【体験レポ】東京オリンピックのチケット申し込み、けっこう分かりにくいので簡単に解説します!!

連載・コラム

[2019/5/17 17:00]

【超簡単に解説してみます】

5月9日、ついに東京オリンピックのチケットの抽選申込受付がスタートしました。記念すべき東京開催ということもあってチケットの争奪戦は必至。さらにけっこう買い方がややこしいっぽい。なんの競技でもいいからこのお祭りに便乗したいエンタメサイト『耳マン』が、すんなりチケット争奪戦に参戦できるよう超簡単に解説していきます!

公式チケット販売サイト

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【全然アクセスできない! イライラする!】

申込受付は5月9日から公式チケット販売サイトにて始まりました。同日10時にスタートとなったのですぐさまサイトにアクセスしたのですが、アクセス殺到で全っ然繋がらず。画面が変わるたびに「1時間待ち」みたいになってめっちゃイライラする! 翌日、翌々日も同じような状況だったため放置していたらもう17日じゃないですか! やばい!

この画面が何回も出てイライラしました!

【先着でなく抽選ですのでご安心を! 終了間際はまためっちゃ混みそうなので注意!】

でも焦りは禁物。今回の販売は先着ではなく抽選となるのでご安心ください。受付期間は5月28日23時59分までですが、あまりにギリギリになると滑り込みのアクセスが殺到してサイトがダウン→申し込みできず……みたいな悲しいパターンもあるかも。なるべくお早めの申し込みをしたほうがよさそう! 抽選結果の発表は6月20日に行われ、7月2日から購入手続きがスタートします。6月20日はチケット取れた/取れないの盛り上がりがすごそうですね。

今回の抽選で入手できなくてもゲットできるチャンスがあり、2019年の秋以降(詳細未定)に同サイトにて先着順での販売、2020年春(詳細未定)には都内に設置予定の公式チケット販売所での販売も実施されるようです。そのほかにも近畿日本ツーリスト、JTB、東武トップツアーズなどの旅行会社が観戦チケットに加えて宿泊・交通チケットをまとめたパッケージを5月下旬以降に発売予定とのこと。また、6月以降には会場内のラウンジでの飲食サービスなどを組み合わせたチケット『ホスピタリティパッケージ』も販売予定のようです。

【会員登録(TOKYO 2020 IDの取得)が必要】

ようやくサイトに繋がったので、さっそく申し込みをしてみたいと思います。しかしながら、いきなりちょっと面倒な手続きがあります。まずは公式チケット販売サイトの会員にならないといけません。「会員登録なんて不安……」という人もいるかもしれませんが、大会の公式サイトなのでそこは安心でしょう。

サイトにアクセスして『TOKYO 2020 IDの登録』『TOKYO 2020 IDを作成』をクリックし、氏名、住所、連絡先などの情報を入力していきます。パスワードの設定が必要になりますが「9文字以上で英大文字、英小文字、数字全てを含んだ文字列」ということで、けっこう考えるのが面倒くさかったです。「Tokyo2020」などのベタなものが避けたほうがいいでしょう。

仮登録完了画面

必要項目をすべて入力すると仮登録が完了となります。仮登録が完了すると、先ほど入力したメールアドレスに『「TOKYO 2020 ID」の仮登録完了と本登録のお願い』というメールが届きます。メール内の『2020IDを本登録する』をクリックすると登録完了となります。

【安くてオススメな『東京2020みんなで応援チケット』……しかし!!!】

まずはチケットの種類をおさらい。チケットにはA席からE席まで最大5種類の席種から選択できる『一般チケット』、車いす利用者(&同伴者)のための『車いすユーザーチケット 同伴者チケット』、12歳以下の子ども・60歳以上のシニア・障がい(車いすユーザーを含む)のある人を1名以上含むグループ向けのチケット『東京2020みんなで応援チケット』の3種類があります。

チケットは競技&座席のほか、その試合が予選or決勝なのかなどによっても価格が変わってきます。大人も子ども同じ料金で、2歳未満の幼児はチケット1枚につき1名までは無料です。『東京2020みんなで応援チケット』は最下位席種エリアとなりますが、2,020円(税込)/1枚とかなりお得に観戦ができます。わたしはシニアの父母を連れて観戦に行こうと思っているので『東京2020みんなで応援チケット』狙い!

やっと入れた購入画面。みんなで柔道観たいな! 競技や日程、場所から選択できます

【セッションってなぁに?】

さぁ、ここでもややこしいワードが登場。競技によって内容や競技時間がさまざまなため、チケットは『セッション』という聞き慣れない単位で用意されています。例えば『サッカー男子予選2試合』だったり『陸上競技の午前の部』だったり、それぞれの競技の試合時間の長短や特性に合わせた括り=セッションでチケットが用意されているのです。

申込枚数には上限があり、予選などのセッションは6枚まで、決勝などメダルをかけたセッションは4枚まで、開閉会式は2枚まで。『東京2020みんなで応援チケット』は予選セッション8枚まで、決勝セッション6枚まで、開閉会式4枚までとなります。

競技の検索時にメダルセッションの選択も可能

観戦したい競技の日時がかぶってしまっているような場合は第一候補、第二候補とふたつを選択でき、第一候補、第二候補でそれぞれ30枚が申し込み上限となっています。当選枚数は最大30枚となるようですが、そんなに当選するラッキーな人はいるのでしょうか……。

ここで悲報!!! メダルセッションでは『東京2020みんなで応援チケット』があまり用意されていないようです……。『東京2020みんなで応援チケット』が用意されているセッションでは、ここで『東京2020みんなで応援チケット』が選択できます。この画面まで来ないと『東京2020みんなで応援チケット』の有無がわからないという仕様……。仕方ないのでいちばん安いD席で!

なお、上画像内にある『カスケードサービス』というのは、申込時に希望した座種が落選となってもひとつ下の座種が販売定数に達してない場合に抽選対象とすることができるサービス。今回は最下位席種のD席なので『カスケードサービス』は利用できません。

レスリングのメダルセッションも申し込み! こちらも『東京2020みんなで応援チケット』は無し……。しかしレスリングは柔道よりもたくさんの階級の試合が1セッションで観られるようでお得感あり!
最終的に柔道、レスリング、男子体操のメダルセッションを申し込んだ。全部いちばん安い席にしたけどこの金額! ひー!
まだまだ終わらず、申し込みのあとは電話番号の認証が必要とのこと。ID登録の際に入力した電話番号に確認の電話がかかってきます。実家の電話番号を適当に入力していたので携帯の番号に変更しようと思ったところ、さっきの順番待ちの画面が出てきて最後のイライラいただきました!

【リセールサービスの安・心・感!】

金額が10万円以上になってしまい正直ちょっと焦っていますが、行けなくなってしまった場合などは公式チケット販売サイト内に用意された『公式リセールサービス』で定価にて希望者に譲ることが可能です。これは安心! また親族または友人、同僚その他の知人に対する場合に限り、『公式リセールサービス』を利用せずにチケットを譲渡することもできるみたいです。この場合でも「譲渡代金その他の譲渡対価として、チケットの券面額を超えた金銭または利益を受領してはなりません」とのこと。

転売防止策としてチケットが当選したあとは来場者の名前を登録する必要があり(チケットに名前が記載されるようです)、会場で本人確認が行われる場合もあるとのことなので、身分証明書などを持参しましょう。もし、観戦予定者が変更になった場合は、サイト上の『マイチケット上』から名義を変更することが可能のようです。

【クレジットカードはVISAカードのみ?】

チケットの支払いに関しては、総額30万円未満の場合はコンビニ窓口での現金決済かクレジットカード、30万円以上の場合はクレジットカード決済のみとなるようですが、クレジットカードがVISAカードのみしか使えないことが話題になっていますね。VISAカード持ってない……。どうしましょう……。

チケット申込の時点でこれだけのギモンがあるっていうことは、今後はもっといろんなゴタゴタが出てきそう……。しかし!またとないかもしれない東京開催! いろんな不手際もエンタメのひとつと捉えて、いっそのことまるっと全部楽しんでしまいましょう! 東京オリンピック、本当に楽しみです! チケット取れますように! 鬼の現金払い!

早く6月20日になって!

耳マン編集部