【レポート】坂口杏里バンドのライブに潜入……まさかのハプニングが連続!?
イベントの順番を前後させ、ライブ後に予定されていた質疑応答に進もうとしたところ、ようやくベースの「いいじゃんヤマダ」が登場。どうやら開始時間を勘違いしていたらしい……。被っている覆面や身にまとった全身タイツにも注目したいところだが、遅刻してくるというハプニングで頭が追いつかない! なんだこれ! おもしろすぎるだろ!!
バンドのお披露目曲はあのロックナンバー!
メンバーが勢ぞろいし、いよいよライブパフォーマンスが始まる。曲はオリジナルではなく、映画『NANA』の主題歌としても有名な中島美嘉の『GLAMOROUS SKY』。序盤はベースの音が出ない(アンプの電源が入っていなかった)というハプニングに見舞われるも、バックバンドは初ライブとは思えないほど安定した演奏をみせてくれた。特にヒロのドラミングが非常に安定しており、ギター&ベースがそれぞれのびのびと演奏できているようだった。演者側も、おそらくそれを見守るファン側も緊張や戸惑いがあったのではと思うが、リズム隊が安定した演奏をしてくれたおかげで安心して楽曲に聞き入ることができた。正直顔で選んだのでは?と世間で話題になるほどイケメンが揃ったメンバーだったが、のちほど顔で決めたわけではないと彼女が否定したとおり、今後の期待感を煽ってくれる演奏であった。
杏里爆発!
ライブパフォーマンスが終わると質疑応答タイムに。バンド名は決まっているのかと質問をしてみると、その質問を待っていましたとばかりに杏里が回答。バンド名は、杏里の人間性や今後の展開から着想したという「杏里爆発」だと答えてくれた。今後はロック、パンクのナンバーを主軸として展開してくとのことで、続いてメンバー紹介が始まった。ギターのハルヒとヒロはともに20歳! 若いとは思っていたけどそれほどとは……。杏里曰く「大人」であるというハルヒは、常にカバンにワインを仕込ませている酒好きのようで、パンクバンドであるザ・スターリンを敬愛しているとのこと。杏里爆発とは別で「KKK」(すごいバンド名だ)というバンドを組んでいるようだ。ギターはフェンダーのジャガーを使用しており、ソリッドなプレイを聴かせてくれていた。
ドラムのヒロは、杏里曰く「完璧」であるとのこと。ドラムは小学生の頃から始めたといい、杏里爆発とは別に音楽的な仕事もしているそうだ。好きなミュージシャンはアメリカの超人気バンド、レッド・ホット・チリ・ペッパーズとのこと。ベースのいいじゃんヤマダは、本業で堅い仕事をしているとのことから細かいプロフィールは明かされなかったが、のちのち話を聞くとベース歴はそれほど長くなく、どちらかというとソングライティングが得意であるとのことだった。杏里は、作詞はできるものの作曲はまだできないと語っていたことから、初のオリジナル曲は彼の作曲した楽曲になるのかも。
イベントは続き……
休憩タイムを挟んでトークイベントに移行。ゲストには元セクシー女優で現在はDJとして活動している“あやぷるぱん”、役者やロックシンガーとして活躍する雨宮祈織が登場。自己紹介を交えつつ、お酒に関するトークや今後の展望などなど、3人でガールズトークに花を咲かせていた。
杏里のカリスマ性に期待!
バンド形式での演奏は今回1曲のみ&ハプニングも多かったものの、結成したばかりのバンドによくあるような「演奏がひどくて聞いてられない!」ということはなく、ボーカルとしての杏里の成長にも期待が高まった。メンバーの技術に支えられながら徐々に生バンドで歌うことに慣れていき、本日以上のパフォーマンスを見せてくれるに違いない。危うさを孕んだ彼女のカリスマティックなオーラは非常にロックバンド向きだと感じたし、ロック界隈で杏里爆発旋風が巻き起こる日は意外と近いかもしれない!?