毎日が自由研究に! 大人も楽しめる『ハンディ顕微鏡DX』を使ってみた

特集・インタビュー

[2019/3/29 12:00]

春といえば、卒業式や入学式が多い季節。ピカピカのランドセルを背負った小学生を見て“あぁ……子どもの頃はよかった……”と、しみじみ思ったりしませんか? 子どもに戻ることはできませんが、あの頃の好奇心旺盛でピュアな気持ちを取り戻すことはできます。その方法とは、そう!顕微鏡を使うこと! 手軽に遊べる顕微鏡『ハンディ顕微鏡DX』をゲットしたのでレポートしたいと思います。

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ハンディ顕微鏡で遊んでみた

学校で使っていたような顕微鏡を買おうとすると、相当なお値段になってしまううえに置き場所にも困ってしまいますが、お手頃価格で手軽に遊べる顕微鏡があります。それが、文具メーカー“レイメイ藤井”の『ハンディ顕微鏡DX』なのです。こちらの商品はプレパラートを使用して植物などを観察する「透過型顕微鏡」と、観察物に直接光を当ててその表面を観察する「落射型顕微鏡」が一体となっています。そんなハイスペックにもかかわらず、サイズは幅6.27センチ×高さ11.22センチ×奥行3センチとコンパクト。しかも、スマホ撮影も可能なのです。

カラーはグリーン/イエロー/グレーの3色。透過ライトパネルを回転させるだけで、「透過モード」「落射モード」の切り替えが可能。LEDライト光源も自動で切り替わります。
『ハンディ顕微鏡DX』の大きな特徴はスマホ撮影が可能な点。付属のアダプターをスマホのカメラ部分に挟んで、接眼レンズにセットするだけ。非常に簡単です

顕微鏡で植物や玉ねぎを見る

基本性能を把握したところで、さっそく使ってみました! 顕微鏡で見るものといえば、やはり植物でしょう。そこで、近所を歩き回って葉っぱや花びらを採集。

採集中、ウン十年前の子ども時代を思い出して、何だかワクワクしました。思い出す、はるか遠い記憶。葉っぱは「透過モード」で観察しています
葉脈がはっきり見えます。理科の実験を思い出しますね!
こちらは花びら。宝石を敷き詰めたようで、とてもキレイです
付属のプレパラートには、玉ねぎの皮があらかじめセットされています。なお、オリジナルのプレパラートが作れるスライドガラス&カバーガラスも付属しているので、ミジンコの観察などもできます

顕微鏡以外にも遊べる!

こちらの顕微鏡はLEDライトで対象を透過して観察しますが、コンパクトで持ち運びやすいので、手元を照らすLEDライトとしても使えます。また、顕微鏡以外にもUVライト機能なども装備。

LEDのスイッチの裏側に、何やら気になるスイッチが……。とりあえずポチッ
顕微鏡だけでなく、UVライトを備えているのです。パイン飴に当てると光ります。エナジードリンクなど、ビタミンB2(リボフラミン)が含まれていると光るそう。マメ知識です

顕微鏡deクイズ! 身近な“アレ”を観察

取れ高はもう十分なのですが、遊んでいたら童心に返って楽しくなってきました。せっかくなので、あらゆる身近なものを顕微鏡で観察しようと思います。

突然ですが、ここでクイズ! これから身近な“あるもの”を拡大した画像を掲載します。それが何か、ぜひ考えてみてください。なお、これらの画像はすべて『ハンディ顕微鏡DX』を使ってスマホで撮影しています。

第1問。古着ワンピースの柄のような、レトロな柄ですが……
正解は、タブレットの液晶でした!
続いて、第2問。グラデーションが美しいですね
正解は、CDの記録面でした! ご自分で試す場合は、ディスクを傷つけないように気を付けて観察しましょう
第3問はこちら。可愛いドット柄ですが……?
正解は、雑誌(『ベース・マガジン』)でした! 雑誌などの印刷物は、ごく小さな網点の集合体で色を表現しているんですね。ほかにもお札など、いろんな印刷物を見てみると面白いですよ
最後の問題はこちら。わかる人にはわかるかも……?
正解は、ギター弦(ワウンド弦)でした! 拡大してみると、芯線に巻線が巻き付けてあるのがよくわかりますね
今回は特殊なコーティングを施して弦の長持ちを図った“コーティング弦”という弦を観察。倍率を変えてみると、コーティングの部分までハッキリと見えます。『ハンディ顕微鏡DX』は倍率100倍~250倍まで対応。ズームレバーがついているので、スマホを見ながらでもスムーズに倍率を変えることができます

『ハンディ顕微鏡DX』は大人も子ども楽しめる!

顕微鏡の使い方なんてもうすっかり忘れてしまった……という筆者でも『ハンディ顕微鏡DX』は簡単に使いこなすことができました。『第12回キッズデザイン賞』を受賞しているだけあり、子どもでも不器用な大人でも簡単に扱うことができます。また、単3乾電池1本で使える点も嬉しいです。

親子で楽しんでもヨシ、大人ひとりで遊んでもヨシ、楽しみ方は十人十色。コンパクトで持ち運びやすいので、常に鞄に忍ばせるのも良いと思います。まるで、毎日が自由研究に! ぜひ身近なものを観察してみてください。

ハンディ顕微鏡DX

価格:3500円
HP:http://www.raymay.co.jp/nature/contents/micro/item/RXT300/index.html

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