ポジティブマインドが超素敵……元宝塚歌劇団トップスター・紅ゆずるの豪快すぎる(!?) 美の秘訣に迫る♡
元宝塚歌劇団星組のトップスターで、退団後は女優としてカリスマ的な人気を誇る紅ゆずる。173センチの長身からなる抜群のスタイルや凛々しいルックスは憧憬の的で、持ち前の明るさや抜群のトーク力を活かしてバラエティ番組にも出演するなど、幅広い活躍をみせています。そんな彼女が主演を務める舞台『アンタッチャブル・ビューティー 〜浪花探偵狂騒曲〜』が、2021年4月の公演延期から約1年5ヶ月後の2022年9月より、大阪松竹座にて上演されることが決定。今回は満を辞して幕を開ける同作についてはもちろん、彼女の美の秘訣についてもたっぷりとおうかがいしてきましたっ!
美しさの秘訣は「水」と「氷」にあり!
――実際に対面して息を飲むほどお綺麗ですが、今回はそんな紅さんの、美の秘訣に迫りたいと思います! 毎朝欠かさないモーニングルーティーンはありますか?
朝起きて、まず始めにカーテンを開けます。カーテンを開けて、そのあとうがいをします。それから水500mlを一気飲みします(笑)。
――500mlを一気に飲むって大変ではないですか(笑)?
水を飲むのって訓練らしくて、たくさん飲むように心がけたら飲めるようになりました。そのあとはトイレ掃除をして、部屋も掃除して、それが終わったらウォーキングです。お外に出て歩くのですが、早朝じゃないと暑くなりますので、毎朝早起きです。
――何時頃に起きるんですか?
早いときは4時くらいに起きます(笑)。大低は5時とか。6時には確実に起きてるかなぁ。夜は24時には寝たいなと思っていますが、まちまちです。昼間に眠かったら30分くらい昼寝をするときもあります。基本的には朝活派ですね。朝に活動すると得した気持ちになりますし、街が静まり返ってる不思議な空気感が好きで、その時間に何かをするとすごく集中できるんです。
――普段はどんな食生活を送っていますか? 毎日食べるくらいお好きな食べものはありますか?
『洋麺屋五右衛門』のパスタが大好きなんです! なかでも『たらこと湯葉とモッツァレラチーズのカルボナーラ』がすっごく好きです♡ 「今日は食べたいぞ!」って日に食べるようにしています。でも、実はそこまでに食事面にあんまり細かくこだわっていません。夜の炭水化物は抜きますが、基本は3食きちんと食べます。しかも結構な量を食べるんです。
――女優さんは体力勝負なお仕事でもあると思うのですが、それもあって食事もしっかり摂っているのでしょうか?
そうですね。体力面では食事のほかに、朝か夜に必ずパーソナルトレーニングに行って、体を動かすようにしています。負けず嫌いなので、結構厳しめのメニューもがんばってやっています。汗をかくと爽快感があって気持ちいいので、サウナもとっても好きです。トレーニングやサウナのあとは、お水を2L飲みますね。
――やっぱりお水が大事なんですね! 体力の話で言うと、疲れを回復するためには睡眠の質も大切に思えますが、睡眠の環境を整えるためにされていることはありますか?
私、1年中氷枕で寝るんです(笑)。氷枕ってすごくいいみたいで、深く眠れるんです。これをいろんな人に勧めたら、みんな結構ハマッて氷枕民族になっていて。まわりで民族がすごく増えました(笑)!
――全体的にルーティーンが豪快ですね(笑)!
私の美容や健康法は、基本的にすべて豪快なんです(笑)!
「自分自身をしっかりと見つめることができる人でありたい」
――豪快さや明るさといった内面の美しさが、外見の美しさにも影響していると感じます。そんな紅さんですが、落ち込むこともありますか?
人間なので、もちろんです。
――落ち込んだときに、自分のテンションを上げる方法は?
信頼できる人に話すことですね。自分だけで考えていても同じ思考がずっと巡るだけですが、人に話していいアドバイスをいただけたら、「あぁ〜、そっかぁ」って急に視界がぱっと晴れて「今まで悩んでたことはなんだったんだろう!?」くらいに立ち直れますね。下がってもすぐに上がるほうかと思います。
――物事をあまり引きずらないタイプというか。
反省すべきことは反省するし、いけないことは改善しようという誠意はあります。でも、過ぎてしまったことを引きずって得なことって何もないし無駄だと思ってるので、引きずらないように心がけてます。
――長年舞台に立ち続けている紅さんですが、いまだに緊張されることはありますか?
もちろんします。ですが、本番にどこまで緊張を振り払うことができるかって、練習をどこまでできているかに繋がってくると思うんですよね。「多分いけるかな……?」くらいの気持ちでやっていると絶対に失敗するので。自分を信じて「絶対大丈夫」って思えることができるくらい万全な状態になるまで練習します。なので、稽古中は四苦八苦してますね。
――紅さん自身が目指す女性像は?
充実してる人。それは男女問わずだと思うんですが、自分が本当に納得できて充実できていれば、それがいいんだろうなと思います。私の強みは、人の目を気にしないで、自分がこうやるべきと思うときに行動できるところ。私だけじゃなくて、みなさんそれぞれが自分のことは自分が一番わかっていて、自分に対して一生懸命向き合っていると思うんです。人の意見は聞きつつもそれに振り回されず、自分自身をしっかりと見つめることができる人でありたいなと思います。
宝塚時代は破天荒なタカラジェンヌを目指していた!?
――いよいよ9月17日より舞台『アンタッチャブル・ビューティー 〜浪花探偵狂騒曲〜』が上演されます。2021年4月より上演予定だったもののコロナ禍により延期になってしまい、約1年5ヶ月を経て上演することが決定しました。この作品の、特にどんな部分に注目してほしいですか?
この作品は「ザ・大阪」です! 出演されている方も大阪にゆかりの方が多いですし、なんてったって会場が大阪松竹座です。そこで公演させていただくことの意味みたいなものを感じていますし、内容も本当に「なにわ」らしい物語です。人情の話が核にありながら、ふふっと笑える部分もあるので、楽しく観ていただけたらいいですね。
――紅さんが演じるヒロインの本間カナさんとご自身で、似ている部分や感情移入するところはありますか?
カナちゃんはすごく心に傷を負っている役で、そこが私とは違う部分だと思います。ただ、彼女は傷を負っているからといってそれを表に出すわけではなく、なにわテイストで明るく振る舞っている。そういった物事をポジティブに考えようとするところや、実は根がとても繊細で人の気持ちに敏感っていうところは、似てるかもしれないですね。
――劇中では、見習い探偵のカナさんが七変化をして事件の潜入捜査をするシーンがあるそうですね。
そうなんです。とっても幅広い七変化ですし、コスチュームでも楽しんでいただきたいです。私はずっと宝塚で男役でしたが、カナちゃんの七変化は男役も出てきますよ! これからお稽古を重ねるごとにどう変化するかは未知数ですが、幅を持って演じたいです。
――宝塚時代の紅さんは、劇中にアドリブでおもしろいセリフを入れ込んで観客を沸かせることも多かったと思いますが、それはご自身のアイディアだったんですか?
私、実はすごく破天荒なタカラジェンヌになりたくて! 「あの人何するかわかんないよね」っていうおもしろさを持たせたタカラジェンヌになりたかったんですよ。ですから、そういった部分は自分自身でプロデュースしていました。
――もともとサービス精神や、「人を楽しませたい、喜ばせたい」という気持ちが強いのでしょうか。
強いかもしれません。やっぱり、観て良かったなって思っていただけるものを作りたいなと思っていますので。せっかくやるならお客様にも最大限に楽しんでいただきたいんです。
――今作を観にくるお客様やファンの皆様に、今だからこそ伝えたいメッセージがあれば教えてください!
構えず気軽に来ていただけたら。とはいえ、「よし、楽しむぞ!」っていう気持ちで来ていただきたいです。例えばテーマパークに遊びに行くときに、すべて受動的に「楽しませてくれよ」っていう感じのスタンスで行かないじゃないですか。自分でも能動的になって「存分に楽しむぞ!」っていう気持ちで来てほしいなと思います。特に関西って、「笑うところで笑わないと損!」な精神が強いから(笑)、その精神期待してます! ご時世的にかけ声はダメですが、拍手だったりとか、笑った表情で反応をみせてほしい。それに、私のファンの方はいろんなものが中止になりガックリきてると思うんですが、久々に舞台に立っている私を観て感動していただけたら嬉しいです! 観たあとに「明日からがんばろう」とか「観て良かったな。もう1回観たいな」って思えるような作品にしたいと思います!
紅ゆずる プロフィール
8月17日生まれ、大阪府大阪市出身。2002年に宝塚歌劇団の88期生として入団し、2016年に星組のトップスターに就任。2019年に退団し、その後は女優や歌手、タレントなど幅広い活躍をみせている。
舞台『アンタッチャブル・ビューティー〜浪花探偵狂騒曲〜』
上演日程:2022年9月17日(土)〜9月25日(日)/※9月21日は休演日
会場:大阪松竹座
チケット:2022年8月7日(日)午前10時より電話予約・ウェブ受付開始
詳細:https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/shochikuza_202209/