バー店主とアイドルの意外な共通点 歌舞伎町『酔っこら処』店主ほりゆーこさん【たのしいドルヲタ図鑑・7人目】
バーの店主とアイドルの意外な共通点
ほりさんがアイドルに共感・尊敬する部分
長らく接客業をやっているほりさんは、アイドルに対して共感する部分や尊敬する部分もあるそう。「今のアイドルって歌って踊るだけではなくて、握手会や撮影会などでファンと接触する場面も多くて、接客業のような側面もあるじゃないですか。そういう視点からアイドルを見てみると、本当にすごいなって思うんです。いろんなお客さんもいるだろうし、大変なこともあるだろうに、それを表に見せない健気な姿を見ると、グッときてしまいます。人と話す仕事をしている私も、アイドル側の気持ちがわからなくはないというか。“お客さんにこういうことを言われたら嬉しいよね”とか、逆に“こういうことを言われたら嫌だろうな”っていうのも、何となくわかる気がするんです。なので、アイドルの子たちがたくさんの人と握手をするなかで、清涼剤みたいに元気をあげられる言葉を少しでもかけてあげられたらなって思いながらお話しに行っています」。バー店主とアイドルいう仕事には意外と共通点があるのかもしれない。
ほりさんの今後の目標
「自分の推してる子たちが売れて幸せになってほしい」
そんなほりさんに今後の目標を教えてもらった。「やっぱり、自分の推してるアイドルが売れてほしいっていうのが1番ですね。自分の推してる子たちが売れて活動が報われてほしいし、いい思いをしてほしいし、幸せになってほしいなって思います。本当に、アイドルには感謝しかないので、今までのアイドルへの感謝を少しでも売り上げに還元できたらと思います。ヲタのできることって、それくらいしかないから……。あと、最近はお店としてもテレビの取材でアイドルの子が来てくれたりしてすごく嬉しかったので、何かしらの形でアイドルに貢献できるようなお店になれたらいいな、と店主としては思います」。
ほりさんの心の一節
「ほんとは ほんとは いつもキミといたいんだよ!」
上記の一節はほりさんが応援している乙女新党のなかで、彼女が一番好きだという楽曲『ときめき☆パラドックス』のサビの部分の歌詞だ。同曲がライブで歌唱されるとき、「いつでもキミといたいんだよ!」の後にヲタたちが「\オレモー!/」というかけ声を入れるのが定番だそうで、ほりさんは「そのかけ声を入れるときが本当に楽しいんです」とキラキラとした瞳で教えてくれた。今回のインタビューで彼女は“普段は人見知りで初対面の人と上手く話せないが、お店のカウンター内に立つと人見知りも和らいでいつもの自分らしくいられる” と語ってくれたが、それはアイドルがステージに立つときと近い感覚なのかもしれないと勝手に感じた。今後もほりさんはアイドルに共感したり、尊敬したり、感謝の気持ちを感じながら、姉のような優しい気持ちでアイドルを応援していくことだろう。
【店舗情報】
新宿歌舞伎町『酔っこら処』
住所:〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1丁目8−3 良川ビル 1F
営業時間:19:00〜5:00(日曜日のみ0:00)
定休日:なし
アクセス:JR 新宿駅 徒歩4分 地下鉄丸ノ内線 新宿駅 徒歩3分