ピエール中野とロボットレストランに行こう!【バイブス探検隊/新宿歌舞伎町編】

連載・コラム

[2017/5/28 12:00]

ピエール中野(凛として時雨)とバイブスあふれるスポットに潜入する『バイブス探検隊』の第3回。今回は、都心部で生活する人の多くが気になっているであろうスポット『ロボットレストラン』に潜入してきました。そうです!人型のロボットを積んだあの街宣車でお馴染みのお店でございますぅぅ! 近年は外国人観光客でごった返しているという同店ですが、店内では一体何が……。潜入してみると、そこではピエール隊長のミュージシャン魂を刺激するさまざまな出来事が……! これまた最高のバイブスと出会うことができた、素敵な探検となりました。

ロボットエンターテインメントとは!?

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少しドキドキしていた。

これまで、動物園や水族館といったファニーなスポットに潜入してきた我々ピエール探検隊。しかし、今回潜入するのは“アジア最大の歓楽街”とも言われるスリリングな街・新宿歌舞伎町、そのど真ん中にあるロボットレストランである! 同店への潜入が叶った我々だが、現場に登場した隊長は少々ナーバスになっている模様。「これまでのスポットとは確実に違いますからね……」緊張した面持ちで語るその横顔からは、この取材のために命すら捧げても構わないという強い決意を感じた。(大げさ)

チケット売り場に到着した隊長。並んでいるのはやはり外国人ばかり。この先、一体どんなことが……

値段の設&定

チケット売り場はメインの建物の対面にある。受付の人もお客さんも外国人が多く、異国情緒が漂いまくっている。チケットは8,000円だが、6,000円だったり7,000円だったりで入場できる各種クーポンも用意されているので、遊びに行く際には下調べをお忘れなく。食事は別となっており、1,000円、1,500円のお弁当が用意されている。

ロボット寿司1,000円! ロボットが握っているということ……!?
ゴールデンボンバーの鬼龍院翔などさまざまな著名人のサインが飾ってある。「全然サイン求められなかった……。もっとがんばろ」向上心あふれる隊長である
チケット売り場にはロッカーもあって安心だ。「カギをかけてない人がちらほらいましたけど、ちゃんとカギはかけましょうね。危ないですからね」親切心あふれる隊長である

バイブスポイントその1 無銭撮影スポット

お店の前にはロボットと撮影できるスポットがある。入店しない人でも無料で撮影することができるので、まずは下調べとしてここで撮影を楽しむのも一興だ!

行儀よく先客の撮影が終わるのを待つ隊長
「これは気持ちも高まりますねぇ! ティム・バートン監督がここで撮ってる写真がおもしろいのでぜひみてほしいです」

ドキドキ! 店内に潜入の巻

さぁさぁ、いよいよ店内に潜入だ。同店では基本的に1日3〜4回の“公演”が行われているという(詳細はホームページでチェックしてね!)。レストランなのに“公演”!? 今回は19時50分からの回に潜入させていただけることになった。緊張と興奮で胸が膨らむなか、いよいよ入店のときが来た!

キラッキラの通路を通って
キラッキラのエレベーターに乗って3階のラウンジに案内される

バイブスポイントその2 ライブも楽しめるゴージャスすぎるラウンジ

3階に到着してエレベーターを降りると、そこには広々とした超ラグジュアリーな空間が広がっていた! どうやらメインフロアのオープンまでのあいだ、ここで軽くお酒を飲んだり食事を楽しんだりできるようだ。ステージも用意されており、ダフト・パンク的なロボット衣装を着たミュージシャンと美しい女性シンガーのライブも行われていた。すでにロボットレストランのエンターテインメントは始まっているということか! なんだこれ!楽しい!!

エレベーターが開くとビックリするくらいゴージャスな光景
ステージではライブが! 親指弾きも駆使しちゃうベーシストを筆頭に、演奏もステキ。この日はドラムレスだったが、隊長もシグネイチャーモデルを発売しているメーカーTAMAのセットが! これは運命!
おつまみは500円から900円くらい。飲み物はソフトドリンクが500円、アルコールは700円からといった感じで気軽に楽しめる
そんなラウンジで多くの外国人に囲まれながら
ステージでいきなり開催された振る舞い酒を眺めたり
Pepperくんにめっちゃ無視されたり
バーでお酒を楽しんだりして
メインフロアに向かいます!「ラウンジもかなり満喫できましたね。ライブもすごくよかったです。TAMAのドラムもあったので正直ウズいちゃいましたよね。悔やまれるのは振る舞い酒に参加できなかったこと。あんなイベントあるなんて……。やっぱり常にステージの近くにいないとダメだってことを再認識しました。ステージでは常に何かが起こりますから。(キメ顔で)」

座席配置が独特のメインフロア

ついにメインフロアに到着だ。メインフロアには180もの席が用意されており、左右で向かい合うように席がレイアウトされている。中央にはスペースが設けられているが、ここで一体何が行われるのか……。

オープン直後はワゴン販売タイムとなっており、ビールやポップコーンなどが購入できた。ワゴンもロボット型でかわいいっ!
隊長を発見! 勢いよく手をあげてみたものの、表情がついてこなかったご様子

バイブスポイントその3 驚愕のロボットショー!!!!!

しばらくするとスタッフによる注意事項のアナウンスがあり、飛行機ロボットが出てきてちょっとしたショーが始まった。……と思ったら次々とピカピカのロボットやダンサー、楽器演奏者が登場してきて、ものすごくハイテンション&エナジー満載のライブが始まったぞ! なるほど! このロボットレストランは食事を楽しむという意味での“レストラン”ではなく、ロボット&キャストによるショーを存分に楽しむことができるアミューズメントスポットということなのだ! 音もデカいし距離も近い。す、すごいぞこれは。すさまじい熱量だ!

まずは大太鼓のパフォーマンス! 太鼓が取り付けられた鬼型ロボットが登場だ。パフォーマーがくり出す図太い音が場内に響きわたる
鯉のロボットに乗ったギタリスト&ベーシストも。本当に弾いてる!!
ダルマっぽいロボットに雷電湯澤(聖飢魔II)っぽいドラマーが乗っていた。「おっ!シンバルがPAISTEだ!」隊長はいかなるときも機材チェックを欠かさない
日本っぽいいろんなロボットが登場。自動で動いているもの、黒子が動かしているもの、さまざまだ!
ダンサーもセクシー&パワフル!!
突然始まった大迫力のライブに隊長もこの表情。「すごいすごい!花火の盛り上がりがずっと続いてるみたいなテンションです!」
続いてはストリー仕立てのセクション『Robot Wars』
森や海に住む生き物と
侵略者であるロボットのバトル! すさまじい迫力……
ここではお見せできない演出に隊長も「ヤバイ……ヤバイ……」と驚愕。ぜひ会場でこの興奮を味わって!
そして、ロボット&電飾を施したダンサーによるダンスショー『Eldance』。未来感がすごい……。めちゃくちゃかっこいい
マイケル・ジャクソンの曲に合わせてゼログラビティも飛び出す。「マイコー!マイコー!」と隊長も絶叫

バイブスポイントその4 サイリウムを振って盛り上がろう!!!

セクション毎に休憩が挟まれ、最後はこの日に会場を盛り上げてくれたロボット&キャストが総出演するショー『Robot parade』が開催された。ここでは来場者全員にサイリウムが配られ、会場一体となってショーを盛り上げる。最後の休憩時に大好きなPerfumeの曲も流れ、テンションもマックスの隊長。そんな隊長はもちろんのこと、来場者たちもこの日いちばんの盛り上がりをみせていた。サイリウム楽しいぃぃ!

ロボットレストランのロゴが入ったサイリウム
キュート&セクシーなキャストによるパフォーマンス
キレイなお姉さんの煽りに
隊長も悶絶
宴は最高の盛り上がりをみせ……
約90分のショーが終了!!
はぁぁぁご満悦!!

ロボットはもちろん、キャストの魅力がすごい

「いやぁ……最高でしたね。本当に最高でした。値段に関して最初は少し高めなのかなぁと思いましたけど、これだけのショーを観られるんだったら文句ないです。とにかく濃度がすごくて、“祭りってこんなに詰め込めるんだ……”っていうくらいの盛り上がり。音も大迫力だし、すごく間近でショーが楽しめるし、こういうところってほかにないでしょうね。ロボットもいろんなタイプが出てきてすごくおもしろいのはもちろんですが、僕的には演奏だったり、ダンスだったり、ちゃんとトレーニングされているキャストさんのパフォーマンスに目が奪われました。レベル高かったです。外国の方が本当に多いですが、僕らもこういう楽しい場所はちゃんと知っておかないと! ぜひ一度足を運んでみてほしいですね」

さてさて次回はどんなバイブスに出会えるのか!? あらたな感動を求めてSAY!バイブス!

プレゼント!

ロボットレストランオリジナルのキーホルダーにピエール隊長のサインを入れて1名さまにプレゼント! 詳しくは『耳マン』のTwitterをチェック!

ロボットレストラン

住所:東京都新宿区歌舞伎町1ー7ー1
電話番号:03-3200-5500
ホームページ

【プロフィール】

ピエール中野●3人組ロックバンド、凛として時雨のドラマー。手数、足数を駆使した高度なテクニックと表現力で、豪快かつ繊細な圧倒的プレイスタイルを確立。サブカル的な独自の視点と卑猥なマイクパフォーマンスでごく一部のファンから熱狂的な支持を得ている。ドラムメーカーであるTAMA からは、日本人初となるシグネチャードラムセット発売、シグネチャースネアの予約即完売など、前例のない功績を残した。また、凛として時雨とは別にカオティック・スピードキングという4人組即興ユニットや、ヒップホップ集団・玉筋クールJ 太郎での活動、DJ やコラム連載など、ドラマーとしての可能性を模索し、幅広く精力的な活動を展開している。

[耳マン編集部]