ちよさが快楽につながるケースが多い。
まさにSMプレイだ。
しかし、こういった本物の癒し系綿棒は、
いわゆる受け身の性感マッサージといったところだろうか。
ただただ、ただただ先端の綿に、
耳穴をゆだねればいいのだ。
さっそく掻いてみよう。
この綿棒の特長は綿がフワフワという点。
そして、その綿がシュッとしたタイプではなく、
ぽっちゃりしたタイプだという点。
ぽっちゃり、……嫌いじゃないぜ。
ぽっちゃりちゃんとプレイするときの最大気持ちいいポイントは、
綿の部分と耳の穴が最初に触れ合う瞬間!
その瞬間に奇跡の官能が生まれる。
だからこそ挿入時にいかに入り口付近でもたつかず、
より敏感な深層部に綿を運べるか、そこにかかっている。
綿棒を持った指先を、
ミリ単位の調整で穴に車庫入れしていく。
来た! ついに目的地に到着。
さっそく触れてみよう、上の壁に、ちょんと!
「ひゃっ、う~ん」
思わず声がもれた。
今度は下の壁に、ちょんと!
「ひっや、お~お」
綿の先端、ミクロレベルの綿毛が、
極上フェザータッチで感応ポイントを刺激する。
「ふぉ、ふっ」
よし、触れるという官能をしたあとは、
瞬間から継続で感じられるプレイ、
ソフトツイストを試してみよう。
棒の部分を親指と人差し指により回転を与えることで、
綿の玉がローリング。
さまざまなベクトルを向いた綿先が、
一気に押し寄せてくる。
「ほっん、ほふ~ん!」
あまりの気持ちよさに、
心地よい寒気と途方もない脱力がおそってきた。
っと、次の瞬間。
3尺玉のドーパミン打ち上げ花火が脳内で美しい火花を散らしたのを感じた。
2019年、今年も依存します。