ミュージシャンに超おすすめのトークアプリ!? 音&映像のなかでリラックスしながら会話が楽しめる『TalkWave』に注目

特集・インタビュー

[2022/3/11 12:00]

音を重要視した珍しいトークアプリ!?

新型コロナウイルスの影響で在宅時間が増えたり行動範囲が制限されたり、心理的ストレスが高まる日々。こうした背景から、まるで屋外にいるような音と映像の中で、非日常空間&解放感を感じながら会話が楽しめるトークアプリ『TalkWave』が登場した。現在は『サンタカタリーナビーチ』『ウクライナ川辺の焚き火』『ノルウェーの森』の3つの“Room”と呼ばれる仮想空間が提供されており、ビーチや焚き火、森林の音&映像の中でトークが楽しめる。実際にダウンロードして試してみたがこれは新感覚で楽しい! 音を重要視した珍しいトークアプリということで、我々『耳マン』が同アプリを提供しているmorrow株式会社の米田昌弘社長を直撃してきた!

米田昌弘社長

リラックスモード全開のRoomの中で1対1のトーク

――『TalkWave』は非常に斬新なサービスだと思うのですが、どのように誕生したのでしょうか?

スタッフたちとオンラインで雑談をしているときに、過去に行った場所の写真や動画を見ながら「この場所が素敵だった」とか「ここに行きたい」みたいな話をみんなでしていたら盛り上がったのがきっかけなんです。そこで、何かを見たり聞いたり共有しながら会話をしたら、初対面でもお互いにリラックスして会話ができるんじゃないかと思いつきまして。

――会話だけに集中しなくていい状態ということですね。

Voicy やClubhouseが流行りましたが、会話だけに集中するようなシチュエーションが苦手な人も多いと思うんです。実際に僕もそうですし。それでも、コロナ禍の閉塞感のあるなかで、やっぱり誰かと話したいという気持ちがある人のために、リラックスして1対1で緩やかに話せる場所を作りたいと思ったんです。TalkWave ではRoomの中にいる気になる人にリクエストを送り、1対1でトークを楽しむことができます。

――Roomで聴くことができる音は、どのように録音されたものなのでしょうか?

ビートルズの曲にもありますが、まずは『ノルウェーの森』のRoomを作りたいと思ったんです。そこで、ノルウェーの森の音を探していたときに、実際にノルウェーを含めた世界のいろんな場所の自然の音を録音されている方を見つけまして。その方にコンタクトを取って音を使わせていただいたんです。

――そういう方がいるんですね。

そうなんです。その方に、ほかにも魅力的な場所がないか相談をさせていただいたところ、ウクライナの川辺(での焚き火)もご提案いただいて。今はウクライナが大変なことになっていて本当に残念ですが……。あとはやはりビーチの音もほしいなというところで、ドミニカのサンタカタリナ島のRoomも初期ラインナップに加えました。映像に関しても、その方が映像を提供しているサービスを教えてくださって、音と映像をうまく合わせてRoomを作っています。

3つのRoom。上から『サンタカタリーナビーチ』『ウクライナ川辺の焚き火』『ノルウェーの森』

――気持ちのよい音&映像で本当にリラックスできますね。どのRoomが人気なのでしょうか?

やっぱりビーチが人気ですね。寝る前など、夜にお話をしたいという人が多いようなのですが、最初に考えたノルウェーの森だとちょっと昼間っぽい感じが強く出てしまって。これはこれで魅力的ですが、ちょっと雰囲気は出ないかもしれないですね。

――恋愛リアリティ番組とかってビーチのシーン多いですもんね。『脱出おひとり島』とかまさに……。

はい、やっぱりそうみたいですね(笑)。

――ビーチのルームでアコースティックギターの弾き語りとかしたらモテそうじゃないですか!? 平井大さんの曲とかどうでしょう!

そういう使い方もできますね! 音量の問題はでてきてしまうかもしれませんが、とてもいいと思います。

――これは楽器をやってる人はぜひトライしてみてほしいですね。実際に使用しているユーザー層はどのような感じなのでしょうか?

20代の方が多いかなという印象です。そもそも通話に慣れているというところと、アーリーアダプターというか、ちょっと変わったものを早く使ってみたい世代なのかなと。

――どういうふうに使うととうまくいくとかってありますか……!?

そうですねぇ……(笑)、先ほども少しお話しましたが、リラックスしたい時間は人によって違うとはいえ、やっぱり寝る前の1時間ぐらいかなという印象がありますので、そういった時間帯に使っていただくとよいかなと思っています。静かになった頃にAirPodsなどを装着して使用してもらうと没入感も高いかなと思います。

――寝る前を狙うんですね……。よし。「没入感」とのお話ですが、確かに音質がとても良いように感じます。

ありがとうございます! 音質や音圧にはかなりこだわりまして、何度も何度も修正して、OKを出すまで2ヶ月くらい費やしました。声のボリューム感と背後で流す自然の音のバランスを取ることが難しくて。うまくいったと思ってもAndroidとiOSで違って聞こえたり、AirPodsで聞いたときとスピーカーで聞いたときが違ったり、NGの連続でしたね。

――音へのこだわりが強いようにうかがえますが、専門的な知識などをお持ちなのでしょうか?

実はギターが好きで。今でもたまに弾いていまして。最近も念願だったギブソンのゴールドトップを購入してしまいました!

――わー! 素晴らしい!

サッカーも好きなのでロシアで開催されたワールドカップ(2018年)を現地に観に行ったのですが、ロシアでガンズ(・アンド・ローゼズ)のライブも観に行きましたよ!

――ロシアでガンズですか!?

ロシアに着いたら電柱に「ガンズ・アンド・ローゼズ!」って書いてあって(笑)。それで必死にチケットを探して取ったんです。ライブも最高でした……! ロシア人は英語があまりわからないので、アクセル(・ローズ)がマイクを客席に向けても誰も歌わないっていう恐ろしいことが起きていましたけど(笑)。

ロシアで開催されたワールドカップの様子(米田社長 提供写真)
ロシアでのガンズ・アンド・ローゼズのライブの様子(米田社長 提供写真)

――すごい経験ですね……! そんな経験した日本人あまりいなさそうです……。

ワールドカップも最高でしたし、ロシアはすごく思い出深い国でして。でも今は最悪の状況じゃないですか。ニュースを見ていてもどういう感情になっていいのかわからないというか、残念でしょうがないです。

――行ったことがある人でしたら、より一層、複雑な気持ちになりそうです。

本当にそうなんです。1ヶ月くらいロシアにいたのですが、ロシアの人ってコワモテですけどシャイですごく優しくて。それで夜中の12時ぐらいでも公園とか自然の中で話し込んでいるんですよね。会話を楽しんでいるというか。その印象もすごく強くて、話すことってすごくいいなっていうのを当時も思っていたんです。TaklWaveを作るときにもそういうロシアでの光景も浮かんできていたので、本当に悲しいです。

――とても貴重なお話ありがとうございました……。TaklWaveの今後についてはどのようにお考えでしょうか?

どんなRoomがあったらいいかアンケートをとると、「飲食店」がほしいという意外な声もありまして。たしかに、コロナ前には飲食店で会話をするのも普通のことだったなぁと。身近だった音を恋しく思う人も多いんだと改めて考えさせられました。あとは「水族館」とか「地元」でしたり、おもしろいものですと「聖地巡礼」のRoomのリクエストもありました。『君の名は。』のあの階段ですとか。

――それおもしろいですね! アニメや映画が好きな人は盛り上がりそうです。

いろいろな非日常感を楽しんでいただけるようにしたいと思っています。

――では、最後に御社の今後の展望について教えてください。

コロナで生活が大きく変わってしまいましたが、社会問題を少しでも解決できたらという思いがずっとありまして、今回TalkWaveを開発しました。これからもおそらく私たちが考えもしなかった社会的な課題が次々と生まれてくると思いますので、ウェブを使ってそういった課題を緩和していけたらいいなと思っています。TalkWaveもより充実させて、たくさんの人にリラックスした時間をお届けできればと思っています!

TalkWave費用体系&詳細

・アプリ登録、利用者検索、メッセージ送信は無料
・通話機能の利用には、男性利用者のみ通話料金(pt購入)が発生(女性は完全無料)
・初回登録時にはTalkWaveリリースを記念して1000ptをプレゼント
・通話話料:1分=約37円〜約49円
・500ptの購入/610円(12.5分の通話が可能)
・1500ptの購入/1,600円 (37.5分の通話が可能)
・3300ptの購入 /3,060円 (82.5分の通話が可能)
・20歳未満は利用不可
・独身者のみ登録可能
・登録者には公的証明書による本人確認を実施
・社内監査及び違反・通報機能を完備

TalkWave ホームページ
https://talkwave.jp/

耳マン編集部