バー店主とアイドルの意外な共通点 歌舞伎町『酔っこら処』店主ほりゆーこさん【たのしいドルヲタ図鑑・7人目】

連載・コラム

[2016/3/31 12:00]

現在の推しである田尻あやめと運命の出会い
初めての“認知”に感動!
アイドルにハマり、お店にもドルヲタのお客さんが多数来店するようになるなか、ほりさんは2015年4月に現在の推しである乙女新党の田尻あやめと運命的な出会いを果たす。「お店のお客さんにすすめられて乙女新党のリリースイベントに行ったんです。そこで初めてあやめちゃんと握手をして名前を告げたら、次に行ったときに覚えててくれたんですね。これまでいろいろなアイドルを観に行ったことはあったんですけど、そこで初めてちゃんと自分の名前を呼ばれて、認知(※)してもらうっていうことに感動して。そこから彼女を推すようになりました」。彼女の好きなところは?「あやめちゃんはすごくワガママで、お腹がすいたり眠くなったりするとすぐ顔に出ちゃうんです(笑)。そのうえおバカなキャラクターで。例えば“歩く”と“走る”の漢字がどっちがどっちかわからないレベルのおバカな子で(笑)、そういう素直だったり飾らないところが可愛いなぁって思います」。また、ほりさんは2015年7月に赤坂BLITZにて行われた乙女新党のワンマンライブ『乙女新党5thワンマンライブ〜キミとピーカン☆NATSU宣言っ!!!〜』にてファンの仲間と連名でお花を贈った。美大出身でデザイン系の仕事をしていたこともあるほりさんは、お花に飾る風船に自らメンバーの似顔絵イラストを描いたそう。「似顔絵にも、やっぱり愛があふれちゃうんですよね(笑)。メンバーのことをいつも観てるんでその子の表情や仕草も知ってるから描きやすいし、描いててすごく楽しかったです。ライブのあとに、贈ったお花の写真をメンバーがブログにアップしてくれたり、握手会で直接お礼を言ってもらえたときは“はぁ、もう死んでもいい”って思うくらい嬉しかったです(笑)」。ほりさんの愛情の深さが感じられる、ほほえましいエピソードだ。

[※認知……名前や顔を覚えてもらうなどして、アイドルに自分の存在を認識してもらうこと]

ほりさんが贈ったイラスト付きのお花。愛情があふれていることが写真からでもうかがえる。黄色の子が彼女の推しである田尻あやめ

「妹が欲しかった」という気持ち
最近では女性が女性アイドルを応援することも多い。どういった感情のもとでアイドルを応援しているのかは人によって違うとは思うが、ほりさんの場合は?「自分の気持ちをいろいろ分析してみた結果、私の場合は、自分がひとりっ子なので兄弟が欲しいというか、妹が欲しかったっていう願望が結びついているのかなぁって思うんです。“こういう妹がいたら楽しいだろうなぁ”とか“こういう妹がいたら可愛くて愛でたくなるだろうなぁ”っていう気持ちというか。姉目線のような気持ちで、推しの子がへこんでるときは支えたいし、応援することによって現場が盛り上がったらいいなぁとも思うし。あとはやっぱり何より売れてほしいし、売れて、いい思いをしてほしいっていう想いが一番ですね」。

あやめちゃんからほりさんに贈られたサインとメッセージ。なんて素敵なメッセージだろうか

[耳マン編集部]